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ショートストーリー おじいちゃんの検査入院

作者: 夢前孝行

ぼくの家には八十八才のおじいちゃんがいる。

嫁のお父さんだがぼくの家で余生を送っている。

至って元気だし手に掛かるようなことはない。

自分で出来ることはすべて自分でする。

ただ昔の人間で男子厨房にはいらずで一切料理は出来ない。

そのおじいちゃんが何処も悪くはないのだが一度検査入院をして

健康状態をチェックして貰おうと二日入院することになった。

今は入院と言ってもパジャマや洗面道具、着替えのパンツなど一切いらない。

みんなレンタルで貸してくれる。

身一つで入院すればいいのだ。


おじいちゃんが入院した日に看護師に

「おじいちゃん明日は検査やから朝ご飯食べられないよ」

と絶食を告げられたがおじいちゃんは澄ました顔で

「わしは朝食はパンやからご飯食べられなくても平気や」

と言ったのです。

ぼくと看護師はしばらく固まってしまいました。

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