第二話「パラレルワールドにれっつらごー!」「天界にて」
前回のあらすじ
転生先がミスティアだと判明!どうする、主人公!
ミ、ミスティア・ラピスラズリ!?嘘でしょ。いや、絶対に嘘だ。ヒロインなんかに転生したくなかった。
「へぁ!?大抵の場合、ヒロインに転生したがるのですけど!?だから成功したと内心喜んでいたのに!まさかのすれ違いがおきてしまいましたわ。最悪です」
うんまあ確かに皆大抵の物語ではヒロインに転生したいね。でも、私はベティ一筋だから。いや、推しの体を汚さなくて済む?いや、待て。ベティの破滅フラグ?とやらが一気に立った予感!?どうやって回避させよう!?
「では悪役になればよろしいのでは?」「おいお前馬鹿だろ」…え、ハンナ天才!?そっか、私自身が悪役令嬢になればいいんだ!でも、そもそもベティの生まれの問題だから…。
「だったら時を戻してお前が母親の腹の中にいる時にすり替えればいいんじゃねーの?これで完璧だろ?」
ゾーラねえさん天才すぎる!よし、じゃあその案で決まりかな。「じゃあ、戻すぞ。せいやっ!!」
また、視界が白く染まる。
どぷん。なにか温かいものが周りにある。お腹の中だから羊水か。それにしても、あったかい。まるでこたつの中。
すると、急にハンナの声が聞こえてきた。「今からすり替えます。違和感がないように、このときまで戻しました。覚悟はよろしいですか?」「戻したのあたしだし!」「覚悟はよろしいですか?」「無視すんな!」賑やかだね。うん、覚悟はもうとっくにできてる。お願い、ハンナ、ゾーラねえさん。ハンナが私を持ち上げた。そうして、どこかに持って行く。
「では、入れますよ。わたくしたちはあなたについていますので。今も、これからもよろしくお願いします」はーい。そう返事をして私は眠りについた。
ー天界にて
「ソフィア様〜♡ハンナ、只今戻りましたぁ♡」「いちいち語尾に♡つけんな気色ワリィ」「いつもそんな乱暴な言葉遣いはいけませんといっているでしょう、ゾーラ?」
「はい、すみませんでした。(棒)」「あらあら、ものすごく棒読みじゃないの」
「えいっ⭐️」「痛ってぇ!おいなにすんだこの馬鹿!せいっ」「っ!うう、痛いよ〜(涙)なんで殴るのですかゾーラぁ(涙)」
「は?もともとはお前が最初に殴ったんだろーが!被害者面すんな!」
「喧嘩はいけませんと言っているでしょう?それなのになぜあなた達は喧嘩をしているのでしょうね?」「「ソ、ソフィア、様、、、?」」
「罰として天界100周です。もちろん、翼の使用は禁止ですよ?」「ソフィア様どうか許してください〜」
「何回も注意しましたよね?」「ゔっ!」「こんなん楽勝じゃん!」
「では、1000周しますか?」「いえ、遠慮しときます」
「さて、だいぶ話がそれましたね。もとはといえばハンナのせいですけどね。話が終わってから100周してください。いいですね??」「「はい、、、」」
「ではまず報告から。代表してハンナが言いなさい」「うう、わかりました。えっと、、、、、」
◇◆◇
「これで報告を終わります」「よろしい。では人間界に降りて???を見守りなさい」「「はい」」
読んでくださりありがとうございます!お気づきになられた方もいるかも知れませんが、???とは主人公の前世の名前です!誤字脱字あったら教えてください!