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私の勘がそう告げています!

シャロン様は敵というやつでしょうか。

絶対カイル様が好きだと思う。

私の勘がそう告げています。


「ルーナ、聞いているのか?」

「はい、私にも勘はあります。」

「何を言っているんだ。」

「何の話でしょうね。」


カイル様は私の持っている紙袋を、ヒョイと持ち何を買ったのか聞いているんだ。と言っていたらしい。


「中身は秘密です。」


そうだ。

私は料理長さんとシャンパンゼリーを作るのでした。


「カイル様、私お約束があります。邸に帰りましょう。」

「出掛けないか?」

「…一緒に出掛けたいですけど、料理長さんとお菓子を作る約束をしてしまいました。」

「なら、後で邸の庭を散歩するか?」

「はい、絶対ですよ。」


カイル様と二人で手を繋ぎ帰り道を歩いて帰った。


私の歩幅に合わせてくれるから、ゆっくり帰った。


邸につくとシャロン様が出迎えていた。


「お帰りなさいませ。」


何故シャロン様が出迎えるのですか!


「今日はもう休みなのだから、部屋で休んでいて、いいのだぞ。」

「いえ、邸の旦那様ですので。」


淡々と言わないで下さい!

私の旦那様です!

まあ、確かにカイル様は邸の旦那様ですけれど!

間違いはありませんけど!


厨房に行くも、ずっとモヤモヤしていた。

何かをされたわけではないけど、何だか嫌だった。


料理長さんに教えてもらいながら、ゼリーを作ると、カイル様は待ちきれないのか、厨房にやって来た。


「まだ終わらないのか?」

「もう少しですよ。」


フルーツも飾り、後は冷やすだけです。


カイル様を厨房に入れないように押しだそうとしたがカイル様は大きくて私の力ではびくともしなかった。


その様子を厨房にいた使用人の方々はにこやかに見ていた。




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