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油断2035夏  作者: おか
11/23

ホンダのJAZ(Fit)を購入

2035年夏から冬に戻って、クイーンズランドで春を待つ

2023年夏、エネルギー、食料の尽きた日本の冬を避けてオーストラリアにやってきた。

州でいうとクイーンズランド、場所で言うとゴールドコースト。

まだ冬だから閑散としたロングビーチ、霞んで灰色の海と鉛色の空しか見えない。

しかし、ここには食べ物がある。

オージービーフは、かつての日本の牛肉のような柔らかさはないが、肉感たっぷり。

日本の和牛は、というか牛乳を含めた酪農は

 輸入飼料

が輸入できなくなり、牧牛そのものがなくなっている。

牛や豚に与える飼料用のとうもろこしは

 エネルギーとしてエタノール

に加工されて世界的に使われている。

しかしながら、このオーストラリアでは

 家畜飼料としてのとうもろこし

が自給できているのである。

家畜以外の動物も相変わらずだ。

公園では

 カンガルーがビヨンビヨン

とかつての奈良公園の鹿並みに邪魔である。

コアラは森林災害で減ったと聞いてはいたが、まだ見かける。

さて、ツアーを脱獄した違法入国のためホテル住まいというわけにはいかない。

 ホンダのJAZ(日本でいうFit)

の中古を購入した。

リアシートを倒すと、体を丸めてなら、そのまま寝ることができる。

これで、居心地のいいところを探すことになった。

英語が通じるのと、食生活など基本的なところが受け入れやすいオーストラリアは、食料エネルギーの天国であった。

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