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私は幸せをこの手に掴みたい  作者: シラス
一章 始まりの島
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6話「お風呂」

6話目です。お風呂です!文章にするの難しい( ; ; )そしてちょっと物足りない気がしないでもない。


「ここだよ!」


 そう言って案内された場所には木で出来た温泉のような感じのお風呂だった。


「入る前に湯で体を流すんだよ!」

「おぉ、本格的」


 結構日本のお風呂に似てるね。


「じゃあ、入ろっか!」

「うん!」


 そうそう、お風呂だから服は脱ぐわけだけど、私の服は日本にいた時と変わらない。ジーパンにスニーカー、白に少し文字乗ったTシャツに肩に掛けて前の胸元らへんで袖を結んで掛けている上着とこんな感じ。


「そういえば、ミライさんの服付近では見たことないね」

「あはは、そうかな?」

「はい!なんて言うか、かっこいいです!」

「ありがと!」


 ちなみにニーナちゃんの格好だけどワンピースに腰に掛かるかかからないかくらいの半袖の皮の上着だ。どちらも使い古された感じで修復したところもある。


 服を脱ぎ終わりいざお風呂!ん?体、洗うのはどうするんだろ?


「ニーナちゃん、体を洗うときはどうするの?」

「それは、この体拭きを濡らして体を拭いてから湯浴みをするんだよ。はい、ミライさんの分!」

「ん、わかった。ありがと〜」


 手渡された布、手ぬぐいでいいかな、を受け取って私たちは湯が張ってあるところまで入っていく。


「ミライさんミライさん!」

「はいはい、どうしたの?」

「洗いっこしよ!」

「えっと…」

「だめぇ…?」


 渋る私に上目遣いでお願いしてくるニーナちゃん。

 かわいいけど!その技は将来のために残しておいた方が…。未だ渋ってる私を見ながら今度は涙目と少し頬を膨らまして上目遣いをしてくる。


「ゔぅ…わかりました、洗いっこしよ…」

「やったぁ!」


 この子狙ってやってない?

 末恐ろしい…


「じゃあわたしから洗うね!」

「ん、よろしくね〜」


 濡らした布で私の背中をよいしょよいしょと拭いてくれてます、ニーナちゃん。

 力加減はちょうどいい感じ。気持ちいい〜

 

 はい、私完全に油断してます。


「ん〜、えい!」

「ひゃ!ちょ、ニーナちゃん!」

「えへへ〜やわらかぁ〜」


 なんかめっちゃ揉んでくる!?しかもなんか、ちょっと…って何考えてんの私!

 とりあえず離さないと、なんか変に上手いし!


「んっ、ニ、ニーナちゃんあの、そろそろやめ、て?」

「え〜楽しいのにぃ、やわらかいしぃ…」

「んんっ、揉みながら悩まないで!」

「もうちょっとだけ!もうちょっとだけだから!」


 どっかで聞いた!そのフレーズ!、あっちょ、そこは…。



 そのあと数十分揉まれ続けた。


「満足!」


 さいですか…こっちはかなり疲れた…。


「はぁ…はぁ…ていうかなんで、そんな上手いの…」

「?」

「はぁぁ…自覚なしですかぁ」

「お母さんと入るとき、いつもやるからかな?」

「……」


 それか。シーナさん、お疲れ様です。

 なるほど、あれを揉んでるからニーナちゃんの腕は鍛えられたのか。


「…程々にね?」

「何を?」

「揉むのを」

「えぇ〜」


 うわぁすっごい不満そう…そんなに好きなの。

 さて、私は洗い終わった。


 さぁ、次だ。


「私は洗い終わったから今度は私がニーナちゃんを洗うね」

「うん!」


 ニーナちゃんが無防備な背中を見せてくる。

 ふっふっふ、しかえ…

「あ、わたし揉めるほどそんなにおっきくないよ?」


……。




ニーナ「ミライさんのお胸気持ち良かった。お母さんはもっとすごい」

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