第二話 玉座の間にて
私の拙い文章を読んでくれる人がいて嬉しいです。
王宮魔術師団を魔法師団に変更しました
学院長が開けた扉の先には二人の男女がいた。
「よく来たな」
玉座に座る男性がそう言うと、
「もう少し遅くても良かったのに」
と、同じく玉座に座りながら男性に撓垂れ掛かる女性が言った。
「ゲフンゲフン。若い子達の前です。お戯れもその辺にしていただきたい」
学院長がわざと咳き込みつつ呆れた顔をする。
「だそうだ。アレイシア、撓垂れ掛かるのは止めなさい」
「ふふふ。みんな赤くなっちゃって」
男性にそう言われ、女性は撓垂れ掛かるのを止めた。
こちらを見て笑っていたけど。
「それで?ディルク。もう説明はしたのか?」
「まだです。聖王様が説明した方がいいと思いましたので」
「ふむ、そうか。だがディルク。喋り方が硬いぞ。生徒達の前だからってそんな喋り方はしなくていい」
「そうじゃと助かる。堅苦しいのは苦手でのう」
学院長は男性にそう言われいつも通りの喋り方に戻った。
「ディルクが説明をしていないと言うからな、君達四人に説明をするぞ。心の準備はいいか?心して聞け」
男性は俺達を呼び出した理由を一拍開けてから告げた。
「君達にはこれより、我が友とアレイシアの配下の天使と共に終焉魔王を倒すための旅に出てもらう」
それは予想外の一言だった。
その言葉に俺たち四人は驚いてポカンとしている。
「そういえば、自己紹介がまだだったな。我は『聖王』。聖王フェルナンドだ。そしてこちらが、女神アレイシア。我の妻だ」
「女神アレイシアよ」
それについては薄々というか完全に気付いていたけど、その前の言葉の衝撃が抜けきっていない。
「聖王よ。彼等はついさっき言った事に驚いているから、早くその説明をしてやってほしいのじゃが」
「ん?おおそうだったのか!確かにあれだけでは分からんな!」
ガハハハハと聖王様は豪快に笑っているが、学院長はそれを見て苦笑している
「それでは説明をする。よく聞けよ!」
「『結社』については知っているな?まぁ知らなくてもいい。
その結社の使徒、多分四位か五位だな。が、暗黒大陸の中心部にて封印されていた三人の終焉魔王を復活させた。その後の行方は不明で、今何処にいて何をしているのか分からない。
そこで、勇者の子孫である聡、大魔法使いの子孫である千夜、勇者の親友の子孫である浩介、巫女の子孫である夕陽の四人に終焉魔王を倒してもらおうと言う訳だ」
俺達四人は絶句した。自分達の先祖が世界を救ったパーティーのメンバーだったなんて、親に聞かされたことも無かったし、そういう風に言われたことも無かったからだ。
「お、俺達四人が子孫ってそんなことある訳無いじゃないですか!」
気づいたら俺はそう聖王に向かって叫んでいた。
「第一!父さんや母さん、親戚の人達だって誰もそんなこと一言も言ってなかった!」
「それはそうだろうなあ」
聖王は更に驚愕の事実を告げる。
「あいつらはちやほやされるのが好きじゃなくて、この国で戸籍を変えて暮らしたからなあ。まあそれでも、自分の直系の子供には言っていたようだがな。自分達の力については」
「そ、それでも!俺は……そう!勇者だけが使えるっていう救世属性なんて使えない!」
「それはお前がまだ勇者でないからだ。勇者になるには当代の勇者が死ぬか、当代の勇者が執り行う継承の儀を受けるかの二つだけだからな」
「なっ!?」
二の句を告げなかった。そんな馬鹿な!と言おうとしたが、俺の体を流れる血が、細胞の一つ一つがそれこそが事実であるかのように俺の口を閉じさせた。
千夜、浩介、夕陽の三人はようやく硬直が解けたのか、俺と同じような事を聖王に言っていたが、同じような答えを返されていた
「突然こんな事言われて驚くな、と言うのは無理だって分かってるが、事実なんだからしょうがないだろ?認めろ」
認めたくない気持ちで学院長に縋るような視線を送るが、
「四人ともこれは嘘ではなく、紛れもない事実なのじゃ」
と困ったように言われてしまった。
「さてと、一先ず事情は理解したな?」
「はい」
千夜が代表して答える。
「先ほど言った通りお前達だけで行かせるつもりはない。」
「聖王様のお友達とアレイシア様の配下の天使……でしたよね?」
「うむ。その通りだ。セバスチャン!」
「はっ!」
燕尾服を着た老人がどこからともなく現れる。
「二人を呼んでこい!」
「はっ。少々お待ちくださいませ。」
そう言うとその二人を呼びに走っていった。
「それにしてもディルクが学院長か。感慨深いなあ」
「あの小さかった子が今ではこんなに立派になりましたからね」
「ふむ。そんなにですか?」
「そんなにだよ」
俺たちをおいて、聖王様とアレイシア様、学院長は談笑している。
「初めてお前が親に連れられてここで謁見した時は凄い固まってて、笑った記憶があるぞ」
「確かに笑われましたな。あの時は何で笑っているのか分かりませんでしたが、なるほど。そういう事ですか」
「確か、学院に入った頃からですか?才覚を現し始めたのは?」
「才覚と言っていいかは分からぬが、大体その頃じゃのう」
「学院でも上位に入る実力者を、入学して僅か一ヶ月しか経たない奴が倒したと聞いた時は耳を疑ったよ」
「それで周りから天才、天才と言われて、先輩方が決闘を申し込んでくる頻度が多くなり大変じゃった」
「それも聞いています。全員返り討ちにしたとか。入学して半年で学院最強にまで登り詰めてましたものね」
「そんなお前が学院を卒業するとき、何処に行くのか気になったがな、まさか魔法師団とは」
「かなり妥当だと思うのじゃが?」
「見聞を広める旅にでも出るんじゃないか?って思ってたものだから、魔法師団って聞いて驚いたのよ」
「なんじゃ、そうじゃったのか。まあ旅に出るのもいいかもと思った事もあるが、それはそれで面倒臭いと思ってのう。結局は魔法師団に入団する事にしたんじゃよ」
「そして、実力主義の魔法師団でもすぐに副団長の座まで登り詰めたじゃないか」
「当時の団長は強くてのう。全然勝てなくて夜は枕を濡らしたものじゃ。団長が歳で退団するまで一度も勝てなかったからのう。勝ち逃げされたわい」
学院長がその時のことを思い出したのか悔しそうにしている。
「団長になってからも色々あったな」
「ありましたねえ」
「あったのう」
笑いながら聖王は言った。
「あの時はびっくりじゃったよ。退団して学院長してた所に、力を貸してください!って今の団長が駆け込んできたのじゃから」
「魔法師団と騎士団が合同でことに当たった、『邪竜』ファフニール討伐戦」
「討伐戦が終わった頃には、当時の魔法師団も騎士団も半壊しちゃってたからのう」
「半壊の原因はファフニールの終焉の息吹か。あれはありえんかった。全属性防御魔法を使ってようやく防げたのじゃから」
「それからだな。ディルクが『生きる伝説』なんて呼ばれ始めたのは」
「今は慣れたが、最初の頃は恥ずかしかったのう」
遠くから走る音が聞こえる。扉を開けて先程出ていったセバスチャンが入ってきた。
「聖王様。ただいま呼んで参りました」
「ふむ。こいつらですか?旅の仲間とやらは」
「あら?あれは確か……」
と言いながら、セバスチャンに連れられて男性と女性が入ってきた。聖王様は二人を順に紹介する。
「二人を紹介しよう。男性の方は我の友である『剣帝』アイテル・シューベルト。
女性の方は癒しを司る大天使のラファエルだ。ラファエルに関しては学院の保健医として配属されているから知ってるだろう」
その横からアレイシア様が、
「旅の途中はこの二人に色々と教えて貰ってね♪」
とウィンクをしながら言ってきた。
「聖王様」
「アイテル?どうしたのだ?」
「この四人の実力がどれほどのものなのか、ここで確かめても宜しいですか?」
「お互いを知る良い機会だ。許可する」
俺達を他所に話が進む。
「聖王よりご紹介に与った『剣帝』アイテル・シューベルトだ。君達には手合わせを願いたい。勿論、私は一人だ。ラファエルは手を出さない。君達四人……一斉にかかってきなさい」
「四人で、ですか?」
「そう、四人でだ。大丈夫。少なくとも今の君たちよりは強い」
その物言いに少々カチンと来た俺たちは誰からともなく頷き、距離をとった。
「貫け!」
ドウッドウッ
瞬時に二丁の魔導銃を抜いた夕陽がアイテルに向けて撃った。
(集中しろ)
俺は夕陽が魔導銃を撃つ直前から足裏と剣先に魔力を集中させていた。
(剣先に集中させる魔力は雷属性。足裏は風属性だ!もっともっともっと!)
今からしようとしているのは、聖王流剣術の中でも一番最初に習う技であり、技量が最も現れる技。
俺は体に若干捻りを加えながら深く沈みこませる。
夜空を翔ける一条の流れ星のように。
(聖王流初の型!)
雨の中地上に落ちる一条の雷のように!
「星雷一条!」
一歩踏み出すと同時に、足裏の魔力を解放。地面が爆ぜ、甲高い風切り音を生み出しながらアイテルへと突撃する!
「うおぉぉぉぉぉ!」
(私は私に出来ることを!)
聡が星雷一条を発動しアイテルに突撃するのを横目に見ながら、
「 "周囲付与・全能力上昇„!」
"周囲付与„は自分の半径30m以内にいる対象者に一時的な能力の強化と耐性の付与を行う魔術。
回復、支援を担当する千夜が皆の役に立ちたい一心で覚えた魔術である。
(お願い!)
「こんなものか……”円形魔力障壁„」
自分に向かって飛んでくる魔弾を手で掴み、聡の星雷一条を即座に生み出した"円形魔力障壁„で受け止める。
「なっ!?」
「聡君。君の星雷一条だがな、溜めが長い。長すぎるんだ。師範代にしてはいい線いってとは思う。
だがな?それはいい線いってると言うだけで、俺に届くか?と言われたら答えは否だ」
「そっ、そんなこと!」
「ないと言えるのか?」
「…………ッ……!」
「言えないだろう?それに惣一さんの動きはもっと洗練されている」
(聡の星雷一条をただの"円形魔力障壁„で止めるなんてな)
浩介は『剣帝』と言われても半信半疑だったが、名前を騙る偽物ではなく、間違いなく本物なのだと思い始めた。
自分の大剣に焔をまとわりつかせる。
(千夜の付与も来てる。これで!)
大剣がまとっている焔の色が赤から青へと変わる。
「受けてみろ!」
そう言いながらアイテルへと走りより、振りかぶった剣を叩きつける。
「蒼炎の斬撃!」
(……ありえない)
夕陽は二発の魔弾をガントレットを着けてるとはいえ、素手で掴み取った挙句、聡の星雷一条を止めたアイテルに驚きを隠せないでいた。
(この人は……学園の実習で戦った皆よりも……強い……ッ!)
普段はほのぼのとしている夕陽だが、戦闘になると人一倍冷静になるため、この状況がとんでもなく悪いことに気がついていた。
(どうする?……付与が来てるけど……このままじゃ絶対に勝てない……あれをやってみよう)
アイテルに向けている二丁の銃口から2、3cm離れた所に魔法陣が出来上がる。それも二重、三重、四重……
(四重が……今の私の限界。でも……この一撃で流れを……変えるッ!)
魔法陣に周囲から可視化された魔力の光が集まる。その光は徐々に大きくなり、
「"断罪の光弾„!」
光が二条、アイテルに向けて突き進む。
(ふむ。厄介だな、聖王流二の型)
「千鳥!」
"円形魔力盾„を解き、聡に向けて神速の三連撃を叩き込む。
左腰の鞘に入れていた剣をそのまま右に斬りあげ、その後に十字に斬る。最後の薙ぎ払いで聡を大きく吹き飛ばした。
左斜め前から迫り来る二条の光を刀身を魔力で覆った剣で割き、自身の右側から迫る浩介の蒼炎の斬撃を、
「紫電一閃!」
刀身を覆う魔力をそのまま雷光へと変換して蒼炎を纏った浩介の剣に叩きつけ、鍔迫り合いへと持ち込む。
「ぐッ……このッ!」
「そのまま吹っ飛べ」
「がァァァ!」
アイテルに力負けした浩介は聡と同じように大きく吹き飛ばされた。
「君達には詫びないといけないな!ただの学生だと思っていたが、評価を改めよう!だから、少し本気を出させてもらう!」
アイテルの雰囲気が変わる。
(空気が……変わった?これはマズイ!)
「千夜!」
「"ダブルヒール„!」
聡と浩介の足下に魔術陣が現れ、アイテルの斬撃や吹き飛ばされた時に付いた傷が癒える。
「浩介!足止めできる?!」
「ああ!"ヴォルテックスファイヤー„!」
夕陽の問の答えを浩介は魔術で返した。
アイテルの周りを炎が二重螺旋をえがきながら渦を巻いている。
「一斉に魔術を!」
「浩介!」
「聡!」
「「ライトバースト!」」
「……ウインドボム」
「アクアカノン!」
聡と浩介が光を伴う魔力の爆発を起こし、夕陽が渦周辺の空気を圧縮・解放による爆発を起こす。そこへ千夜が水の砲弾を撃ち込む。水と炎が触れたことで水蒸気が発生し、アイテルの姿が見えなくなる。
「やったのか!?」
「いいや。届かなったよ」
水蒸気が声がした所から吹く風により拡散、アイテルの姿が見えた。その無傷の姿が。
「ほお。彼等は凄いな!ディルク」
「そうじゃのう。個々としての実力はまだまだじゃが、足りない部分を四人でカバーしておる」
聖王と学院長はアイテルと戦闘を行っている四人を見て褒めていた。
「やっぱり成績は優秀なのか?」
「うむ。儂が学院長になってから戦闘実習に追加したチーム戦に関しては学内屈指の実力を誇っておるし、ペーパーテストもそれなりに優秀じゃ」
「ほお」
「個々としての実力は先ほど申した通りまだまだじゃがな」
「伸びしろがあっていいなあ。それにしても……」
「ん?聖王様?どうしたのじゃ?」
「断絶空間内とはいえな、一応ここは玉座の間だぞ?それなのにあんなに遠慮なくやって 」
戦闘が始まった直後に学院長は断絶空間を発動したため、玉座の間自体には被害が出ていなかった。
とはいえ、聖王から文句が出るのも仕方ないと言えば仕方ない。
「断絶空間内じゃからじゃろ。その中であればこっちに影響ないから思う存分やっていいと教えとるからの。まぁそれに気づいているかは分からんが」
「ディルク、お前って奴は」
「さっきから口調が崩れとるぞ?あの子達が見てないからってそれはどうかと思うのじゃが」
「良いんだよ。こっちの方が楽だからな」
二人は未だに戦闘を続ける五人に目を向けた。
(連携は……まあ学生にしてはそこそこか。それにしても今のは少し危なかったな)
アイテルはライトバーストの爆発の際に起きる光に紛れるようにして、自分を起点に四方魔力障壁を発動し全てを防いでいた。
アイテルは笑みを浮かべながら空中に幾つもの魔術陣を展開する。
「“フレイムカノン„」
展開された魔術陣から数多の炎の砲弾が聡達に向けて発射される。
「クソつ!数が多いッ!」
そう思っている間にも炎の砲弾が近づいてくる。
(迷ってる暇はない!聖王流四の型!)
「絶壁防刃!」
この剣技は自分の半径3m以内に侵入してきた魔法や矢等を即座に斬り捨てる技で聡は自分に近づく砲弾を全て斬り裂いた。
「皆はッ!」
千夜はアイテルと同じように空中へと魔術陣を展開する。
「”アクアジャベリン„」
魔術陣から撃ち出された、水槍が炎の砲弾に空中で次々とぶつかり相殺していく。
浩介は迫り来る砲弾を前にして、その手に大剣を持ちながら右肩に担ぐような構えを取る。
「ふぅ……裂空波!」
大剣を魔力で覆ってから地面に叩きつけるような斬撃を放ち、空を斬る。
そうして放たれた魔力の乗った波が鋭い斬撃波となり、炎の砲弾を全て斬り裂いた。
(四発使ったから……残り四発。リロードする時間はない……なら)
銃身の先に魔術陣が浮かび上がる。
「”拡散する光弾„」
夕陽はさっきと同じように魔弾を媒介にして魔術を放つ。
撃ち出された魔弾は、幾すじもの光となりて全ての砲弾を迎撃する。
(それぞれがそれぞれの方法で防いだか)
アイテルの目には炎の砲弾を全て防いでだ四人が映っている。
「デュランダル。逆刃刀に」
アイテルの持つ剣はその姿を逆刃刀へと変化させた。
刀を鞘に収め腰を落として抜刀の構えを取る。
それを見た四人は何となくマズいと思った。
あれを使われたら、一瞬で終わると。
故に、
「やらせるか!星雷一条!」
「チャージスラッシュ!」
「”全体付与・防御力上昇„ 」
「”断罪の光弾„」
アイテルは自身に迫る全てを
「極閃」
斬り裂いた。
――――――――――――――――――――――――
「“全体完全回復„」
最上級回復魔術を気を失っている聡、浩介、千夜、夕陽の四人にかけたラファエルはため息を吐いた。
「アレイシア様、終わりました」
「そう。ご苦労さま」
「いえ。……それで、アイテルは?」
「あそこよ」
ラファエルはアレイシアが指さした先を目で追うと、そこには学院長と聖王に説教されているアイテルがいた。
「……」
「まぁあれよ。極閃は流石にやりすぎって事ね」
「はぁ」
「ラファエルの恋は応援してるから」
「……」
「そんな恨ましげな目で見ないで……そろそろ四人とも目が覚めるでしょう?あそこの三人に行ってきなさい」
「分かりました」
説教をしている聖王と学院長。そして、説教を受けているアイテルに声をかけているラファエルを見ながら、
「二万年前と同じような胸騒ぎがするわね。……あれが目覚めるとしたら……近いうちに彼らに聞こうかしら」
と、そっと呟いたのだった。
――――――――――――――――――――――――
目覚めて起き上がった聡達は傷を癒してくれたラファエルに感謝の言葉を告げたあと、聖王と学院長に睨まれているアイテルから謝罪された。
そして、
「それでは改めて言うぞ。聡、千夜、浩介、夕陽よ」
「「「「はい!」」」」
「これより、アイテルとラファエルと共に旅をし、バラバラに行動している終焉魔王を見つけ出して倒して参れ!」
「「「「分かりました!」」」」
第三話は二週間後に挙げます。
急展開かもと思いましたが、今の私にはこれが限界なので、温かく見守っててください。
誤字脱字等ございましたら教えていただけると幸いです。
捕捉
魔法師団
初代師団長以下数名が魔法を使えたため名称は魔術師団ではなく魔法師団になった。