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冥姫  作者: 大雪
第一章 忘却の罪
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第十五話 被害者=加害者?

「あ、これだね」

 香奈が未解決事件ファイルを取り出す。

 それは、数百ページからなるA4雑誌だった。

 目次をチェックすると、パラパラとページを捲る。

「……うん、あった」

「香奈」

「うん?」

「それ見るの、向こうの読書スペースにしない?」

「え?」

「いや、だってここ……あんまり空気が良くないし」

 なんだか、さっきから冷たい空気が強くなっている気がする。

 確か、霊が居る場所は温度が下がると聞いた事がある。

 冷房のせいだと思いたいが、それにしては重苦しいねっとりとした感じもある。

 まるで、底なし沼の中にずぶずぶと沈んでいく様で……肌を見ると、しっかりと鳥肌が立っていた。

「う~ん、でも本を返す時に面倒だし」

 そうだ。

 本を返すという、手続きがあった。

 しかし……とにかく、今は早く此処から出た――。

「……」

「美鈴?」

 香奈が自分の顔の前でパタパタと手を振るのも気付かない。

 美鈴の視線は、香奈の背後の壁に釘付けとなる。

「あ……あ……」

 薄暗さが、増した気がする。

 と同時に、異常な寒さが美鈴を包み込む。

 だが、それすら気付かない。

 オカルトエリアの最奥の壁から視線が外せない。

 その壁から生える……黒い腕から。

 おいで……おいで……と、手招きする手から。

 と――その手が、ゆっくりと伸びて香奈の背後に迫る。

「か、香奈! 後ろっ」

「――!!」

 香奈の目が光り、凄まじい勢いで後ろを振り向き持っていた雑誌を丸めて右から左へと勢いよく、薙ぐ。

 だが、香奈はスカッとした手応えにキョトンとした。

「逃がしたみたい。美鈴、蚊は何処行ったの? ……美鈴?」

 蚊……蚊と言ったのか?

 美鈴は、今目の前で起きた事を一部始終目撃したまま固まっていた。

 自分には霊感などない。

 ない筈なのに、有り得ない場所から生えた手を見た。

 まるで、自分の所に招くようにして手招きする手が、香奈へと伸びた。

 それを見た瞬間、もしあの手に捕まればそのまま壁の中へと引きずり込まれていく様な気がした。

 駄目だ。

 あの手に捕まってはいけない。

 霊感などない筈なのに、激しく警告する本能が自分に叫び声を上げさせた。

 と同時に、香奈はくるりと後ろを振り向き丸めた雑誌を横に薙いだ。

 と、それは見事に黒い手に当たった――だけではなく、雑誌に弾かれた手は霧散して消えてしまった。

 と同時に、あれほど場を支配していた禍々しい圧迫感が消え、驚くほど体が軽くなった。

 しかも、先程の薄暗さが嘘のように、周囲が明るくなっている。

 どうやら、さっきの黒い手が原因していたようだ。

「美鈴? どうしたの? もしかして、蚊に食われたの?」

 だが、一番美鈴を驚愕させたのは、香奈には黒い手が全く見えず、しかも自分が倒したとも知らず、自分の叫びを完全に勘違いしている事だ。

 蚊って、何だ。

 蚊って!

 蚊如きでそんな叫びを出すわけがない!!

 しかし、説明するだけの気力もなく、美鈴は香奈の手を引っぱりオカルトエリアのそこから逃げ出した。

 本を返すのは、図書職員の人にでも押し付けてしまえばいい!!

 にしても、どうして自分まで変なものが見えるのだ。

 今までこんな事、なかった筈なのに。

 まあ……嫌な気配を感じることはあったが、それだって気のせいで済ませられたレベルだ。

 一体なんでこんな事に……。

 いや、きっとこれはただの偶然だ。

 霊とか、そういうのは波長が合うと簡単に見えてしまうと聞く。

 だから、もう見えませんようにと願いまくれば大丈夫。

 ようは、気の持ちよう。

 自分の意思で何とかなるものなのだ!!

「美鈴、ちょっと腕が痛いっ」

「え、あ、ごめんっ!」

「ってか、どこまで行くの? ここ、ご飯食べるスペースだよ」

「え?」

 気付けば、そこはカフェテラスのような造りをした硝子張りのエリアだった。

 白いテーブルが十数個あり、既に食事を取っている人達の姿があった。

 幾つか自販機も設置されており、飲み物だけでなく食べ物も買えるようになっている。

「もしかして、先にご飯食べるつもりだった?」

「え……と」

「別に、ここでも本を読んで良いみたいだし……先に食べちゃおうか」

 香奈の提案に、美鈴は促されるままに頷いた。

 そして二人は窓際のテーブルを確保した。

 四人がけのテーブルは二人で使うには少し大きかったが、荷物を置いたりすると、丁度良い感じになる。

「ご飯、ご飯」

 にこにこと笑いながら、香奈が自分の手提げからお弁当を取り出す。

 大きな巾着袋から出て来たのは、ベーコンとレタス、チーズと卵を挟んだ大きなコッペパンが三つ。

 更に、空揚げと野菜サラダ、リンゴが入ったタッパに、烏龍茶のペットボトルだった。

「美鈴は?」

「あ、うん」

 美鈴も、母が作ってくれたお握り二つにおかずの入ったタッパとお茶のペットボトルを取り出す。

「う~ん! やっぱりパンは美味しいな」

 コッペパンを口に押し込む姿は、どう見てもハムスターが頬袋に餌を入れる姿そのものだった。

 思わず笑みがこぼれる美鈴は、香奈の手元に気付いた。

 パラパラと未解決事件ファイルを捲っている。

「美鈴、あったよ」

 一つ目のパンを平らげて香奈は指を指した。

 そこには、先程ネットで見つけた事件が書かれていた。

 と、香奈が周囲に配慮してか小さな声で事件を読み始める。

 が、別にそんな事をせずとも、周囲は聞こえていないだろう。

 ウォークマンで大音量の音楽を聴いている者や、熱心に恋人と話している者、また食事より自分の勉強に集中しているものと、とにかく此方には無関心な者達が殆どだった。

 自分達が入ってきた時ですら、全くこちらを見なかったほどだから、よほど集中しているのだろう。

「ネットと同じ――今から三十年前の19××年の6月×日の火曜日。被害者は都心部に住む事務職の女性で、人気の無い河川敷に遺体が放置されていた。殺害方法は殺してから四肢をバラバラにするという残虐なもの……すぐに捜査は開始されたが、その次の火曜日には第二の事件が起きた」

 そこまでは、ネットで見た。

「第二の事件は、親子連れが被害にあった。やはり、人気の無い所に遺体が遺棄され四肢をバラバラに切断されていた。第三の事件は、第二の事件の一週間後で……サラリーマン三名が遺体となって発見される。そして第四の事件は、夜遊びをしていた女子高生二人が被害者となり……第五の事件――」

 香奈は、そこで言葉を句切る。

「……第五の事件の被害者は……女子中学生一名。全身に幾つもの切り傷と首の大きな傷、片目を失い、左腕を切断された状態で見付かった」

「……それって」

 傷だけなら……いや、女子中学生というのも同じだ。

「か、香奈」

「ま、まさか……」

 香奈は美鈴に引きつった笑みを見せると、続きを読み進める。

 傷の場所とか、女子中学生とか、似ている部分には香奈も気付いていた。

 だが、そんなわけない。

 顔写真があればまだしも……って、あったとしても顔を見ていない自分には分からないが。

 しかし、絶対に有り得ないと否定しようとする思いを、自分の中の何かがグイッと押留める。

「えっと、事件は全て午後七時~午後八時の間に起きており、犯人は『昭和の切り裂きジャック』として世間に恐怖をもたらした」

 だが、そこで香奈は読むのを止めてしまった。

「……続きは?」

「……ないわ」

「え?」

「第五の事件後、第六の事件を予測して警察が動いた。しかし、次の火曜日、同時刻、事件は起きなかった」

「起きなかった?」

「その後、更に次の火曜日を迎えるが、やはり事件は起こらず、第五の事件を最後に犯人は犯行を止めてしまった。これは一体どういう事なのか。犯人はまるで『切り裂きジャック』と同じように、その姿を消してしまったのである。しかし、この様な凄惨な事件を引き起こした犯人を許せぬとして、警察は更に調査に力を入れ……」

 そして、現在まで迷宮入りとなったままだという。

 既に、時効も過ぎてしまい、捜査本部も解散されてしまった事だけが最後に小さく書き添えられていた。

「香奈……」

「……後は、ネットで探すしかないね」

 香奈と美鈴は、第五の事件が書かれている場所を読み返す。

 そして読み返していくうちに、香奈の中で否定した筈の考えが少しずつ膨らんでいく。

 遺体の状態といい、女子中学生といい、美鈴が言わんとした椿の見た犯人との共通点が多い。

 だが、椿の見た犯人はまだしも、第五の被害者は既に死者だ。

 犯人である筈がない――と、普通なら言えるだろう。

 しかし――そう断言するには、椿の言葉がひっかかる。

 椿が犯人の姿を説明した時の――傷の位置、血みどろの姿。

 生きている筈がないその姿。

 それこそ、死者と言い表せる様なその風貌。

 いや……もしかしたら、死者だったのかも知れない。

 殺されて死んだ、その事件の被害者の女子中学生が恨んで……。

「いや、まさかね」

 香奈はその考えを打ち消した。

 確かに似ている部分はあるが、現段階では椿が見た相手と本当に同一人物とは限らない。

 それに、だ。

 香奈は犯人が化け物だという説はどうしても納得出来ない。

 確かに、殺された相手が悪霊となって……という話はあるが、あれはお話の中での事だ。

 それに、幾ら恨んでいたとしても犯人を手にかけるのではなく、こうして三十年経ってから全然知らない相手を手にかけるなんておかしいではないか。

 もしかして、今回の被害者達に何か共通点でもあるのだろうか?

「あのさ、香奈」

「美鈴?」

「なんかさ……この事件と、今回の事件の被害者……似てない?」

「……」

 どうやら、美鈴も自分と同じ事を思っているらしい。

 だが、香奈と違い否定までいかず、逆に似ている部分を次々とあげていく。

「三十年前の第一の事件の事務員と今回の第二の事件のOL。三十年前の第二の事件の親子連れと、今回の第三の事件の親子連れ……」

 美鈴は次々と似ている所をあげていく。

「いや、似ているのは当然じゃない?」

「え?」

「だって、今回の事件は三十年前の事件を知った模倣犯によるものかもっていう事で調べに来たんだし」

 昨日話していた三人組の女性。

 彼女達が、今回の件によく似ていたと話していた三十年前の事件。

 その話を聞き、模倣犯ではないかと推論を立て、その裏付けを取る為に探しに来たのだ。

 だから、似ていても不思議ではないし、寧ろあの女性達の言葉通りなら似ていなければならなかった。

 そう――だから、似ていても何らおかしくはないのだ。

 しかし、美鈴は違うと首を横に振る。

「美鈴?」

「違う。そうじゃなくて」

「何が違うの?」

 似ているという事は、誰かが三十年前の事件を知り、同じような事をしようとして今回の事件が起きた模倣犯によるものという仮定が出来る。

 となれば、犯人だって化け物ではなく、悪趣味な人間という事に――。

「違うっ」

 美鈴の叫びに、香奈はギョッと友人を見る。

「確かに、それだけなら模倣犯の可能性もある」

 美鈴は何を言おうとてしているのだろう。

 しかし、香奈は美鈴の言いたい事が分かった。

「問題は、最後に起きた第五の事件の被害者と……椿」

「や、やめてよ!」

 思わず叫べば、周囲で食事を取っていた者達が一斉にこちらを向く。

「す、すいません……」

 謝り座った香奈に、美鈴が真剣な眼差しを向けてくる。

「本当の事じゃない。特に、第五の事件の被害者は女子中学生……椿も女子中学生……」

「美鈴は何が言いたいの?」

「だから、共通点が多すぎるの。それに、犯行日時とか、殺害方法も同じだし」

「それは三十年前の事件を今回の犯人が模倣したなら当然の事だよ」

 でなければ、模倣とは言えない。

「それだけならね」

「それだけ……って、つまり第五の事件の被害者と椿の見た相手は同じだと言いたいの?」 

 そんな事、有り得るわけがない。

 それ以前に、第五の事件の被害者はとっくに死んでいるのだ。

 という事はなんだ?

 犯人は幽霊だとでも言いたいのか?

「そうよ」

「美鈴」

「別に私だって根拠もなしに言ってるわけじゃない」

「犯人は幽霊ですって言う事になんの根拠があるの」

「……」

 美鈴は黙ったまま答えず、代わりに香奈が畳み掛けるように言った。

「確かにこんな酷い殺され方をしたら、化けて出て来たっておかしくないかもしれない。でも、それならどうして三十年も経ってから? 普通なら、速攻で化けて出てくる筈よ」

 それをしなかったとすれば、何か理由があるのか――それとも、そもそも今回の犯人ではないという事だ。

 つまり、今を生きている何処かの人間が、ここ最近の間に三十年前の事件に影響を受けて今回の事件を起こしたという可能性だ。

 というか、そっちの方がよほど辻褄が合う。

「幽霊が犯人なんて、ある筈がないよ。模倣犯だよ」

「確かに似ている事は多いわ」

「でしょう?」

「でも……違う部分もある」

「へ?」

「殺害方法」

「……」

「三十年前は殺してから、四肢をバラバラにした」

 美鈴は一言一言を噛みしめるように言う。

「でも、今回は四肢をバラバラにして殺害し、それが直接の死因でそれ以外の傷は何もない」

 つまり、一瞬にして四肢を切断して殺害したのだ。

「そんな事……普通の人間に、出来ると思う?」

「……」

 香奈は、言葉に詰まった。

 確かに……美鈴の言うとおりだ。

 睡眠薬を使われた形跡もなければ、体を縛り付けた形跡もない。

 いや、その前に幾ら切れ味の良い刃物でも、人間の力で一撃で四肢を切断する事など殆ど不可能だ。

 そんな事は、少し考えれば分かる事だ。

 到底、人間の仕業とは思えない――そう、マスコミは報道していた。

 また機械で行えば出来るかもしれないが、それには大きな装置が必要となるだろうし、そんなものが道端においてあったらまず不審がられるだろう。

 それに、何処か別の場所で殺したわけでもなく、現場の状況から遺体の発見現場が殺害現場だと言われている。

 では、そんな人間業では到底不可能な殺し方が出来る人間とは誰なのか?

 いや、そもそも相手は人間なのか?

 香奈の中に、ゾクリと嫌なものが込みあげる。

 そんな事はない。

 化け物が……幽霊が犯人なんて……お話の中での事なのだ。

 しかし、そんな香奈の懇願にも似た思いを余所に、美鈴が口を開いた。

「それに……怪しいのよ」

「何が?」

「この、第五の事件以降に事件が終わった事が」

「え?」

「どうして、犯人が犯行を止めたのかなって」

「それは……捕まる恐れがあるからとか」

「本当にそうなのかな……」

「美鈴?」

 美鈴が、雑誌を見つめる。

「私……この人が怪しいと思うの」

「第五の事件の被害者?」

「そうよ。だって、その人を最後に事件がなくなった。別に、それだけの理由じゃないのよ」

「じゃあ、なんだって言うのよ」

「椿の見た犯人」

「……犯人?」

「椿の見た犯人は、まだ写真とか確かめてないけど、この第五の事件の被害者と同じ傷を持っている」

「だから、それは」

「もしかしたら、第五の事件の被害者が三十年前の犯人だったのかも」

 美鈴の推理に、香奈はぶっ飛んだ。

「はぁ?!」

「だって、そう考えられない?!」

「いや、ぶっ飛びすぎでしょ!」

「でも、一利あると思わない? 椿の見た今回の事件の犯人の話を思い出せば、考えられるのよ」

「……美鈴はどう考えてるの?」

「……私は、三十年前の事件自体が、この第五の被害者が犯人なんじゃないかと思うの」

「でも、この人も被害者だけど」

「もしかしたら、別の人に殺されたんじゃないのかな?」

「別の人?」

「模倣犯とか。で、たまたま犯人だったこの人が殺されて……」

「……」

「で、事件は終わった。で、模倣犯は捕まらず。でも……もし、この人には犯行を止めるつもりはなかったとしたら?」

「え?」

「椿から聞いた犯人は……殺す事を楽しんでる感じだった」

 そこまで、読み取っていたのか美鈴は。

「だから、もしこの殺された人が、本当はまだまだ犯行を続けようとしていたとしたら? 志半ばで殺されて、悔しかったんじゃない?」

「悔しいって……」

「端からみれば許せない事だけど、それを抜きにしてみて、自分がやりたかった楽しみを断たれた。となれば、心残りは凄いと思う」

「……で、今になって化けて出て、その心残りを晴らしていると?」

 ようやく、香奈にも分かってきた。

「うん……三十年前の事件が第五の事件以降終わった事、三十年前の事件と今回の事件が似すぎている事、椿の見た犯人の事……」

「けど、もし万が一化けて出ているとしても、犯人とは限らないんじゃない? 殺された被害者が、誰でも良いから恨みを晴らしているだけかもしれない」

「それもあるかもしれないけど……」

「それに……中学生が遺体をバラバラに出来る?」

「複数犯とか」

「……ってか、中学生の頭でそこまで出来るかがまず疑問だよ。絶対に、捕まるって」

「……」

「まあ、でも美鈴の話も筋は通っている事は確かだよね。とりあえず、後でもう一度パソコンでチェックしよう」

 筋は通ってはいるが、それは第五の被害者と椿が見た犯人が同一人物であって初めて通用する推理だ。

「う、うん」

 そうして、話を中断すると、二人はいそいそと食事を再開したのだった。


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