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大和帝国記 資料集  作者: うそつき
国家紹介
3/8

割と真面目に国家紹介 バルカ王国編

 人口4000万人

 人口比 バルカ人1割 その他九割 

 国家体制 王政

 国家予算4000億円程度



 

・概要


 東方大陸西部、バルカ半島に存在する国家。地理は南北及び西部を海に囲まれた半島国家で、唯一東部を大天モルロ帝国と接している。


 バルカ半島とビーストバニア半島の間の海、バルカ海を渡ればすぐそこにビーストバニア獣人国が存在しているが、人間国家と獣人国家と言う関係上、交易などはないに等しく、ほとんど関わりはない。


 人口は4000万人程度とそれなり。

 

 元々は、バルカ半島に存在する小国の一つだったが、近隣国である大天モルロ帝国の影響により、周辺国を統合、バルカを中心とした大国家となった。


 国家体制は先ほども言った通り少数精鋭の軍事集団バルカ人が、モルロ人からの防衛を引き受ける代わりに周辺の諸部族を支配する形を取っている。


 人口比ではバルカ人一割に対し、その他の民族九割程度になっている。




・文化・宗教

 

 元々、バルカ人は少数民族であり、少ない兵力で多くの敵を打ち破る必要があった。そのため、個々の戦闘能力を限界まで極めることが推奨されており、筋肉こそが全てと言うマッスル思想が芽生えた。


 その筋肉思想から、発展し戦女神ヘルヴォルを中心にした武闘派宗教を信仰するようになっている。


 ただ筋肉思想や戦女神ヘルヴォルを信仰しているのはバルカ人のみであり、それ以外の民族は元々信仰していた宗教をこっそりと信仰している。


 大和帝国と接触後は、ヘルヴォル信仰がエリュテイア崇拝に変化。


 さらに、武器の輸入などで現実的に大和帝国の恩恵を受けることができるようになってくると、バルカ人以外のその他民族もより多くの恩恵を受けようとエリュテイア崇拝を行うようになっていく。




・技術・経済


 魔法技術はそれほど発達していない。特に戦闘に関する魔法はこの傾向が強く、ほとんどないに等しいことになっている。


 魔法を弾き返す強固な装甲を持つモルロのオオトカゲとの戦いの中で、筋肉に強く依存し魔法技術の多くは失われてしまったのだ。


 また、バルカ人に限って言えば生産階級のほとんどが、バルカに服従する諸民族であることから、生産技術、魔法技術の多くを失っている。


 軍事、政治の中心はバルカ人であるが、経済面で言えば彼らはあまり強くないのだ。


 なお、その他諸民族の技術力は平均的なファンタジー世界程度と思われる。史実の中世よりかはマシだが、近代と比べると……と言った感じだ。



  

・軍事


 周辺における最大の脅威はモルロ帝国のオオトカゲ兵であり、これを撃滅するために破城槌を用いた特殊戦術が立案されている。

 この破城槌を担ぎ、突撃するという戦術は筋肉に優れたバルカ人しか使用することができず、この地におけるバルカの優位性を決定づける要因になっている。

 

 大和帝国との接触後は、抱え大筒を装備した戦列歩兵を主軸に変更。モルロ帝国に対しある程度の優位性を確保できるようになった。

 こちらの抱え大筒も筋肉必須の兵器であり、やはりバルカ人による使用が望ましい。


 一会戦に用いることができる兵力は最大で10万程度。


 しかし、これはあくまで補給による限界があるためで、大和帝国によりインフラが改善されたのちは100万近い動員が可能になる……はず。


 海軍に関してはほとんど存在しないようなものだが、旧アルテナ王国を始め併合した小国たちが持っていた海軍が未だに各地に残存しており、海賊退治に努めている。

 大和帝国から新型艦を購入中であるが、基本的には陸軍国でありそれほど大規模な海軍は有しないと思われる。




・外交


 四方を海及び敵対国家に囲まれているためこれと言った外交は行われていなかった。


 しかし、大和帝国の登場で状況は変わっており、数少ない大和帝国の友好国として活動していくことになると思われる。

 大和帝国総統エリュテイアの事を戦女神ヘルヴォルと誤認しており、大和帝国を神の国のように認識してしまっている。


 このことは、バルカ王国……正確にはバルカ人にとっては吉と出ているようで、裏切る可能性の低い友好国として、大和帝国主導で湾口や鉄道の整備が行われている。

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