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フローリア

やばい、死ぬ死ぬ死ぬ


「きゃあっ」


「アカリちゃん!」


「ガアッ!」


くそっアカリちゃんが捕まった!


どんどんと空高く鳥は上がっていく。


「おい!待て!!」


アカリちゃんが連れていかれる。


|ファイアーボール《》


声が聞こえた


上空でうっすらとしか見えないが、鳥が燃えている。


あ、アカリちゃん落ちる、、


と思ったら、ゆっくりふわふわと降りてきた。



気絶している。


「大丈夫かい?君たち」


綺麗な人だ、。

魔法っぽいの使ってたし、魔法使いなんだろうけど、、

異世界って感じがするなぁ。


アカリちゃんが明らかに重力に反してふわふわしてたのもこの人の仕業だろう。


「あの、、魔法使いなんですか??」


「ん?あぁ、やっぱり初めてみたかい?」


「魔法?おい、ほんとに魔法なのかよ。ユウキぃ。これ夢だよな」


ハルトは自分のほっぺをつねって現実であることを認識させられている。



だんだん現状が掴めてきた。

1時間前の俺なら信じないだろうが、ここは本当に現実世界とは違う異世界だ。

恐らく魔法が普通に使える世界なのだろう。


アニメとかでよくあるやつだ。


「私はフローリア。君たちは異世界人だね」


「異世界人...まぁ多分そうです」


「いよいよ漫画みたいな話になってきたな」


「ふふふ、、、私が異世界人に会うのはこれで2度目だね。」


「2度目、、その人は今??」


「何してるんだろうねぇ。適当にほっつき歩いてるんだと思うよ」


「なぁ、お姉さん。元の世界に戻る方法はねえのか。」


フローリアは少し頭を傾げた。

少し経ち、何かを思いついたようにニヤついた。


「戻る方法は分からないね。ただ言えるのはかなり難しい。」


「そんな、、、」


「私も鬼じゃ無い。とりあえず家においで。」


大丈夫かな。

急に食べられたりしないよな。


「ぜひ!お願いします!」


「おっ、、おい、、ハルト。大丈夫かよ。信用できるのか?」


「こんな美人なお姉さんが悪い人なわけないだろ。事実アカリちゃんも守ってくれたわけだし。」


美人だからというのは置いといて、守ってくれたのは間違いない。 


俺たちはついていくことにした。



----------


「なんか、、、すげえ大魔導師ってオーラ出してたのに随分ぼろっちい家だな」


「しーっ!聞こえたら助けてくれなくなるぞ!」


「ふふっ。。。全部聞こえてるよ。」


「はははっ、、、冗談ですよ。。雰囲気があって素晴らしい小屋、、、いや、お家です。」


こいつと異世界生活、、無駄に難易度上がりそうだな。


「とりあえず彼女をベッドに寝かせようか」


フローリアはアカリちゃんを魔法で浮かしてここまで連れてきてくれた。


にしてもよく寝るな、アカリちゃん。


「さて、ハルトくんとユウキくん。取り敢えずはこの世界で生きていくことになると思うが、、、」


「まぁ、そうなりますよね。」


「ちょっと面白くなってきたな!ユウキ!頑張ろうぜ!」


「面白くねえよ。親も心配するだろうし。」


と、言いつつも。

内心ではちょっとワクワクしていた。

アカリちゃんもいるし。


「魔法。使えるようにならないとね。」


フローリアさんが発した言葉。

男なら誰もが心躍る。


「使えるようになるんですか!?俺たちでも」


「なるさ。異世界に召喚されるにも魔力が必要だからね。」


「魔法かぁぁ!!テンション上がるなぁ。早速教えてください!」


「いや、今日はもう日が落ちる。夕食にして明日からにしよう。」


「おっしゃー!メシだ!走って腹減ってたんだよな!」


こいつなんでもテンション上がるな、、


少し休憩した後、フローリアは料理を始めた。

魔法で作るのかなと思ってたけど、手で作っていた。


「さぁ、召し上がれ」


うっま!!


フローリアは料理も美味いらしい。


「ところで、フローリアさんは何故こんなところに住んでるんですか?」


「こんなところとは失礼だな、、それと、"さん"はつけなくて良い。フローリアと呼べ」


「え、そんな馴れ馴れしくしていいの?」


「年上感が出て嫌じゃないか」


意外と気にするんだな、、そういうの、、


------------


夕食もいただき、今日は寝ることになった。


あぁ、疲れたな今日は、、


「おやすみ」


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