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あとがき

 ここまでお読みいただき誠に感謝でございます。

 こちらは「Eithergeist - 眇霊 -」のネタバレなどを含んだあとがきとなっております。

 もしも本編を読了せずにこちらのページを開いてしまった場合は、ブラウザバック等を行って、まだお読みでない部分から読み直してから閲覧してくださいませ。



★ このお話のきっかけ ★



 とあるバンドがもうすぐ発売するアルバム内の新曲「杜子春」を発表した折、「杜子春」をテーマに何か一本書いてみようかなと考えたのがきっかけの一つとなっております。

 さらにより具体的な理由も説明しますと、以前からポルターガイストに子守をされている家庭というシチュエーションと、以前書き上げた短編「咲いた涙が山に咲く」に登場した信彦少年の再登場、盆休みの間の執筆が不可能である為それまでに一本何か仕上げておこうかなと思った関係で生まれた、いわば穴埋め要因として考えたお話となっております。

 まあとどのつまりは、暇を持て余した作者の時間つぶし……という訳です。



>作品名について


 ○○tergeist.という名前縛りで考えました。

 なんとかポルターガイストの略です。

 また - 眇霊 - の部分は、杜子春に出てくる片目(すがめ)の不思議な老人から取りました。



★ 大雑把な解説 ★



 最初のコンセプトとしては、実在するかしないのか不明なポルターガイスト、というテーマで書こうとしてましたが色々と失敗してしまいました。

 実は母親がきちんと存在しているのに主人公であるトシハルには目視出来ないある種の障害がある、という設定で作られていましたが、どうにもうまく仕上げる事が出来ずに普通に幽霊が住んでいる家の話になりました。

 特定人物の姿だけが目に見えることが無い不思議な体質の少年……一種の身体表現性障害の子の独白と、そんな彼の家に遊びに来た友人たちが、


「あれ……なんかこいつの家、おかしくね?」


 と、実際に母親がいるのかどうなのかがあやふやである、という形に持っていきたかったのです。

 まあ、方言書いているうちにそんなコンセプトは死にました。

 コッパミジンダヨ!

 因みにわずかながらに混じっている杜子春要素と言えば、語り部の一人であるトシハルの名前と、話の中でトシハル自身が苦痛を感じていた部位とその順番辺りにかろうじてその片鱗が残っていると思われます。

 それと、父親のテツハル視点の〆の話で、これもまた当初の予定だった「実はポルターガイストの正体は無意識で家事を行うトシハル自身であった」というネタバレの行動にもかかっていたりします。

 詳しくは青空文庫にある芥川著「杜子春」を読めばふんわりと理解できることでしょう。

 ふんわり。



★ 最後に ★



 ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。

 幾分か手抜き感の漂う中編ではございましたが、皆さまの暇つぶしになれたのでしたら幸いにてございます。

 今後も茜丸大悟の作品を応援していただける様精進して参りますので、これからもどうかよろしくお願いいたします。

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