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私は幸せをこの手に掴みたい  作者: シラス
一章 始まりの島
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7話「仕返し」

本編7話です。またまたお風呂回。


 

 はい、ニーナちゃんの背中を黙々と洗い続けています。大体洗い終え今度は前へ。


「背中、洗い終わったよ〜後ろから洗うからね?」

「は〜い」


 よし、出鼻は挫かれたけどそこで諦める私ではない!やられたら、やりかえすよ!


「ねぇニーナちゃん?」

「なぁに?」

「会ってまだそんなに時間経ってないけど私、ニーナちゃんのこと結構好きなれたよ」

「う、うん」


 照れてる〜私、鼻血出てないよね?

 果たして、これが通じるかどうか…


「ニーナちゃんは私のこと…好き?」

「えっと…ミライさんのことは…すき…です」

「よかったぁ!ねぇニーナちゃん、好きな人から揉まれると大きくなるらしいよ?」

「え、本当?」


 食いついた!あ、ちなみに好きな人から揉まれると大きくなるっていうよりは揉みかたにコツがあって、別に好きな人から揉まれるだけでは効果はないそう。前にネットで調べてました。


「でもただ揉むだけじゃだめなんだよ?」

「そんなぁ…」


 あら…結構気にしてたのかな。これ、個人差あるみたいだし、とりあえず実行します!


「ちょっと失礼」

「あぅ…」


 …手を添えただけです。大丈夫かこれ?でも続けます!


「こうやって、手で優しく外側から内側持ち上げるような感んじで、円を描くようにすると、いいらしいよ。」

「んっ、ふっぅ、あはは!くすぐったい!」

 なんか、仕返ししてる気がしない。


 

 こんな感じで私の仕返し、もといアドバイスは数十分続きました。


「ふぅ、終わり!大丈夫?」

「は、はい、ちょっとポカポカするけど大丈夫…」

「じゃあ体を洗いに戻って終わったら入ろうか!」


 ちょっと遊びすぎたかな?

 ニーナちゃんを洗い終わってお湯で体を流して、私達はようやく湯船に浸かることが出来た。


「「はぁ〜気持ち〜」」

「シーナさんも一緒に入ればよかったね。」

「じゃあ、明日はお母さんも一緒に3人で入ろ!」

「そうだね!」


 多分、また今日みたいになるだろうなぁ

 そう思いながらゆっくり浸かった。


「ふぅ、気持ちよかったね!」

「そうだね〜」


 湯船から上がった私達はそのまま脱衣場に行った。


「あ、私着替えなかった」

「大丈夫だよ!そこにお母さんが置いてくれてる!」

「本当だ」


 着替えは二枚のワンピース、ニーナちゃん用と私用かな、寝るときにワンピースは着たことないかも。ちょっと新鮮な感覚になりながら袖を通してみた。

 寝やすいように柔らかく調節されているみたいだ。ちなみに下着は下はあったが残念ながら上はなかった。


「ミライさん、似合う!」

「そう?ありがと、ニーナちゃんも似合ってるよ〜」


 私が頭を撫でてあげるとえへへ〜っと照れながらも喜んでくれた。あ〜萌え死ぬかも…

 着替え終わりシーナさんの元へ戻ってきた。


「上がったよ〜」

「あら、遅かったですね」

「あはは…」


 なんと言ったらいいか、困ってしまった。


「…あ〜なるほど、ミライさん大変でしたでしょ?」

「まぁはい」


 この反応だけで何かを察したのだろうシーナさんから労われた。


「ごめんなさいね」

「いえ、大丈夫ですよ、楽しかったですし」

「?」


 少し困ったように微笑みながら謝まられたので正直に気持ちを言った。最後のはわからなかったみたい。


「では、私は入ってきますね」

「お母さん!明日は3人で入ろ!」

「え、う〜ん」


 ニーナちゃんに言われて悩んだシーナさんは私をみた。


「私は大丈夫ですよ!」

「そう?なら入りましょうか」

「わ〜い!」


 シーナさんは微笑みながら、「じゃあ入ってきますね」と言って脱衣場の方へと行った。


「よかったね!」

「うん!」


 ニーナちゃんは嬉しそうに笑った。











未来「年相応」

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