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女剣士は勇者の告白を受け入れる

 ブレカオ橋を渡り終えたので故郷のジラットンまであと1時間。アタシは許婚

たる彼に、魔王討伐後の告白騒動をどう話そうか悩んでいた。


 アタシの名前はフレイ・シーレリオ。3年前にこの世界に現れた魔王を倒すため、

各国から集められた特化加護持ちの一人。運よく(?)勇者パーティに参加でき、

最終決戦にて勇者の露払いの任を勤め上げた。

 討伐の翌日、色々な後処理のためにやってきた軍隊との打ち合わせを終えた頃、

勇者から呼び出しを受けた。用件は見当がつく。この旅の終盤は魔王軍との戦い

よりそっちの方が強敵だったから。


「フレイさん、あなたを愛しています。婚約を解消して、僕と一緒に暮らして

 ください。」


 予想通りの告白だった。この旅の間、アタシ達は自分についてかなり深いところ

まで話した。暮らしてた街のこと、家族のこと、アタシに許婚がいること、そして

アタシが許婚にある不満をもっていること。

 最初は、旅の序盤で勇者をかばった傷の件で気遣ってくれてると思っていたが、

段々と女の子扱いされていることに気付き、さらに恋愛感情も加わってきていると

なれば年頃の女の子としては悪い気はしない。

まして許婚からはほとんど女の子扱いされていなかったから、アタシの気持ちは

かなり揺れ動いた。


「タークさんが婚約解消のために何か差し出せと言うのであれば、討伐褒賞の全て

 だって構いません。」


勇者の眼差しに、決意のほどが見えた。


「うん、2人でタークに会おう、ちゃんと話そう。」


アタシは勇者を抱きしめてキスをした(生涯3年振り2度目)。

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