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魔法学校入学試験

「それではみなさん試験を始めます。まず最初は魔力総量の検査です。教官がいるところに並んでください」


「始まったね」


「ああ、だが心配はいらない。僕らは特訓で強くなったんだ」


「そうだね」


そんな会話をしながら僕らは並んだ


「それではみなさん、まず最初は魔力総量の検査をするので、この水晶の上に手を置いてください」


それだけで魔力総量がわかるのか。すごいな


そしてシルキーの番が来た


「素晴らしい! 魔力総量がとても多いですね」


「ありがとうございます」


「やった、魔力総量が多いって褒められちゃった」


「ああ、次は僕の番だから行ってくるよ」


「いってらっしゃい」


そして僕は水晶の前に立った


「フォンテ・ストレンドです」


「それでは手をのせてください」


そして僕は手をのせた。すると水晶は真っ黒に光った


「なっ、魔力の底が見えない! 何か不正をしたんですか?」


「いえ普通に手をかざしただけです」


「そ、そうですか。わかりました戻ってもらって結構です」


「はい」


同じ列の他の人たちがとてもざわついていた


「凄いよ! あんな色の人いなかったよ」


どうやら色によって魔力総量が区別されているらしい


「ありがとう」


「みなさん静かに。他の列が終わり次第次の試験に移るので少し待っていてください」


それから数分後次の試験の説明が始まった


「次の試験は魔法の威力の試験です。的が数個あるので、並んで順番に魔法を的に打ってください」


僕はとりあえず最後尾に並んで周りの人たちの魔法を見ていた


「ふむ」


あまり魔力の密度が高くないな。だから魔法の威力もあまり高くない


そしてシルキーの番が来た


「ファイアボール」


「なっ」


思わず試験官が驚愕の声を上げていた。確かに前の人たちに比べると威力は桁違いになっていた


そして最後に僕の番が来た


「頑張ってフォンテ」


「ああ」


僕は全身の魔力のうちの一部を圧縮しその魔力を腕に集中させた


「ファイアボール」


とてつもない音と共に魔法が飛んだ。かなり威力を抑えたはずだったが後ろの壁まで突き破ってしまった。


また周囲の人たちがざわついていた


その時別の場所でも壁を突き破っている人がいた


「へぇ」


まさか僕以外にもあれだけの火力を出せる人がいるとは思わなかった







そして試験が終わった


「お疲れ様でした。合格者はまた後日こちらから出向くのでお願いします」


そう言い終わると試験官たちは受験者たちを帰していった


「じゃあ先に帰ってるね」


「ああ、お疲れ」


そう言って微笑んで一足先にシルキーが試験官に帰された。


そして会場には僕と知らない少年が立っていた


「あなた方2人は一体何者ですか?」


あの壁を破壊してた人はこいつだったのか


「僕は普通の一般人ですよ」


「俺もだ」


「あなた方2人はヴィクトワール魔法学校でも過去にいないレベルの魔力量と魔法の威力でした」


「身体検査でもするつもりですか?」


この試験官はずっと右手を隠していた。おそらく不正していたと勘違いしたのだろう


「僕は普通に魔法を打っただけです。もう一度打ちましょうか?」


「俺もだ」


「いえ、大丈夫です。もう壁を壊されたくありませんので。ただあなた方が異質な存在だと覚えておいてください」


「わかりました」


「わかった」


そしてシルキーから少し遅れて戻ってきた


「お疲れ様ー、最後何話してたの?」


「いや、たいしたことじゃない。気にするな」


「うん、じゃあ今日はもう遅いし帰ろっか」


「そうしよう」







そしていつものようにシルキーと2人で公園にいる時、試験官が来た


「あなた方は2人とも合格されたので今から合格者のいる会場に行きますよ」


すると次の瞬間試験時の3分の1ほどの人が集まっていた。そこにはやはりあの少年もいた


「ここにいる皆さんが合格者です」


ざっと30人程度か。思ったより少ないな


「それでは学校と寮の説明をしていきます」


「まずヴィクトワール魔法学校は全寮制で、一学年一つの寮が与えられます。学校が始まったらあなたたちの中から寮のリーダーを決めてもらいます」


この学校は全寮制だ。うちの親はすぐに許可を出したが、シルキーの親はかなり渋ったと言っていたな


「次に学校の説明です。この学校は明確に順位づけをしていきます。もちろんその順位は変動します。そしてその順位によって寮の部屋が決まります。学年、学校を超えた順位もあり、そこで最後に学校を超えた順位で1位を取っていた人は世界最強の魔法使いとなります」


その後少し規則などの話をされてまた帰された。入学式の日の前日にまた来て制服を届けてくれるらしい


「楽しみだね学校」


「ああ、そうだな」


やっとスタートラインに立てた。ここから始まる、世界最強への挑戦が






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