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赤い林檎軍団の太陽王。
火のような赤い馬に乗り野を駆ける、一人の黄金騎士の姿。
彼の被る兜の太陽装飾が月明かりを受けて輝きを放つていた
その様子を草むら伺っていた二人の農夫。
『なんで、赤い林檎軍団から黄金騎士か出てくるんだ??』
『俺に聞かれても困る……』
『黄金騎士と赤い林檎軍団はグルてことなのか?!』
『そんなわけないだろう!』
『黄金騎士様といや、人徳に溢れる神のような、お人だ!』
『じゃ、なんで?』
『おい!』
『黄金騎士様が、出ていかれてから、赤い林檎軍団の行軍が止まったぞ……』
『平和交渉の使者としておいでになっていたのでは?』
『……………………そうであってほしいなぁ。』
赤い林檎軍団の宿営本部…………
部隊長たちがひっきりなしに出入りしていた。
『黒き参謀将軍様!』
『なぜ、行軍を止められたのですか?』
黒き参謀将軍は彼らを前に静かに語った。
『太陽王の、ご意思である。』
『指示あるまで、しばし待機せよ!』
部隊長たちは、太陽王の、ご意思には逆らえないと持ち場へと帰って行った。




