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そのあまり軽きに

作者: 常葉 紡

嗚呼母よ貴女は偉大だった


家族を背負い私をいつでも支えてくれた母

物を知らない私に何でも教えてくれた母

道を迷う私を正しく導いてくれた母

不安を抱え家を出る私を新居まで送ってくれた母

嗚呼母よ貴女は偉大だった


暮れに実家に帰ればいつもと変わらず母が迎えてくれた

だから母よ

態々大きいはずの背を曲げ私を見上げないでおくれ

わからないふりして画面を見せ使い方を聞かないでおくれ

次の休みの話をしないでおくれ

帰ろうとする私を前に俯かないでおくれ

嗚呼母よ貴女は偉大だった


窮屈な実家と違い1Kの自宅は広々としている

だから母よ

家についたか暖かくするんだよなんて連絡しないでおくれ

嗚呼母よ貴女は

偉大なる母よ

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