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世界観の紹介

 読者様の感想で、登場人物が多すぎてそろそろ誰が誰か分からないとご指摘をいただきましたので、登場人物紹介を『ネタバレなし』と『ネタバレ有り』の二つを作成しました。

 ネタバレ有りは裏設定も含むものなので、何でも許せる方のみお読みくださいませ。

 また、併せて、世界観の紹介も作成しましたので、お時間のある方はお読みくださると嬉しいです。

 近日中にあげますね!と言っておきながら、たいへんおそくなってしまい、申し訳ありませんでした。


クライオス王国

 主人公の出身国。大陸で一番の大国。

 始まりの魔法使い、オーガスト・クライオスが建国した国で、王族はオーガストの直系の子孫。

 四公爵家、十七侯爵家があり、国王の伴侶は原則この二十一家の中から選ばれる。

 四公爵家はクラン家(北)、ルーク家(東)、テンペス家(南)、ダフナ家(西)で、この四家は王家の傍流にあたる。

 クライオスの貴族家は全て、この四家から派生したもの。そのため、必ずどこかの家に属している。

 オーガストが建国した国だけあって、強力な魔導師が多く生まれるが、その優秀な人材は現在、サリンジャ法国に取られている。



サリンジャ法国

 クライオスの隣国。表面的は友好関係を保っている。

 ダフナ領の西部に隣接する。

 この大陸の人口の八割以上が信仰する『ハーヴェー教』の総本山。

 中心は大神殿で代表者は大神官。

 権力分散の名目でクライオス王国から独立した、宗教国家。

 オーガストの生まれた地。

 入殿した人間は、原則、出身国の籍が消され、この国の所属となる。

 光属性の魔導師は、クライオス王族以外は強制的にこの国の人間になる。

 国名の由来は、独立時の大神官『ヨハン・サリンジャ』の名前から。



エルグランド王国

 クライオスの隣国で友好国。農業国家。ダフナ領の南西部に隣接する。

 不作に対する備え等をほとんどせず、困った時はクライオスに支援を要請している。しかし、豊作の時に返礼をすることなく、貰ったものは貰ったままというタカリ国家。クライオスが不作時は、農作物を販売している。

 攻めてくることこそないが、クライオス王国のお荷物となっている。

 


キファク公国

 クライオスの隣国で友好国。国土はクラン領南東部ととルーク領北東部に隣接する。

 領土の25%が魔の森と呼ばれる魔獣が生息する地帯で、森から這い出てきた魔獣に悩まされている。

 エヴァンジェリンの兄、アスランの留学先。アスランはこの国で数多の魔獣を討伐することによって男爵位を得ている。



リグゼット王国

 ダフナ領北西部とサリンジャ法国に接する海洋国家。

 領地や関税でクライオスとサリンジャと揉め、二国を相手取り、戦端を開いた、ちょっと無謀が過ぎた国。

 その結果、歴史に残る大敗を喫した。辛うじて国として存続ができたものの、高額な戦争賠償を始めとした様々なペナルティーを科されている。戦争は百年以上前のことだが、賠償はまだ終わっておらず、不平等条約に悩まされている。

 現在もクライオス王国に王族を人質として差し出している。



ハルペー帝国。

 テンペス領の南部に位置する国。

 クライオスの歴史的敵国。

 ハルペー国民以外は全て悪魔と思っており、他国の人間と婚姻をすることは原則ない。結果、オーガストの血が入ることがなかったため、この国の人間は大陸で唯一、魔法が使えない。国民は皆、黒髪、黒目、褐色の肌を持つ。



エルダード王国(亡国)

 ルーク家に隣接していた小国。

 先代の国王(ジェイドの祖父)の時代に戦争に負けて、クライオスに併呑された。

 現在はルーク領になっている。

 ドーレ辺境伯はこの戦争の立役者で、褒賞として辺境伯から侯爵へと陞爵している。

 





クライオス王国の四公爵家について


クラン公爵家

 北部を治めている。

 筆頭公爵家だったのだが、現在は斜陽傾向にある。

 本来の役割は『調整』だが、現在は王家と貴族の間を調整するだけの力を失っている。

 オーガストの次女が初代の当主。

 王家からの降嫁、王家への嫁入りが歴史上一番多い家で、王家に一番血が近い。

 最近では少子化傾向にあり、分家とも血が遠くなっている。

 王国直轄領を除けば、クライオスで唯一港を持っている。



ルーク公爵家

 西部を治めている。

 先代の当主がたいへんなやり手で、王太后、現在の王妃はルーク家一門の出身。王族の外戚になったことで、現在は公爵家の中では一番の隆盛を誇っている。

(ジェイドの母と祖母はルーク公爵家の出身。)

 本来の役割は『教育』だが、現在は王家を乗っ取らんばかりの勢いになっている。

 オーガストの三男が初代の当主。



テンペス公爵家。

 南部を治めている。

 役割は『記録』で四公爵家の中で唯一、機能している。

 記録するためには公正な第三者の目が必要という家訓のため、ほかの貴族家と争わず、中立の立場を守っている。

 歴史書を記録するのは一人で、テンペス家の直系の子息、または子女が選ばれる。

選ばれた人間は綴手と呼ばれ、中立を守るため、婚姻しない。



ダフナ公爵家

 西部を治めている。

 本来の役割は『神殿の監視』だったが、現在は神殿にすり寄っている。

 サリンジャ法国に自領土を寄進し続けているため、国境がぐちゃぐちゃになっている。

 (虫食い状態で、街道をちょっとそれるだけで国境を何度か越えることになる)

 国からの勧告をのらりくらりと躱している。

現在の当主は四公爵家の中で一番の年配で、クラン家の影の長の教え子。


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