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スキのありすぎる妖精サマと私  作者: 姫宮煌輝
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05 ニンゲンのガッコー

 ニンゲンと取り決めを交わしましたけれど、今思えばなんて規則ですの!?

 なんであのニンゲンの言うことを聞かなければならないのかしら。


「……と言う訳でニンゲンの後をつけていますけれど。土が全然ないじゃありませんの」


 地面は全てアスファルトで固められ、申し訳程度に木と植木が植わっているだけ。

 自然なんてほとんどありませんのね。


「ニンゲンはこんなところで暮らして息が詰まりませんの? 私、もう倒れてしまいそうですわ」


 後をつけること十分。

 ニンゲンがガッコーへと着き、同じような年頃の他のニンゲンと挨拶をしながら建物の中へと入っていきました。


「ここが学舎(まなびや)ですの? ……凄い数のニンゲンですわね」


 私の視界の中には、ニンゲンニンゲンニンゲンニンゲンニンゲンニンゲンニンゲン…………。数えきれないほどのニンゲンがいました。


 私を助けてくれたニンゲン――――そう言えばカナと呼ばれていましたわね。カナはどこに行ったのかしら。


「……探していればじきに見つかりますわよね」


 私は学舎の中を、自由に飛び回ることにしました。

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