登場人物1《ネタばれ注意》
物語の核心に触れないようにはしてますが一応ネタバレ注意でお願いします
フルストゥル・ベルバニア
亡国レウデールの流れを汲む地方貴族ベルバニア伯爵家の末子で王立学院の生徒
外見は肩まで伸びた青いふわふわの髪と、母親に似た長いまつげとやや釣り気味のアイオライトのような青い瞳とハの字眉毛が印象的な読書が好きな小柄な少女
性格は内向的で人見知りでやや自己評価が低めなのにどこか他人に関して寛大な所がある
よくぼんやりとしているように見えるが……本当にぼんやりしているだけだったりする。
ニィリエ・ハイルガーデン
キャシャラト第一王女アインの秘書兼護衛 魔女の血をひくハイルガーデン男爵家長男
茶色い髪に右目の眼帯、深い青の瞳をしたすらっとした体躯の青年
性格は大らかで自己肯定感もあるが他人対しても肯定的
基本的なことは何でもできる上に気遣いもできるいろんな意味で大人の男性
レヴィエ・ブランデンブルグ
新興貴族ブランデンブルク侯爵家長男 フルストゥルの婚約者
金色の髪に赤い瞳、端正な顔立ちに筋肉質な体躯をしていて女生徒から人気がある
炎系攻撃魔法や剣術を得意としていることから炎薔薇の貴公子とも呼ばれている。
フルストゥルのことを見下している上に傲慢にふるまっている やや女性軽視な面が目立つ
《王立学院》
国一番の教育機関、多岐にわたる専門分野が学べる国一番の学院であり、この学院の生徒であること自体名誉である。
《生徒》
シャルロット・ロゼットロア
由緒正しき名家ロゼットロア公爵令嬢 フルストゥルの数少ない友人。
つややかな茶色の髪に、ピンクトパーズのような色の大きく愛らしい瞳をしている。
成績優秀、容姿端麗だがやや腹黒いところもあるもののフルストゥル曰く「そこがいい、それでいい」とのこと。
どこか抜けてるフルストゥルのことを心配しつつ世話を焼いている
ギャラハッド殿下
通称ギャラン
キャシャラト王太子、明るく優しい高貴なのに親しみやすい完璧な王子様、フルストゥル曰く「神の作品」と言われるくらいに は端正な顔立ちをしている。
フルストゥルの隣の席で度々授業で詰んでいるところを助けてくれる救世主。
飄々としていてつかみどころがないのは多分父親似
レベッカ・ガリアーノ
騎士と錬金術師の血をひくガリアーノ伯爵令嬢、とある課題を手伝ったことからフルストゥルと友人になる。
腰まで伸びた黒のストレートヘアに凛とした若草色の瞳をしている
優しく上品で下級生からお姉さまと慕われることもしばしば
その麗しい容姿からは想像できないほどの剣術の才がある。
バーナード・フィリップス
鍛冶職人から身を立てた騎士系の新興派貴族、フィリップス辺境伯子息
ダンスの授業でペアを組んだことから交流が盛んになる
髪色は茶色で目は琥珀 日々鍛えているため筋肉質な体をしている
性格は生真面目が過ぎるほど真面目で騎士道を重んじている。
マリアン・オルドリン
新興貴族オルドリン子爵家の令嬢、ピンクの三つ編みのを編み込んだ髪型をした
エメラルドグリーンの瞳をした少女
元々フルストゥルに喧嘩を売った張本人だが紆余曲折を経て良き先輩となる
強気でやや言葉が強いものの面倒見がいい
ヴィクトル・ロゼットロア
シャルロットの兄 ロゼットロア次期公爵 茶髪にバラ色の瞳をしている美少年
口数が少なくまた美貌のせいか怖がられているものの本人にその自覚は無い
兄妹仲は良くよく学院内でもシャルロットとよく話している
遠巻きに見られているが女生徒に人気がある
ラグ・クレスト
学校外で出会った褐色に緑の目をした大人しい獣人の少女、兄はペルシュワール法律事務所に勤めている。
薬草や植物に興味がある。
ジョシュア・ノルドハイム
ノルドハイム伯爵子息
やや思い込みが強く、情に厚いものの身内に危害を加えたものに容赦なく敵意を露にしてしまう性格
一応学院の生徒だがフルストゥルとは学院内であまり面識がない
《教師》
マオ・オズタニア
フルストゥル・シャルロット・レベッカ・バーナード・ギャランの担任
専攻科目は生物 黒髪黒目のやや強面の男性
口数が少ないうえ表情も険しい為怖い印象を与えがちだが生徒思いのいい先生
チェルシーとシャルルと仲がよくよく三人で行動している
チェルシー・アーベントハーツ
王立学院の教師、主にマナーや外交地理を担当する 黒と紫の変わった髪色をしている
一人称がころころ変わる上性別不詳な雰囲気だが性別は男性でシャルルとは双子
大らかで融通が利く性格で生徒から人気がある
マオとシャルルとは三人でよく行動している
シャルル・アーベントハーツ
王立学院の教師、主に魔術と歴史を担当する 黒と紫の変わった髪色をしている
一人称がころころ変わる上性別不詳な雰囲気だが性別は女性でチェルシーとは双子
生徒をよくかわいがり親身になってくれる為よく生徒からも慕われている
マオとチェルシーとは三人でよく行動している上、マオにはよく飛びついている
クリスティーナ・ヘインズ
フルストゥルの一年次の担任 人見知りで周囲に溶け込めない彼女を心配していた
マオ同様生徒思いで柔らかい性格、今も担任ではなくなったがフルストゥルのことをきにかけてくれる良き教師
《アーレンスマイヤのタウンハウスの人々》
フルストゥルの下宿先、母の弟であるヴォルフラムが住む、学院近くのタウンハウス
ヴォルフラム・アーレンスマイヤ
アーレンスマイヤ伯爵、フルストゥルの伯父で下宿先の保護者かわりをしている心優しい人物
宝飾店オルテンシアのオーナーであり自身も優れた鑑識眼と加工技術をもつ職人
姉ティルディア同様、プラチナブロンドにアメジストのような瞳の端正な顔立ちをしている。
リノン・アイヒェル
ダークグリーンの三つ編みの髪とアイスブルーの瞳をした女性
フルストゥル付きの侍女で彼女が幼いころから成長を見守り続けた第二の母のような人物
絶対的にフルストゥルの味方で彼女がフルストゥルを傷つけることは絶対にない。
オルハ・アクイラ
褐色に銀眼、ふんわりとした金髪をした青年であり、フルストゥルの従者だが
昔から仕えているためややフランクな関係性である、昔から父親にいろいろ仕込まれていたせいか武芸の才に
かなり恵まれており騎士団からスカウトをうけるほど
のんびりおおらかとした性格だがリノン同様絶対的なフルストゥルの味方
エマ・アクイラ
褐色に銀眼、ふんわりとした金髪をサイドに束ねている侍女
オルハの姉、元々本邸務めだったが人手が充実してきたことと、本人の希望で首都へ来た。
フルストゥルに対しては甘く優しいが弟であるオルハには身内だからかやや傍若無人
愛らしい見た目だが国の騎士団にスカウトされるほどの武芸の才がある
ウォーレン・バルツァー
ヴォルフラムの専属執事であり、タウンハウスの実質の主
ヴォルフラムのことも主人として大切に思い忠実に使えているがフルストゥルにも誠心誠意仕えてくれる忠義もの
知識が豊富で達観しているためよくアドバイスを求められることもしばしばあるが最終的に「流石ウォーレンさん」で終わることが多い
ファラン・セニエス
ヴォルフラムの乳母であり、タウンハウスの家事 主に炊事を担っている心優しき人物
かつてはアーレンスマイヤ本邸に勤めていたことからかなりの料理の腕を誇り簡単に手の込んだものを作ってくれる
ちなみにタウンハウスに住む全員の好みを把握している。
エフレム・カニャーク
とある事情でヴォルフラムの元で働くことになった。ブランデンブルグ家令ジョエルの孫娘
オレンジ色のポニーテールにリンゴのような赤い目をした少女、魔道具職人志望で今はオルテンシアで修行中
性格は真面目で実直で腰が低い、自分を首都に連れ出してくれるきっかけを作ってくれたフルストゥルに感謝し忠誠に近いものを抱いている
《ベルバニア伯爵家》
キャシャラト西方の領地であり亡国レウデールを治めている古株の地方貴族、王室派
王室や周囲の評判がよく統治能力を王家に買われてる
チェーザレ・ベルバニア
現ベルバニア伯爵 青髪青目に、右目の傷が特徴的なフルストゥルの父親
口数が少なく、内向的だがフルストゥルのよき理解者であり父
基本的にあまり怒ることは無いが 凍魔と呼ばれるほどの氷魔術と剣魔と呼ばれるほどの剣技の腕をもつ
領民に信仰レベルで慕われている
ティルディア・ベルバニア
旧姓・アーレンスマイヤ フルストゥルの母でヴォルフラムの姉 プラチナブロンドにアメジストのような瞳をした
社交界の華、通称アメジストの華と呼ばれている フルストゥルを次期侯爵夫人として立派に育てるために厳しくしつけたことと、ティルディアの社交的で明るくすこし強引な所とフルストゥルの性格が反対な為怒ってしまうことが多く、フルストゥルにはやや怖がられている
ジィド・ベルバニア
フルストゥルの一つ違いの兄、青い髪と青紫の瞳をしている快活で裏表のないさっぱりとした性格をしているが剣技の才能と
領地運営に必要な能力全般に優れている 性格と相まって使用人、領民に慕われている
騎士養成学校に通いながら、祖父と父から後継者教育を受けている
レヴィエとは顔見知り、フルストゥルとは冗談を言い合う程度には仲がいい
ジルベール・ベルバニア
フルストゥルの父方の祖父、領地であるヴィオルに隠居しているが 今もなお領民から慕われている良き領主
孫であり、芸術に関心のあるフルストゥルを可愛がる一方で、とあることをきっかけにティルディアを軽蔑している
アルマ・アクイラ
チェーザレの側近
エマ・オルハの父親、二人同様に褐色に金髪に銀色の目をした顔に沢山ある怪我が印象に残る男性
喋り方はオルハ同様のんびりしているが領主一家に硬い忠誠を誓っている
かつてその武芸の才からいろんな貴族にスカウトされたことがあるらしい
ジゼル・コルディーニ
ベルバニア伯爵家本邸に勤める庭師兼植物研究家
ブルーベリー色の目と髪の色をしたおっとりのんびりとした口調が特徴的な女性
旧レウデールの植物を研究している
マークス・ロンゲン
ベルバニア伯爵家所属の馬の世話人、初老でやや涙もろい
厩舎の馬はすべて彼に懐いている
使用人としては古参でよく他の使用人に相談されることもしばしば
ツィリアーデ・ディルフィニウム
旧姓ベルバニア 現ディルフィニウム侯爵夫人
フルストゥルの10離れた姉、母親同様プラチナブロンドにアメジストの瞳をした
圧倒的美女、アメジストの君ともよばれている おっとりとした口調だが人を見る目はある
年が離れているのと、厳しく育てられていたフルストゥルには甘い
ロクサリーヌ・ユスーポフ
旧姓ベルバニア 現ユスーポフ子爵夫人
チェーザレの双子の妹にして国立大図書館の司書の一人 チェーザレ同様青い髪と青い瞳をした
穏やかな女性、かつてブランデンブルグとなにかかかわりがあったらしい