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神子の奴隷  作者: くろぬこ
第5章 中級者迷宮攻略<ラウネがいっぱい編>

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天井の青ラウネ

 

「……ッ!」


 不意に目が覚める。

 布団を跳ねのけて上体を起こし、身構えながら周りを見渡した。

 どうやら、アイネスの襲撃ではないようだ。


 首を傾げながら視線を動かせば窓が開いており、日が昇りかけていた。

 まだ起きるには早いと思って、布団をかぶり直す。


 あれ?

 ちょっと待てよ……。

 誰が窓を開けた?


 寝直そうと仰向けになると、自然と視線が天井に向く。

 昨日の夜は、確かに閉じていた天井の1マスが開いていた。


 暗闇から覗く、2つの金色の眼。

 三日月のような白い歯を見せると、奴が飛び降りてきた。

 親方、空からエルレイナが!

 

「あいあいあー!」

 

 「貴様のような甲斐性無しは、コイツと一緒にトイレへ流してやるわー!」とでも言ってるのか、青ラウネを両手で握りしめ、野獣姫が勢いそのままに俺へ突っ込んでくる。

 身の危険を感じて布団を巻き込むように、条件反射で横へ避けた俺を褒めてやりたい。

 当然ながら、青ラウネに身体が浮くような飛行能力はなく、鈍い音と共にエルレイナが布団の上に落ちてきた。


 あぶなかった。

 あそこに俺がいたら、今頃はどうなっていたか……。

 しかし、奴の襲撃はそれで終わらなかった。

 

「かいしょうなし! かいしょうなし! あいあいあー!」

 

 なぜか嬉しそうな表情で、青ラウネを俺に向かって投げつける野獣姫。

 甘いな!

 布団を巻き込んでミノムシ状態になった俺に、ラウネ攻撃は効か……は、走って来た!?

 

「あいあいあー! あいあいあー!」

「いだっ!」

 

 エルレイナが俺を踏み付けて、そのまま窓に駆け寄った。

 窓枠に手を置いて、楽しそうにピョンピョンと飛び跳ねる。

 

「サリィ! サリィ! あいあいあー!」

 

 「師匠、まだかなー?」とでも言ってるのか、窓から身を乗り出すようにして、裏庭へ視線を動かすエルレイナ。

 ミノムシ状態から外に出ると、畳の上に転がる青ラウネを拾う。


『ハヤト様。レイナがこちらに、あ! やっぱり……』

 

 天井穴から覗き込むようにして、アクゥアが顔を出す。

 

『レイナ、そろそろ準備をしておきなさい。もうすぐ、サリッシュさんが来ますよ』

『はい、お姉様!』


 『サリッシュ』という言葉に反応したのか、エルレイナが勢いよく振り返る。

 アクゥアの顔が引っ込むと、エルレイナが嬉しそうな表情で壁に向かって走り出す。

 いつものように壁を三角蹴りして、野獣姫が天井裏に吸い込まれていった。

 その後におそらくアクゥアだと思われるが、天井穴が閉じられる。


「はぁー。ひどい朝だな……」


 まるで嵐が過ぎ去ったかのようだ。

 朝早くから野獣姫に叩き起こされて、完全に目が覚めてしまった。

 仕方がないので、青ラウネを持ってトイレに向かう。

 トイレの扉を開けて中を見ると、予想どおり青ラウネの数が1つ減っていた。


 しかも、昨日俺が移動させたはずの青ラウネ達の視線が、扉の方向に向き直っている。

 こっちの住人からすれば、当たり前の光景なのかもしれんが、どうにも俺には周りから見られてるように感じて落ち着かない。

 青ラウネを置くと、ついでに用を足す。

 

 仄かにだが、鼻に爽やかな匂いが入る。

 青ラウネの癖に素敵な匂いを放ちやがって、生意気な奴め。

 半笑いの顔がドヤ顔に見えて腹が立ったので、全部の青ラウネの視線を壁へ向くように直しておいた。

 その際に、手に葉っぱのひんやりとした肌触りを感じる。


「実が消臭効果がある上に、葉っぱがウェットティッシュ代わりになるとか、ホントよくできてるよなー」


 初めてデリケートゾーンに青ラウネの葉を使った時に、初ウォシュレットを使った時みたいに「オッフ……」と、思わず変な声が出てしまったのは仕方がない。

 何というか、葉っぱで拭くというのも初体験だが、若干ザラつきのあるウェットティッシュを使った不思議な感覚がした。

 今は慣れてきたから、そこまで気にはならなくなったけど。

 

 青ラウネはラウネの中でも一番葉の数が多く、水洗いすれば葉っぱに水分が含まれてウェットティッシュ代わりになるということで、平民達には愛用されてるみたいだな。

 ロリン家でも、便所用の壺を閉める蓋の上に、必ず青ラウネが載せられているらしい。

 迷宮から捕まえてきた物がすぐトイレ用品になるのだから、格安で手に入る青ラウネを、平民達が喜んで購入したがるのも分かる気がする。

 今は貴族じゃなく、平民の探索者として扱えとアイネス達にも言ってしまってるので、ここで俺が我儘を言うのは駄目だろう。

 異世界は手で拭けとか言われたら戸惑うが、この程度ならなんとか我慢できる範囲だ。

 

「ふぅ……」

 

 そんなことを考えながら用を足し終えると、便座をきちんと下げておく。

 便座を上げっぱなしにしておくと、きっと女性達に怒られるだろうからな。


 女性達に怒られたといえば、学生時代のクラスメイト達とのお泊まり会を思い出す。

 たしか、アホ田中が用を足し終えた後に、トイレに行った女子の悲鳴が聞こえて驚いたんだよなぁ。

 姉妹だけの家族だと、便座が下がってるのが当たり前だから、いつものように座ったら大変なことになったらしい。

 後でアホ田中が、滅茶苦茶クラスメイトの女子に怒られてよな。

 俺はおばさんと2人暮らしだったから、普段から癖づいて問題無かったが、男兄弟だとそんなこと気にしないらしいからな。

 

 懐かしい記憶を思い出しながら、裏庭へ足を運ぶ。

 裏庭に出れば、ツアングさん達とアカネが何やら楽しそうに話していた。


「サリッシュさん、おはようございます。何か良い事でもあったんですか?」

「おはよう。アカネの先祖返りが、確定したらしいな」

「ああ、昨日の話ですか」

「アカネが、ツアングに弟子入りするらしい」

「そうなんですか?」


 サリッシュさんの話によれば、本日よりツアングさんの剣術指導から、正式に弟子入りへランクアップがされたようだ。

 アカネはファルシリアン家特有の先祖返りを起こしているということで、武勲を立てればファルシリアン家の一員になることも可能とのこと。

 これからツアングさんの指導のもと、本家に認められるような実力をつけていくのだそうだ。

 

「お前が本家に認められるのに一番手っ取り早い方法は、聖騎士になることだ」

「了解であります!」

「言っておくが、聖騎士の道は簡単ではない。私ですら、未だに騎士の上級職業である守護者止まりだ。聖騎士は、特に神官の道が厳しい。ファルシリアン家の正当な血筋である私ですら、後数年は必死に神官を鍛え続けなければならないだろう」

 

 厳しい表情で語るツアングさんの話を、アカネが真剣な表情で頷きながら聞いている。

 へぇー、そうなんだー。

 大隊長クラスのツアングさんでも、まだ聖騎士とやらにはなってないんだ。

 聖騎士って、何か大変そうだね。

 

「アカネはまだ刑期が長い。平民に戻れるまでは時間が掛かるだろうから、しばらくツアングのもとでしっかり鍛えてもらえばいいだろう。平民に戻った後に、もし聖騎士にでもなれることがあれば、ファルシリアン家に入るかもしれんな」

「なんか、想像できないですね」

「私もだ……。実力のみでファルシリアン家に入るのは、容易では無い。しかし、アカネならもしかしたら……」


 腕を組んだサリッシュさんが目を細めて、アカネを見つめている。

 話し込んでいる俺達に、ついには我慢できなくなった誰かさんが暴れ出した。


「サリィ! サリィ! あいあいあー!」


 「師匠! 師匠! 油を売ってないで、私を鍛える作業を早く始めるのだー!」と言ってるのか、地面にバシバシとシミターの鞘を激しく叩くエルレイナ。

 サリッシュさんが鞘から剣を抜かないと修業が始まらないので、ついには催促を始めだした。

 それを見て、苦笑いを浮かべるサリッシュさん。


「分かった、分かった。そう怒るな」

「すみません。サリッシュさん」

「気にするな。前にも言ったが、これは私が好きでやってることだ」


 サリッシュさんが、2本のシミターを鞘から抜き始める。

 それ見た野獣姫も嬉しそうな表情で、鞘から2本の黒鉄製シミターを勢いよく引き抜いた。


「ああ、それとな。ハヤトはどうも勘違いしてるようだが、エルレイナは正式に私の弟子にしたつもりだぞ」

「え?」


 冗談で脳内台詞を師匠呼びにしてたけど、実は本当に師弟関係になってたの?


「エルレイナの刑期が終わって平民に戻れば、本格的に迷宮騎士団への引き抜きをするつもりだから、宜しくな」

「ええ!? でも、エルレイナって、まだ言葉もまともに喋れないんですけど……」

「心配いらん。問題児の扱いなら、慣れている。そこは上手くやるさ。後は、本人の意思次第だがな」


 口の端を吊り上げると、いつもの意味深な笑みを浮かべるサリッシュさん。

 問題児と言うのは、恐らくサボリ魔と怒られていた、カリアズさんのことを言ってるのだろう。

 呆気に取られている俺を放置して、そのままエルレイナとの真剣を使った訓練を始め出した。

 マジっすか……。






   *   *   *






「グルルル……」

 

 俺達と対峙した魔狼達が、唸り声を上げながら威嚇する。

 狼より一回り大きく、歯並びの良い白い牙を剥き出しにして、こちらを睨んでいるのでかなり怖い。

 戦奴隷であるアズーラ達が守ってくれてなければ、間違いなく俺は逃げ出していただろう。

 そう思って視線を横に動かす。


 俺の隣にいる狼耳を生やした戦奴隷が、魔狼と同じく牙を剥き出しにして、魔狼を睨み返している。

 目をギラギラと光らせ、魔狼の亜種を思い出すような素敵な表情をしていて、かなりこちらも迫力がある。


「ガルルル!」

「……クゥン」


 あ、魔狼の耳と尻尾が垂れた。


「ガァアアア!」


 逃げ腰になりかけてる魔狼の隣で、もう1匹の魔狼が己を奮い立たせるように、口を大きく開けて咆哮した。

 それを見た隣の狼人が大きく息を吸い込み始めたので、しっかりと耳を塞ぎながら皆と一緒に離れておく。


「……ッ!」


 耳を塞いでるはずなのに、鼓膜を刺激する大音量に思わずしゃがみ込んでしまいたくなる。

 目の前にいる魔狼達なんかは特に耳が良いので、目に見えて効果を発揮して伏せ状態になっている。

 そのまま魔狼を狩り始めたアカネの後を追うようにして、アズーラとエルレイナが魔狼達に襲いかかった。


「しばらくこれが続くかと思うと、少ししんどいな」

「仕方ありませんね。アカネにはここを乗り越えてもらわないと、これから先には進めませんから」


 俺が愚痴を呟くと、アイネスが苦笑する。

 ファルシリアン家特有の先祖返りが起きれば、腕力の補正が大きく利くみたいだけど、余計な能力も付加されるんだよなぁ。

 まあ、我慢するしかないんだけどね。


「お腹が減って、力がでないでありますぅ~」

「しょうがないわね。それじゃあ、昼休憩にしましょう」

「了解であります!」


 アイネスの許可が出たので、アカネが嬉しそうな表情をすると、安全な小部屋を探しに駆け出す。

 7階層を昨日のようにゴブリンウォーリアを倒していたのだが、これまで避け続けていた魔狼と接触してしまったために、結局は戦う羽目になってしまった。

 餌場を求めるゴブリンウォーリア達に追い立てられて、魔狼達も迷宮内を走り回ってるから、完全に避け続けるのは難しいみたいだね。

 まあ、今回は昼飯前だから良かったんだけど。

 アカネが安全な小部屋を見つけると、そこに皆で入って腰を下ろし、昼休憩を始める。

 

「アカネ、昨日と比べてどうだ? まだ意識を制御するのは無理か?」

「むー、ちょっとまだ難しそうであります。どうしても魔狼が目の前に来ると、高級メリョンが走って来るように見えて、早く狩ることで頭がいっぱいになってしまうであります」

 

 弁当を勢いよくかきこんで、少し落ち着いたアカネに尋ねてみたが、あまり良い返事は返ってこなかった。

 これはまだまだ、時間が掛かりそうだな。

 昼食を終え、仮眠をとったりして思い思いに昼休憩をすると、再び魔物を求めて迷宮内を移動する。

 

「アカネの場合は、とにかく数をこなすしかないですね。魔狼との戦闘を毎日続けていれば、いずれは豪腕の血を上手く使えるようになるでしょう」

「もしくは、ツアングさんが言ってたみたいに、とにかく高級メリョンをアカネに食べさせるって話か?」

「それは本当に最終手段ですね。今からそれを始めると、私達の生活費すらままならなくなりますからね」

 

 真面目な話、ファルシリアン家ではアカネのような症状が出た場合、とにかく高級料理を食べさせて胃袋を満足させるという方法もあるらしい。

 ただし、それは貴族でお金持ちの人達がやるやり方だから、まだまだお金に余裕があるとは言えない俺達のパーティーが実行するには、しんどいやり方である。

 それを分かってるからか、アイネスは時間が掛かる方法を選択するつもりなのだろう。

 

「申し訳ないであります」

「幸か不幸か、この迷宮の浅層では、魔狼は比較的数が少ないと言われてます。こちらから積極的に狩りにいかなければ、そんなに魔狼と当たることは無いでしょう。なので、アカネもそこまで気にしなくても良いですよ」


 豪腕の血を上手く制御できないことを気にしているアカネを、アイネスがフォローしている。

 痩せた身体に見合わぬ腕力を持っており、今後の事を考えると豪腕の血は見逃せない能力なので、アイネスも何とかしてそれを上手く迷宮探索に取り込みたいのだろう。

 1日で沢山お金を稼げた場合は、高級メリョンを積極的に買うことに決めたらしいしね。

 

『レイナ。もしかして、厠、ですか?』

『かわや!』


 俺達の前を歩いている2人組から気になるキーワードが聞こえたので、思わず視線が前に行く。

 さっきからエルレイナが「うー、うー」と唸り声を出しながら、しきりに何かを探すような仕草をしてたから気になってたが、やっぱりそうだったらしい。


「アカネ。エルレイナが『迷宮花を咲かせたい』みたいなので、手頃な小部屋を探して下さい」

「了解であります。すぐに探すでありますよ!」


 ニャン語を多少理解できるアイネスが、エルレイナのしたいことに気づいてアカネに指示を出す。

 アカネが安全な小部屋を探すために、慌てて駆け出した。

 しばらくすると、狼娘が走って帰って来る。

 

「エルレイナ殿、丁度良い所を見つけたでありますよ! こっちであります!」


 スコップを持ったアカネに腕を引っ張られながら、エルレイナもお腹を押さえて走って行く。

 どうやら限界間近だったようだ。


「アズーラも、咲かせるなら一緒にしておきなさい」

「俺は良いよ。ハヤトと待ってるから」

「そうですか。では、旦那様はここでアズーラ達と待っていて下さいね」

「ほいほい」


 アカネとエルレイナが入った小部屋に、青ラウネを持ったアイネスも入って行く。

 小部屋の外で壁に背を預けて、アクゥアとアズーラと一緒にしばらく待つことにした。


「よし、ハヤト。覗け」

「それは、俺に死ねと言ってるのか?」

「ウシシシシ。冗談だよ」


 悪魔兜の中から、意地の悪いアズーラの笑い声が聞こえる。

 『迷宮花を咲かせる』の意味を既に知ってる俺には、とてもじゃないがそれだけはできん。

 下手をすれば、ブチ切れた兎娘の風槌エアハンマービンタを食らわされる可能性があるからな。

 覗くつもりは無かったのにポロリの現場を目撃したら、御主人様相手でもメイスを全力で投げつけて来る兎娘だから、ブチ切れたら本当にやりかねん。

 あー、想像するだけでも恐ろしい……。


 迷宮内で用を足す時は、こっちの世界では『花を摘みに行く』ではなく『迷宮花を咲かせに行く』と言うらしいな。

 先にその話を、アイネス達に聞いといてホント良かったよ。

 知らずに、「何それ? 興味あるから見せて欲しい」とか言ってたら、間違いなく女性達から変態扱いされるところだったな。

 迷宮内に公衆トイレなんていう便利なものはあるわけが無いので、そういったことは大抵迷宮内で済ますのが常識らしい。

 その辺は女性とはいえども、我慢してやっていくしかないのだろう。


『か~わ~やぁああああ!』


 アカネの咆哮に、負けないくらいに気合の入った声が小部屋から聞こえる。

 よっぽど気合を入れないといけない、特大サイズだったのだろう。

 それと同時に、女性が決して放ってはいけないような爆発音も迷宮内に響き渡る。


 エルレイナの雄叫びに、思わず脳内に妙な映像が流れてしまった。

 金色に染めた髪を逆立て、スーパーキツネ人に進化した野獣姫が、両手から巨大波動砲を放つ姿に思わず吹き出してしまう。


「ハヤト、どうした?」

「いや、何でもない」

 

 しばらくすると、頬を赤く染めたアイネスやアカネ達が出て来る。

 当の本人は満足そうな顔で、お腹をポンポンと叩いている。


「あいあいあー!」


 「溜まっていた波動砲を、ケツから捻り出してやったぜ!」とでも言わんばかりのスッキリした表情だ。

 レイちゃん、ワイルド過ぎるんだぜぇ?

 お前の脳内辞書には、羞恥心とか恥じらいとかの言葉はないのか?


 女性達のトイレが済んだようなので、魔物を探しに移動を再開する。

 小部屋の前を通り過ぎようとした時に、チラリと中の様子が目に入る。

 薄暗闇の奥でもすぐ分かるくらいに、雪のように真っ白な迷宮花が1本咲いていた。

 

 相変わらず、エルレイナのは咲くのが異常に早いなー。

 よっぽど栄養満点だったんだね!

 お前はどんだけ白ラウネを食ってんだよと思いながら、皆の後をついて行った。


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