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灼熱の銀の球体  作者: 佐屋 有斐
第一部第五巻「天秤の剣」
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五十七章 目覚めた英雄



 第五十七章 目覚めた英雄





 腕の立つ者が数名いても多勢では到底及ばず、アジトの半分ほどまで黒いヤルカの侵略を許してしまい、アジトの人々もアラもバッナスホートたちも焦りはじめていた。

 はやく砂時計の器が満ちて欲しいーーと、誰もがそう願わずにいられなかった。

 シャウに守られながらルーネベリは目の前で繰り広げられる惨い戦いの一部始終をただ見ているしかできなかった。黒いヤルカたちは彼らの身を犠牲にすることになんら躊躇することもなく、血眼になってアジトの何処かにいるケンネル青年を探してテントを破壊してまわっていた。テントの数が少なくなるほど、アジトの人々も黒いヤルカの身体にしがみつくなどして捨て身の攻撃にでるしかなかった。ケンネル青年をどうしても守りたい一心だった。ところが、黒いヤルカたちはまるで怯むこともなく唸りながら武器である爪で容赦なくしがみついた人々の身体を斬り裂いた。人々の悲鳴を聞きながらも黒いヤルカたちはただ喚き散らしながら攻撃を繰り返していた。なぜ微塵も躊躇をしないのだろうか……。黒いヤルカの一匹が地面に伏すと、まだ生きているというのに仲間を平気で踏みつけていた。仲間意識もなく、思いやりもない冷徹な生き物。黒いヤルカはヴィソロゴダンと同じ生き物だ。しかし、色付きのヤルカたちは違った。

 彼らは同じ色付きのヤルカが傷つき倒れると、彼らを引っ張りアジトの脇へと連れて行き、身体を拘束され黒いヤルカに噛まれそうになっていたアジトの人々を突進して救いだし、黒いヤルカに牙を向いて威嚇した。同じ生き物であって、同じではない。両者のこれほどまでの違いは何だーー?

 前にも感じた違和感で胸がざわついた。この得体の知れない違いが、戦いを生んでいるのではないかと思ったからだ。

 シャウが突然「見ろ」と指差した。

 シャウが指差した先ではバッナスホートが名剣を振りあげ、渾身の一撃を食らわせた直後だった。黒いヤルカの血が舞い散った。たが、その血はゆっくりと宙を漂い、ヤルカは身を仰け反らせながら姿勢を不自然な形で元に戻していく。そう、バッナスホートに斬られた瞬間へ元通りに戻って行くのだ。飛び散った血はヤルカの身体に戻り、斬り傷がぴったりとくっついたのだ。

「今よ!」

 誰かが叫んだと同時に砂時計の最後の一粒が落ち、三角錐の器が満たされた。その瞬間、砂時計がゆっくりと横へ傾きはじめた。一番奥のテントから若い男の断末魔のような叫び声が聞こえた。きっとケンネル青年に刺さった爪を抜き取ったのだ。耐えがたい激しい苦痛を感じているのだろう叫びは長くつづいた。

 黒いヤルカたちは叫び声の聞こえてくるテントの方へ刮目したが、空に見える傾きつづける砂時計を見ると、一目散にアジトから出て行った。地面に倒れた黒いヤルカたちの半数も起き上がり、退散して行った。砂時計の器が満ちる直後に絶命しかかったものたちだろう。倒されたアジトの人々も数人がのろのろと起きあがった。

 悲鳴は消え、剣を握りしめたアジトの少年が呆然としながらも叫んだ。

「――やった、俺たちの勝ちだ!」

 少年の近くにいた男が叫んだ。

「ケンネルを守り切ったぞ!」

 アジトのあちこちからわっと歓声があがった。地面に座り込んだリカ・ネディが「やれやれ」といわんばかりに笑いながら赤髪を掻いた。バッナスホートは名剣を鞘に収めると、アジトの出入口から外に出て周囲の様子を伺った。黒いヤルカがいないかどうかを確認しに行ったようだ。オルシエはアジトの人々の近くにいたアラの方へ歩いていき、何やら話しかけていた。

 砂時計が横になるにつれて周囲がわずかに暗くなりはじめた。シャウがルーネベリの前で剣を鞘に戻してから言った。

「終わったな」

「あぁ、俺は何の役にも立たなかったが……」

 くるりとシャウがルーネベリを振り返り言った。

「ルーネベリの役目はこれからだ。真実の剣の使い方を考えろ」

「そうだな……。俺に何ができるのかを考えてみよう」

 シャウは口元を撫で、気まずそうに目線を落として言った。

「――その、ごめん」

「えっ?」

「戦いながら考えていた。俺はここに来るまでずっとアラさんに避けられていたんだ。近づこうとするたびに、彼女が遠ざかった。好かれていないとわかっていた。でも、アラさんと親し気にしているルーネベリを見るたびに嫉妬せずにいられなかった」

「シャウ……」

「少し落ち着いてから俺はアラさんと話をしてみようと思う。想いを告げて答えを出すのは彼女だ」

「そうだ、そうしたほうがいい。こんなところで俺と話しているよりもずっといいと思うからな」

 シャウがこっくり頷いた。

「ごめん、本当に悪かったと思っている」

「あれぐらいのこと、気にしないでくれ」とルーネベリ。シャウは苦く笑ったが、その時ですら色男だった。アラがシャウの気持ちに応えられなくとも、シャウはシャウに相応しい相手と出会えるだろう。ただ、それまでは時間がかかるだろうが……。

 

 戦いが終わり、砂時計が完全にひっくり返った後、辺りは真っ暗になっていた。アジトの人々はあちこちに火を灯し、戦いで亡くなった人々と色付きのヤルカたち、そして、黒いヤルカたちの埋葬がはじまった。

 皆、戦いに勝った時は興奮して勝利に勝ち誇っていたが、大勢の死者が出ていたことを知ると気持ちは沈んでいった。アジトの外で土を掘り、遺体を埋めるたびに人々は涙を流した。不毛な戦いだった。しかし、それでも不毛な戦いで守り切った人たちがいた。

 埋葬が終わってからしばらくして、一番奥のテントから気がついたケンネル青年とエート青年が出てきた。二人の姿はヴィソロゴダンに傷つけられ瀕死の状態だったものしか知らなかった為、しっかりとした足取りで歩いてくる二人の青年たちには驚かされた。砂時計がひっくり返るとどんな傷も再生するというのは、十三世界での奇術にあたるのではないかと思うが、砂時計が引っくり返るだけで何の代償もなくそんなことが起こるというのは些か不自然ではないのだろうかとも思う。けれど、消えかけていた命が助かったことは、なによりも喜ぶべきだろう。

 ブロンドで青みがかった目をした凛々しい面立ちのケンネル青年は人々にアジトで一際大きな松明の近くに集まるように呼びかけた。ケンネルはとてもアジトの人々に慕われているようで、小さな子供からお年寄りまですぐに周囲に集まって「無事でよかった」と声をかけられていた。茶髪で黒みがかった瞳の少し儚げな印象のエート青年はオルシエとアラの元に行き少し話をしてから頭を下げると、次にバッナスホートとリカ・ネディの元へ行き、最後にルーネベリとシャウの元へやってきた。

「恩人方、この度はケンネルだけでなく私の命まで救っていただきありがとうございました。――ケンネルが話をしたいと申しているので、どうぞお近くまでいらしてください。お礼は後ほど致します」

 エートは頭を下げた。礼儀正しい良い青年のようだ。ルーネベリは頷いて、シャウと共にケンネルのいる松明の近くまで歩いて行った。ケンネルは松明の下に子供たちと老人たちを座らせ、近くに寄ってきたオルシエとアラ、リカ・ネディ、シャウとルーネベリーーバッナスホートは来なかったがーー皆に目配せした後、両腕を天にかかげて大きな声で叫んだ。

「女神様の使者方よ、まずは感謝の言葉を申し上げる!あとわずかばかり遅ければ、この命尽きていたところ。このケンネルにまだヴィソロゴダンと戦う猶予を与えてくださったばかりか、真実の女神の剣をお持ちくださった!」

 ケンネルがルーネベリの方を向いた。

「あぁ、感じます。そこに真実の剣がある。ヴィソロゴダンを罰することができる唯一の剣が!」

 皆の視線がルーネベリに集まり、おどおどするルーネベリの周りに好奇心で一杯の子供たちが集まり、ルーネベリの背負っているプラチナの剣を見つけるなり叫んだ。

「剣だ。綺麗な女神様の剣だ。ケンネルの予言通りだった!」

「予言?」とルーネベリが声を漏らした。

 ケンネルは叫んだ。

「剣を持つ者がやってきた。もう間もなくだ。もう間もなく、皆は解放される。待ち焦がれた時がやってくる。さぁ、皆の者!ヴィソロゴダンを討つための作戦をーーくっ」

 よろけたケンネルを咄嗟に傍にいた青年が支えたが、まともに立っていられない様子だった。それでも「大丈夫だ」とケンネルは言うが、松明に照らされた顔は疲れ果て辛そうだった。

 エートがケンネルの傍までやってきて言った。

「ケンネル、回復したとはいえ急に無茶をし過ぎだ。皆も戦ったばかりだ、皆疲れているんだ。砂時計はひっくり返った後だ、しばらく奴らは襲って来ない。作戦を立てるにしろ、もう少し休んでからにしよう。無理をすれば全滅してしまう。剣は俺たちの元にあるんだ。焦って事を仕損じるわけにもいかないだろう」

 ケンネルはエートの顔を見て、周囲の人々をゆっくりと見てから頷いた。

「……エートの言うとおりだ。皆、疲れきった顔をしている」

「ケンネル、お前も疲れた顔をしている」

「大丈夫だ。でも、皆の為だ。しばし休もう。いくら焦ったところでまだ剣を持つ者の準備も終わっていない……」

 ルーネベリは再びケンネルの視線を受けて頭を抱えた。できれば、背中の剣を今すぐにでも勇敢な青年たちに手渡したかった。いや、一度手渡してみようかとすらルーネベリは思ったが、ケンネルは「剣を寄こせ」など言わず。ただ、身体を支えてくれている青年と共にルーネベリの方に近づいて言った。

「あまりにも身勝手な期待、あまりにも大きな重荷を背負わせていることを赦してほしい。その重荷は我々が背負わなければならなかったというのに、誰一人として背負えなかった……。それをその手に背負わせてしまった。女神様さえ背負えなかったものを……」

 ケンネルは腕を伸ばしてルーネベリの手を握ったが、ひんやりと冷たく、まるで力が入っていなかった。ルーネベリは思った。回復したというのは傷が塞がったというだけで、ケンネルの体力はとうに限界に達していたのだ。気丈に振る舞っていたのは虚勢だったのだ。ケンネルは重くなっていく瞼を伏せて言った。

「ずっと待ち望んでいた……。話さなければならないことがある。でも、今は……」

 ルーネベリはケンネルの冷たい手を握り返して言った。じんわりとルーネベリの熱がケンネルの手を温めた。

「心配しないとも、どこにも行きません。目が覚めるまで待ちます。俺はわりと気が長い方なので、ゆっくり休んでください」

 ケンネルはふっと笑った瞬間に目を閉じ、そのまま脱力してぶらりとルーネベリの手からケンネルの手が滑り落ちた。そうして、そのまま眠ってしまった。静かに寝息を立てるケンネルを支えていた青年と駆けつけたエートはルーネベリに頭を下げてからケンネルを抱えて奥のテントに連れて行った。ケンネルの姿が見えなくなると、アジトの人々も疲れた様子で散っていった。皆、休むために壊されたテントを直そうと地面に落ちた皮と枠組みを拾い集めていた。

 ルーネベリはそんな彼らの後ろ姿を見ながら考えていた。ケンネルは女神の言った「かつては予言者の子にして英雄の子」ならば、何かを知っているのだろう。そして、そのことをルーネベリに伝えようとしていた。きっと、必要な情報だ。聞かなければならないだろう。

 誰も背負えなかった重荷を背負わせたというのは、やはり力でどうにかなるものではないのだろう。わからないのは、女神さえ背負えなかったということだ。たまたまやってきたルーネベリたちのよう者が背負えて女神が背負えないというのは不可解だ。ふと、ルーネベリは高の庭で出会った黒豹が言っていた言葉をぼんやりと思い出した。

「身代わり」と、声に出してさらにルーネベリは気づいた。ルーネベリたちはずっと旅をしながら、誰かが行うはずだった事柄の代わりをしているに過ぎないのだと知らされていた。つまり、ルーネベリは誰かの代わりにプラチナの剣を与えられたのだ。そうだ、誰かの代わりだ。

 よくよく思い返してみると、ルーネベリたちははじめから天秤の剣の催しの中にいるのだ。そして、参加者たちの大半は剛の世界の武道家やそれらに属する者たちだ。その中では賢者であるシュミレットもルーネベリも異質な方で、参加者の大半はルーネベリたちとは出会っていないのだ。そうなると、他の参加者たちはシュミレットやルーネベリとは出会わなかった者たちは、シュミレットやルーネベリのような役割を担う人物と出会うのではないのだろうか……。

 そう思う一番の要因は、ルーネベリがシーナと名づけた神の庭で出会ったリンだ。シュミレットがいなくとも、シーナがいれば、平の庭まで無事に辿り着くことができただろう。今回の件でも、ルーネベリがいなかったとしても、別の人物がその代わりができたのだ。はじめからルーネベリでなければならないわけではなかったのだ。そう考えると、幾らかルーネベリは精神的な負担は減った気がした。しかし、ルーネベリの代わりになる人物は誰だったのだろうか。本来、ここにいるべき人物がいるならば、ぜひとも丸投げしたかった。


 皆がテントを張りなおした後、あれほどの激しい戦いがあったのかも忘れるほど、アジトは静かだった。アジトの人々のほとんどはテントの中で休み。ルーネベリたちのために幾つか焚火を起してくれた人々も作ったごた煮を振る舞ってくれてからテントに休みに行った。それでもテントの外には数人、人の姿が残ったが、皆、アジトの出入口の方へ向かい、万が一にも敵が来ないか警戒しているようだった。

 ルーネベリは出入り口から一番遠い焚火の前に座り、振る舞ってもらったごた煮の容器を抱えてぼんやりとしていた。そこへアラがやってきたのだが、シャウが真剣な面持ちででアラに声をかけて少し離れたところに作られた焚火の方へ連れて行った。二人きりで話をするつもりらしい。ルーネベリはシャウが落ち込んだら励まそうと思いながら、ごた煮のスープを飲んでいると、隣によっこいしょと大きな身体が座り込んだ気配を感じて見てみると、リカ・ネディが頭の上で腕を組んで寛いでいた。ごた煮の入っていた容器は空になって地面に転がっていた。食べ終わって休憩するつもりなのだろう。ルーネベリはごた煮を食べながらリカ・ネディに言った。

「他の二人はどこに行ったんだ?」

 リカ・ネディは欠伸をしてから気だるそうに言った。

「兄貴はテントで休んでいる。オルシエは鍛冶屋に会いに行った」

「鍛冶屋?」

「ここにどんな武器があるのか知りてぇんだとよ。――なぁ、男姉ちゃんとあの美男は何の話しているんだ?怪しいな」

「えっ、あぁ……よくはわからないな」

 ルーネベリがそう言うと、リカ・ネディはへらへら笑って立ちあがろうとした。

「ちょっくら見に行ってくるか」

「えっ、いや、やめておいた方がいい。邪魔をしないほうがいい」

 ぶんぶんと首を横に振るルーネベリに、リカ・ネディは「そうか?」とだけ言うとすぐに座りなおした。はじめからアラやシャウのことなどさほど興味がなかったのだろう。気まぐれな男だ。

 リカ・ネディは横になり、足を組んで片足を振りながら言った。

「しかし、暇だな。坊やがいればなぁ。からかってやったのに」

「坊や……。あぁ、パシャルのことか。そういえば、どうしてパシャルのことを坊やって言うんだ?親し気というかなんというか、とにかく坊やっていう年齢でもないだろう。気になっていたんだが」

 リカ・ネディはルーネベリの方を向いて意外そうな顔をした。

「ん?坊やの家族名を知らないのかぁ」

「家族名?」

「坊やの名はパシャル・ネディ。俺の従弟だ」

「――えぇ!」

「ガキの頃はリー兄ちゃんなんて呼んでよ、俺の後ろによくくっついてまわっていた。俺のお袋や伯母さんに鼻水たらしたかわいいパシャル坊や、で『坊や』と呼ばれてたんだよなぁ。それから、俺家ではパシャルのことはずっと坊やって呼んでんだよ」

 ルーネベリは頷いた。

「あぁ、そうだったのか……。従弟だったのか」

「まったく似てねぇだろう。俺は親父似だからな」

「そうだな、でも、なんだろうなパシャルと少し似た雰囲気をあるな。まだよく知らないだけかもしれないが、思っていたよりも悪い奴ではないんじゃないかと思っている」

 リカ・ネディは鼻で笑った。

「男姉ちゃんから何か聞かされたなぁ」

「あっ、いや、まぁ、そうだな。バッナスホートのことを色々とな。ネディは弟分だと聞いた」

「兄貴のことか……。俺は坊やとは全く似てねぇよ」

「そうか?まぁ、なんとなくだからな。パシャルと一番似ているっていえば、俺の知り合いに似ている気がする。俺の知り合いも良い奴だ。酒も飲めるし、話も合う。仲間も大切にする」

「あぁーーダネリス・バルローだろぉ?」

「えっ」

「違うかぁ?」

「いや、そうだが……。バルローとは知り合いだったのか?」

「知り合いって程でもねぇな。坊やとバルローの両方を知っている奴は必ず、二人がどことなく似ているって言うんだよなぁ」










明けましておめでとうございます。

今年も頑張って書いていきます、よろしくお願います。






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