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スキのありすぎる妖精サマと私  作者: 姫宮煌輝
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04 スキだらけの新生活

 家に妖精サマを連れて帰った私は、朝ごはんもそこそこに、これからどうしようかと相談を始めた。


「私が学校に行っている間は、家から出ないこと」

「私がいないところで、勝手な行動をしないこと」

「居候なんだから、私の生活の邪魔をしないこと」


 など、十項目の取り決めを妖精サマと交わした。

 どうせプライドが高いから守らないだろうけど、無いよりはあった方が良いだろうと思って決めておいた。


「ちゃんと守るから心配はいりませんわ!」


 と言っていたけれど、本当かなぁ…………。


 ともかく、そろそろ学校に行かないと不味い時間だから、絶対に守ること! と厳しく妖精サマに言って、制服に着替えると、私は大慌てで家を飛び出した。

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