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スキのありすぎる妖精サマと私  作者: 姫宮煌輝
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09 ニンゲンにいじめられた……

 カナに、ひっく、カナにいじめられましたの。ぐすっ。

 でもっ、私が悪いのです。くすん。カナとの約束を破ってしまうから。

 私が好奇心に負けて外に出てしまったから。ぐすっ……。


「捨てるぞ」


 その言葉を聞いた瞬間、私がどんな悪いことをしたのか、やっと気づけました。

 私はカナに甘えていたんだって。

 心細いところを助けて頂いて、誰も私を見つけてくれない中で、カナだけが見つけてくれて。救われた気がして。ついつい甘えてしまったのです。


 ごめんさない……。ごめんさない……。カナぁ。許してぇ…………。

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