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HE・IS・EI[平成の殺し屋]  作者: リンゴ
第1章 能力者の予兆
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2、仲間

机から身を乗り出して言う。

「お前は俺の宇宙人みたいな顔を見て受け入れてくれた。宇宙人以外で俺を受け入れてくれるのはお前くらいだ」


バーテンは嬉しいですと規定値まで口角を上げる。

「それでは、エイさん。お会計です」




ポケットを探っても財布は見つからなかった。

その時、指先が銃を触った。




そうだ。

このバーテンも殺害対象だった。



エイは払うのがバカバカしくなりバーテンに銃口を向けた。誰も居ないことを再度確認する。


「おやめください。」

至って冷静に彼は返答する。




「心配はいらない。これは一切の音も痛みも出さない極めて倫理的な殺人用銃である。」




銃声も出ずにバーテンの頭部が破裂した。

に、も関わらず、彼はそこに立ち尽くしていた。

まるでまだ生きているかのように。



彼の腹部から声が聞こえた。

「お会計、1790円です」




エイは腰を抜かす。

「お前、宇宙人だったのかよ・・・」

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