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そのカードに価値はない

野球カードの世界にはこんな名称のカードが存在する。ルーキーカード新人一年目の選手の描かれたカードをそのように呼ぶのだ。このルーキーカード実に曲者なのだ。そこに描かれた選手が数年後活躍してスターの選手の仲間入りでもしようものならば価格が高騰してプレミアものになる反面活躍しなかった場合紙屑あつかいされる。しかも早期に活躍している選手のものなどは後半活躍しなかった場合下落が著しい。株券のような代物なのだ。私はそんなものを喜んで集めている。高騰なんてものは永遠には続きやしない波があるものなのだ。その50円のカードが1000円になり500円になり最後は100円に下落する様子を今までも幾度とみてきたが最近それも人の命に思えて仕方がない。どんな人間にも繁栄の時期はあるだろう、そして凋落する。そんな人の人生を一枚のカードに見てしまう。もともとカードなんてものに価値などはないのだ。集める過程に意味がある。人が生きる過程も同様だろう。誰かの心に生きれればそれだけで尊い。

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