第三話「お茶会」
前回のあらすじ
幕間でしたね。
へいへいへーい!とまぁ、某バレーボールアニメのフクロウさんのマネをしたところで、本題に入ってくよ〜!
私はミスティア・ラピスラズリ。公爵令嬢。このたび、10歳になりました!
ちなみに今はお茶会の最中です!このお茶会は国主催の国中の10歳の女の子を集めて開いたとっても大きいお茶会です。ん!?あそこに私のベティが!話しかけにいかなくちゃ!
「はじめまして。わたくしはミスティア・ラピスラズリと申します」と、こんなふうに私がベティに話しかけると、ベティは笑いながら振り返った。可愛い。
「!?!?!?!?」はれ、とてつもなく驚いてる。「は、は、はじめまして!?わ、わたしはベアトリス・ロンバールと申します!」驚いて噛んじゃうベティ可愛い。
「突然ごめんなさい。わたくし、あなたとお友達になりたくて」
「わわわわたしとお友達!?」「ええ。だから、どうぞティアと呼んで」「はわわ!はい!わかりました!?えと、では、わたしのこともベティと呼んでください!」「ええ、よろこんで」ねえ、可愛すぎん!?
「ところで、ベティ様。せっかくお友達になったのだからわたくしのうちに遊びに来てくれるかしら?」
「はいよろこんで!そしてティア様、わたしのような身分が低いものには様をつけなくては良いのです!」「では、あなたも様をつけないで呼んでくださる?そうしたらわたくしもベティ様を様付けで呼びませんわ」「ひえぇ!でも、恐れ多すぎます!」
可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
「で、どうするんですの?」「呼びます!だからベティって呼んでくださいね!」「はい。わかりましたわ。ベティ。でもね、欲を言うなら敬語もいらないんですのよ」「それは流石に不敬に当たるかと」「ヤだ!敬語なんていらない」
「ティアさ、ティア!?」「敬語なんて!いらない!」「ティア!」ハッ。危ない危ない。発狂するところだった。(もう発狂してます。)赤ん坊になるんだよね。時々。「ティア、大丈夫ですか?」「ええ、大丈夫よ」「そうですか、良かった、、、、」「ベティ、敬語はこれからなしですわよ?」「えええ!?無理です無理です」「無理じゃない!頑張れベティ!」「だから無理だって!」「あら、案外簡単なのね」「はっ!使ってしまった、敬語を!(倒置法)」「この調子で頑張ってね、ベティ」「うう、わかったよ、ティア」
さて、改めて周りを見渡すと、皆驚いているようだった。「公爵令嬢が身分が下の男爵令嬢と友人になるだなんて」「なにかの間違いじゃない?」は、何も間違っちゃいないんだけど。はぁ。胸糞悪い。もう抜けて家に行こう。「ベティ、行くわよ」「え、どこへ?」「ラピスラズリ公爵家」「!?!?!?!?!?」「ん、どうしたの?」「どうしたもこうしたも、ティアのせいじゃない!」ベティがそう叫んだ途端、「ラピスラズリ公爵令嬢に責任転嫁するなんて」「貴族としてなってない」「まあ、貧乏男爵令嬢だからしょうがないか」なんて、ベティやその家族を嘲るような声が聞こえてきた。うるさい。何だっていいじゃないか。そうやって逆らえないからって悪口言うほうがどうかしてるじゃない。
「皆様。わたくしとティア、、、ミスティア様は友人でしてよ!彼女を嘲るのなら、わたくしを嘲ったのと同じですわ!これでも、あなた方は彼女を悪く言えまして?」「っ!申し訳ありません、ラピスラズリ公爵令嬢!」「もう二度とわたくしやミスティア様の前でそんなことを言わないでください」「は、はいっ」「なら良いのです。ごきげんよう、皆様」「ご、ごきげんよう、皆様」「ごきげんよう、ラピスラズリ公爵令嬢、ロンバール男爵令嬢」っはぁ、乗り切ったぁ!胃に穴が開くかと思った〜!いやあ、なれないことはするもんじゃないね。
読んでくださりありがとうございます!顔文字のアレやってくださると嬉しいです!誤字脱字あったら教えてください!