夢の国に平穏のあらん事を。
この物語の主人公の名は根無昭(ねむあきら)である。今はまだ、どこにでもいる普通の高校三年生だ。代わり映えはしないものの静かで平和な日常を過ごし、成績が思うように伸びないことにあくせくし、将来はどうでもよくなる小さなことで日夜悩み、そして、多少人生を悟った気になっている、本当にただの高校三年生だ。しかし、人生の転機というものがいつ訪れるのかは誰にも判らない。判らないからこそ「機会が転ずる」と書いて「転機」なのだろう。彼の場合、今日この日こそが人生最大の転機となる。もっと正確に言うならば、転機は2016年4月14日の午後9時26分に訪れる。
この物語の主人公の名は根無昭である。この時の彼はまだ、熊本県熊本市に住んでいるだけの、どこにでもいる普通の高校三年生であった。
*この作品はH.P.Lovecraft氏の考案したクトゥルー神話大系及びドリーム・ランドを原案としておりますが、この作品はH.P.Lovecraft氏及び他の作家によって形成された作品大系と世界を共通しておりません。飽くまでそれらの作品と似通った世界を舞台としており、本来ならばいわゆる「キャラ崩壊」や「世界観の崩壊」と取られるような表現は原案となった作品群とは全くの無関係です。
この物語の主人公の名は根無昭である。この時の彼はまだ、熊本県熊本市に住んでいるだけの、どこにでもいる普通の高校三年生であった。
*この作品はH.P.Lovecraft氏の考案したクトゥルー神話大系及びドリーム・ランドを原案としておりますが、この作品はH.P.Lovecraft氏及び他の作家によって形成された作品大系と世界を共通しておりません。飽くまでそれらの作品と似通った世界を舞台としており、本来ならばいわゆる「キャラ崩壊」や「世界観の崩壊」と取られるような表現は原案となった作品群とは全くの無関係です。
第一章-第一話:今日も今日とて、少年は家を出る
2016/12/12 10:47
(改)