第4回
ーー前回までのあらすじーー
カタツムリの魔物エスカルゴンの「服だけを溶かす粘液」によって全裸にされ苦戦を強いられる勇者カケルは、最終的に灯油をぶっかけてライターで放火する荒技「オイル・ザ・ヘルファイア」でなんとかエスカルゴンを討伐する。
衣服と社会的名声を一度に失いながらもまとまった討伐報酬を得たカケルは武器屋で新品の剣を購入するが、帰りがけに寄った公園のトイレから戻ると、トイレの入り口に置いてあった剣は財布ごと盗まれていた。
一方、ホストクラブで羽目を外しすぎたことで多額の借金を背負うことになったアークウィザードのルセリアは、連帯保証人を探すべく街を徘徊していた矢先、公園のトイレの入口に新品の剣と財布が置かれているのを発見し、迷うことなくリサイクルショップに売り飛ばすのだった。
同じ頃、霊障に悩まされて夜も眠れないデスサタンは、心労からついに幻覚を見るようになり、桃とまちがえて部下の女悪魔の尻をわしづかみにしてしまった結果、セクハラ問題に発展。
慰謝料10万ゴールドを支払い示談が成立したものの、それ以来城内で女性スタッフからゴミのような目で見られているような疑心暗鬼にかられ、たび重なるストレスで円形脱毛症を悪化させてしまうのだった。
風雲急を告げる第5話、物語は急展開をみせる!