温かい家族
早朝、私は隣で眠る赤ちゃんを見ていた。
本当に可愛くてたまらなかった。
そして、ものすごい勢いでドアが開き、人がやって来た。
赤ちゃんは気にならないのかすやすや寝ている。
そしてやってきたのは、なんと、カイル様だった。
「ルーナ!大丈夫か!?子ができたと…!?」
カイル様は隣で寝ている赤ちゃんを見て益々驚いていた。
「産まれたのか!?」
「はい、夕べ産まれました。元気な男の子です。」
カイル様は、寝たままの私の手を握ってくれた。
「一人で頑張ってくれたのか。」
「はい、でも邸の皆様が献身的にみて下さいました。…カイル様、おかえりなさいませ。」
「ああ、ただいま。」
「私も赤ちゃんも待っていました。会いたかったです。」
寝たままの私を、優しく抱きしめてくれた。
カイル様は手を洗って来る。といい手を洗いに行った。
どうやら、赤ちゃんに触れてみたいが綺麗にしたいらしい。
そして、そっと赤ちゃんの小さな手に触れていた。
赤ちゃんは、カイル様の指を握るようにつかんでいた。
「可愛いな…」
「はい、とっても可愛いです。」
家族が出来たことが嬉しく、今この時三人でいられることに温かいものを感じ、涙を流していた。
一年後、カイル様は子供のクロムを抱っこして私と庭を散歩していた。
「クロムはカイル様に似てますね。」
「そうか、ルーナに似てないか?」
「カイル様がクロムに買ってきた狼のぬいぐるみはお気に入りのようですから、私と一緒ですね。」
たわいない会話をしながら、クロムはカイル様の抱っこがお気に入りなのか、ご機嫌で、何かを言っている。
カイル様のクロムを見る目は優しく微笑ましさを感じてしまう。
そして、私はこの邸で温かな家族と過ごし、幸せを噛み締めていた。
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誤字脱字を修正しました。
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1/1からその後をの投稿始めました。
題名/王太子は公爵騎士様の娘を溺愛したい。です。
ぜひよろしくお願いいたします(*´∀`)ノ