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灼熱の銀の球体  作者: 佐屋 有斐
第一部第五巻「天秤の剣」
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七十六章 三人の神

 


 第七十六章 三人の神




 

「虹の瞳……」

 まさか、目の前にいる子供がメトリアス女王たちから話に聞いた悪神なのだろうかとルーネベリは戸惑った。見るからにルーネベリよりも力のなさそうなか弱い子供にしか見えなかった。泣いているせいでもあるだろう、庇護欲がさらに刺激された。

 ルーネベリが思わず呟いた後で、子供は腕で涙を拭った。

「参拝の人、じゃないね……?」

「あぁ」と短くルーネベリが呟くと、白髪の子供は何度も涙を拭いながら懸命に泣くのを我慢して、言った。

「うっうっ……。ここにいちゃ駄目だよ。皆に見つかっちゃうよ」

「皆?」とアラが言った。

 白髪の子供は頷いた。

「皆、冷たいから酷い目に遭うよ」

 子供はすっと人差し指をルーネベリたちの背後に向けた。ルーネベリやアラ、リカ・ネディが後ろを振り返った。すると、先ほどまではなかった出口から光が差し込んでいた。

 ルーネベリは驚いて言った。

「さっきは、あったか……?」

 白髪の子供があどけない笑い声をあげた。

「僕が今作ったんだ」

 ルーネベリは再び白髪の子供を見て言った。

「作った?ーーお前は一体……」

「僕はスタルセラティティタン。この神殿の主人だよ」

「神殿?主人?じゃあ、もしかして、お前は……」

《神だよーー》と、背筋がぞくりとするような声で心の中に言葉が響き渡った。

 ルーネベリは後退り、アラは無意識に背中の大剣に手を伸ばしていた。リカ・ネディは微かに微笑み白髪の子供を眺めていた。

 シュミレットが静かに言った。

「神の家に勝手に侵入してしまったようだね。故意ではないけれど、失礼したね」

 白い髪の子供はすっかり泣き止んだのだか、美しく澄んだ虹色の瞳をシュミレットへ向けていた。シュミレットの興味があるのかと思えば、シュミレットの次にルーネベリ、アラ、リカ・ネディ、オルシエ、バッナスホートを見ていた。そして、言った。

「僕はそんなことで怒ったりしない。ここへ逃げてきたなら、僕が匿ってあげる」

「逃げてきた……と、言えばいいのか?気づいたら、ここにいたんだ」

 持ち主のわからない『声』を聞いた時の状況を思い出したが、ルーネベリにはどう説明すればいいのかわからなかった。その上、神といえども子供に理解できるのかもわからなかった。 

 白い髪の子供はルーネベリの手を小さな手で握った。

「僕は味方だよ。安心してついてきて。もう少ししたら、兄と姉が来るからーーその前に姿を隠しておかないと」

 子供に手を引かれ、ルーネベリは出口の方へ歩きだした。その後に、シュミレットたちもつづいた。

 白髪の子供は時折、ルーネベリの方を向いて笑顔を見せた。もう泣く様子がなく、少しほっとしていた。

 ルーネベリは手を引っ張られながら先を歩く白髪の子供に聞いた。

「ところで、さっきはなんで泣いていたんだ?」

「悲しくて」

「悲しい?」

 子供は前を向いて俯いた。

「僕はこんなところにいたくないんだ」

「いたくない?あぁ……」

 「ビュア・デアは悪神の世界だ」とルーネベリは頭の中で呟いた。白髪の子供は言った。

「兄弟たちにいつも意地悪されるんだ。同じようになれって言われてーー僕は良いことをする神になりたいのに。いつも怒られる」

「どうして怒られるんだ?」

「僕はここでは変わり者なんだ。言うことも、することも、考えることも。他の誰とも同じじゃないんだ。『異端の神スタルセラティティタン』。僕の兄弟が意地悪してそう名付けたんだ」

 小さな背中を縮こませてしょんぼりとさせた子供を見て、ルーネベリは言った。

「異端の神か!いいじゃないか」

 白髪の子供は大きく振り返った。

「良いの?どうして?」

「他人と同じことが必ずしも良いとは限らないからだ」

「どうして?」

「考えてみろ、皆が全てにおいて同じことを考えていたとする。一方方向の考え方では、答えは極端に絞られてしまう」

「悪いことなの?」

「悪いことではないが、可能性を狭めてしまうだろう。可能性が少ないということは、必ず行き止まりに到達してしまう。そして、その行き止まりが限界だと錯覚してしまう」

 ちょうど出口から出ると、明るい光の降り注ぐ中に白いタイルの敷き詰められた空間があり、青い空と、対照的な白い玉座が置かれていた。

 白髪の子供はルーネベリの手を握ったまま、身体をルーネベリに向けて興味津々の顔で見上げた。

「錯覚すると、どうなるの?」

「それ以上は発展も成長もできなくなる。後は、維持した後、衰退していくしかない。それはすべてにおいて言えることだ。限度があるといことは目安となるが、ただの目安であって終わりではない。まだ先があるという可能性は常に残しておくべきなんだ。他人と違うことを考える、それは素晴らしいことだというのは、その考えこそが新たな可能性の一つだからだ。人が人の考えを否定するのは、それが新たな可能性だと知っているが、自身が持っていないために僻んだり、その考えに至る経緯を理解していないために受け入れ難い。もちろん、前提として他人を害するためだけの倫理的に欠如した考えは省くがーー。

 他人の考えを認めるに足りる理由が発生すれば、悉く逆転する」

「逆転?」

「他人の考えを受け入れるようになるんだ。どんなに理解し難い斬新な考えも、考えと別の物事が結ぶつくことで理解を促すことができるーーあぁ、すまない。わかりにくい話をしたかもしれないな」

「ううん。全部わかったから、大丈夫」

「全部、わかるのか?」

「わかる。僕は、このビュア・デアに新たな可能性を与える存在なんだね」

 ルーネベリは苦笑い、赤い髪を撫であげた。

「まぁ、極端に言えば、そうとも言えるかもしれないな」

 白髪の子供は笑った。

「嬉しい。僕は必要な神だったんだ」

「あぁ……まぁ、俺には神の定義なんてものは端からわからないが、少なくとも、存在するということは何かしら意味や、その理由があるんじゃないかと思うが」

「意味や理由があるんだね。あっーーあそこに隠れて」

 少年神スタルセラティティタン玉座の裏側を指差した。

 ルーネベリはシュミレットと顔を見合わせた後に、スタルセラティティタンに言った。

「あんなところじゃあ、すぐに見つかると思うんだが……」

 ルーネベリがそう言ったところ、背筋がぞくりとするスタルセラティティタンの声が心の中に響いた。

《椅子の裏側に大きな石像を作ったから。その後ろに、早く!姉が来たーー》

 その言葉を聞いた途端、無性に早く隠れなければならないという衝動にルーネベリたちは襲われ、気づけば、無我夢中になって玉座の裏側まで走り、スタルセラティティタンが言った通り存在していた顔がなく、性別さえわからない白い巨人の形をした像の裏側に走り隠れた。

 少年神スタルセラティティタンの神殿にヒステリックな女の笑い声が響き渡った。


 女の笑い声を聞きながら、ルーネベリは冷たい石像に寄りかかった。酷く胸騒ぎがした。この女の声の持ち主を直視してはいけない。そんな気がしていた。

 今まで出会った女神たちとはまるで違うが、どう違うのかは説明できなかった。ルーネベリも、アラも、リカ・ネディも、オルシエも、バッナスホートさえ手が震え冷や汗をかいていた。シュミレットはーーフードを深く被り、様子は伺えなかった。いや、伺う余裕すらなかった。

 ルーネベリは心の中で思った。

《一体、どんな女神なんだ……》

 ぞくりと背筋に冷たい何かが走ると、声が身体の中から響いた。

《見たいなら、僕の目を通して見てよ》

 ルーネベリの視界に映っていた白い巨人の像から一転して、胸元が大きく開いた白いドレスと長い過ぎる茶色い毛皮で出来たような厚いショールを纏った口の大きな女性が見えた。金色の髪はとても短く、耳の下までしかなかった。その女性は両耳に赤いイヤリングを着けていた。女性が首を左右へ動くたび、イヤリングは大きく揺れていた。

 最初はその姿しか見えなかったが、次第に耳にその女性が喚き散らす声まで聞こえてきた。

「ーーティティ!あんた、また参拝者を逃そうとしたね!」

 ティティと呼ばれたのはスタルティティタンの愛称だろう。ルーネベリの目に映る景色は一瞬、床へと移動し、そして、再び、傲慢そうな女性に向けられた。

「ごめんなさい、アブロゼ。かわいそうで見ていられなかったんだ……」

 弱々しくそう言ったスタルティティタンに、女神アブロゼは言った。

「ハッ!あんたね、悪神だっていう自覚あるの?何度も言っているけど、あんたも私も同じ悪神なのよ。私が悪いみたいに言わないでくれる」

「アブロゼが悪いなんて言っていないよ……」

「言ってなければいいっていうの?あんたが逃したせいで、あいつらも、もっと苦しい目に遭っているのよ。私の神殿の奥は誰の神殿だと思っているのよ」

「スクリーの神殿……」

「その隣は?」

「インデルフォルス……」

「私はそいつらにどやされたんだよ。あんたが余計なことをしたせいでね!」

 相当怒っているのだろう、何かを蹴飛ばした。

 スタルセラティティタンが女神アブロゼに蹴飛ばされたのが何かを見ると、そこには上半身裸の青年が三人も倒れていた。三人のうち一人は肌が銀色をしており、一人は白く、最後の一人は真黄色をしていた。しかし、そこにいたのは三人だけではなかった。女神アブロゼの周りには顔立ちの整った若い青年たちが大勢膝をついていた。そして、女神アブロゼのドレスに隠れた両足がある場所付近から夥しい数の鎖が布越しでついていた。その鎖の先は途中で消えて見えていないが、女神アブロゼが動くたびに鎖は引っ張られていた。

「アブロゼ様」

 うっとりと青年のうちの女神の右手に跪いた青い肌の者が一人が声をかけた。

「うるさいね!今、喋っているんだよ。お黙り」

 怒鳴られたというのに青年は頬を染めていた。歪な関係だと一目見てわかった。

 女神アブロゼは鋭くスタルセラティティタンを睨みつけた。

「ティティ!あんたはあんたの仕事をすればいいの。他神の神殿で妙なお節介はするな。わかったね!」

 女神アブロゼはそう言うと、スタルセラティティタンに背中を見せた途端、跡形もなく消え去った。あれほど大勢いた青年たちも一緒に消え去った。そして、次に現れたのは、緑の炎を纏う男だった。まるで空を飛ぶように宙に突然現れたその男の第一声にルーネベリは驚いた。

「スタル!剣はどこだ?」

 激しくルーネベリは動機がした。目に見えいているのは明らかに少年神スタルセラティティタンが見えているものだ。ルーネベリが直接見ているわけではない。だが、緑の炎を纏う男がじっとこちらを見ていた。虹色の瞳でこちらを見ているのだ。頭ではわかっていても居心地が悪く、ルーネベリは無意識に胸元を押さえていた。

 実際に緑の炎を纏う男と対峙しているスタルセラティティタンは言った。

「レイション、剣ってなんのこと?僕、そんなの持っていないよ……」

「嘘つけ!この気配は真実の剣に間違いない。あいつはまだいねぇ。今のうちに寄越せ!」

「えっ、えっ、えっ……」

 フワッと神殿の床に降り立った緑の炎を纏う男神レイションは、少年神スタルセラティティタンの胸倉を強引に掴み上げた。

「早く、寄越せーーん?」

 レイションはスタルセラティティタンの首元に鼻を近づけて獣のように匂いを嗅いだ。

「残り香か?」と呟くと、レイションはスタルセラティティタンを床に放り投げた。

「うっ」と床に身体を叩きつけたスタルセラティティタンに対して、何ら罪悪感を感じることもなくレイションは意地悪い笑みを浮かべた。

「お前は持ってねぇな。お前の近くにあったようだ……」

 ルーネベリは心臓が飛び跳ねたの強く感じた。なんという勘の鋭さだろうか。真実の剣を持っているルーネベリは少年神スタルセラティティタンの側に先ほどまでいたのだ。剣に匂いなどあるのかはわからなかったが、匂いを辿ってルーネベリたちの元へ来るのではないかと不安を感じていた。ーーしかし、奇妙だ。神であれば何もかもお見通しなのではないだろうか。やはり、神だからといっても何でもできるわけではないのだろう。

 ルーネベリは心の中で呟いた。

《こっちに来るのか……?》

《行かないよ。レイションには見つける力なんてないよ》と背筋のぞくりとする声が冷静に答えた。ルーネベリはひとまずは安心した。

 そういえば、レイションと持ち主のわからない声は一致しない気がした。レイションの荒々しい口調とは違っていたはずだ。

 ルーネベリは心の中で呟いた。

《スタルセラティティタンだったな、俺の声が聞こえるのか?》

《うん、もっと話して」

 心の中で呟いているに過ぎないと言うのに、まるで会話をするように答えてくるスタルセラティティタンにルーネベリはそこで初めて恐怖心を感じた。ずっと全て心の声が聞こえていたのなら、なぜ黙っていたのだろうか。考えを心の中で呟く癖があるルーネベリにとってはとても不利な状況だ。なにより、スタルセラティティタンはルーネベリが真実の剣を持っていることを知っているのかもしれないと脳裏に過った。知っているのに、なぜ何も言わなかったのだろうか……。また、どうしてスタルセラティティタンは目にしているものをルーネベリに見せるのだろうか。

 レイションに向かってスタルセラティティタンは言った。

「僕、スクリーの神殿やインデルフォルスの神殿にいたんだ。もしかしたら、参拝者が持っていたのかも……」

 スタルセラティティタンはまるで息をするようにごく自然と嘘をついた。その様子を見ているルーネベリは寒気がした。

 あの少年神は何を考えているのだろう。スタルセラティティタンも真実の剣を狙っているのではないだろうかとルーネベリの考えが過ぎったが、心の中で呟かないように努力した。

 レイションは言った。

「あいつらの神殿か……。見に行ってくるか」

 フワッと飛びあがったレイションは煙のごとくあっさりと姿を消した。残されたスタルセラティティタン。ルーネベリの視界は再び白い巨人の像に戻ったーー。


 ルーネベリは瞬きをしながら目元を押さえて呟いた。

「今のは一体……」

 シュミレットが言った。

「どうかしたのかな?」

 ルーネベリは驚いてシュミレットの顔を見た。

「えっ、先生は今見なかったんですか?」

「何をかな?」

「アブロゼや、レイションたちの姿です」

「アブロゼ?」

 首を傾げたシュミレットに、ルーネベリは嫌な気がした。

「もしかして、何も見ていませんか?」

「君、何も見えなかったという方が正しいのではないかな。ここからでは像と玉座に遮られて向こう側は見えないからね。だから、君が何を見たのか気になるのね」

 ルーネベリはシュミレットの言うように目の前には巨人の像があり、像の端から向こう側を覗き込んでも玉座が立ち塞がっている。見える訳がないのだ。

 ルーネベリは赤髪を撫で上げてシュミレットに言った。

「俺は、ここへ隠れるように言った少年ーーいや、神が見ていた景色を同時に見ていたんです」

「なるほどね、それは珍しい体験をしたね。君は気になることがあるようだね」

「そうなんです。なぜ、俺に見せたのかーー。俺の他にも誰か見たかもしれません……」

 アラたちにも念のために確認しようとルーネベリが立ちあがったところ、像の端からあの少年神スタルセラティティタンが無邪気な笑顔のまま顔を出した。

「もう、出てきていいよ?お茶でも淹れるからこっちに来て」

 わざわざ呼びにきてくれたのだろうが、ルーネベリは微かな恐怖心

からか口を噤んだ。

 スタルセラティティタンに話を聞かれたかもしれないと思うと、このままシュミレットに話しかけていいのかわからず、少年神に言われるがまま玉座の方へ歩いてく一行の後ろでルーネベリは俯きながらとぼとぼと歩いていた。

 黙り込んだルーネベリの様子を見てシュミレットはふと、アラに言った。

「君は、護衛の仕事はしたことがあるのかな?」

 こんなところでそんな話をされるとは思わなかったアラは、意外そうな顔をして頷いた。

「仕事ではありませんが、剛の世界で護衛のようなことはしたことはあります。パシャルたちのように回数はこなしていませんが……なぜそんなことを聞くのですか?」

 丁寧にそう聞き返したアラに、シュミレットは口元に人差し指を置いて、黄金の瞳をルーネベリに一瞬だけ向けた。

 アラはシュミレットの真似をしてさっと目線をルーネベリに向けた後、シュミレットが何を言いたいのか大方予想がついたのだろう、こっくりと頷いた。

 シュミレットはそも、会話の続きだといわんばかりに言った。

「君は頼もしいからね。僕を守ってくれると信じているよ」

「もちろんです。お任せください」

 シュミレットとアラのやりとりを前で聞いていたリカ・ネディは先を歩くバッナスホートの後ろ姿を睨みつけていた。リカ・ネディの執拗なほど深く赤い瞳は意味ありげに視線を逸らさず、腰の近くに置いた手には拳を握りしめていた。あまりにも様子がおかしいので「おい」とオルシエが声をかけたほどだ。

「何だ?」とリカ・ネディが苛々と答えると、オルシエは適当に「これから、どうする」と言った。

 バッナスホートは視線を横に向けて、静かに背後の様子を窺っていた。

 誰しもが本当に言いたいことを伏せて、何かが起こる前の嫌な静けさは皆の心に疑惑をもたらしていた。









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