バイバイ、エンジェル。こんばんは、最凶の相棒。1
捜査第一課の捜査官狭間墜人の朝は早い。
いや、時間感覚なんてこの職に就いてから失った。今が朝だと気づけたのはビルの隙間から差し込む白く輝く陽の光を浴びたからだ。
難航を極める事件。ー不夜嬢事件ー
朝から晩まで駆り出され、一向に上がらない成果。捜査本部の重たい扉からは朝の光に似合わない泥のような重苦しい空気が漏れ出ている。
「入りたくねぇな…」
思わず呟くと、
「おや〜?入らないんですか〜?」
背後から響いたのは、この場に似つかわないほど爽やかな声。常時陽の光を背景にしたような発光色男が俺の後ろに立っていた。男は俺をチラリとみて目を細めて微笑み
「お元気で何よりです」
と一言。
「え…?」
男は俺をすり抜け重たい空気を浄化するように豪快に扉を開けた。
「おっはよ〜ございま〜す!!どうやらワタクシの力が必要そうで〜きましたよ〜」
あの空気中入る度胸…やべぇ…って思いながら後ろについて入ると
「発光体はお呼びじゃねぇ!帰れ!!!!」
捜査一課長の守屋さんが唾を飛ばしながらブチギレていた。
「お前は捜査一課所属じゃねぇだろ!!誰の指示で来たんだ!!!!」
「門田警視長の指示ですが?なにか〜?」
と守屋さんから発光体と呼ばれる男はたおやかな笑みを浮かべそう言った。
「ーチッ。上の指示かつわざわざオメェがくるっつぅことは今回は第四種事案ってことかよ!この捜査本部は解散だ!!!!」
守屋さんがそう叫んだ瞬間空気がざわついた。
「いや〜?捜査一課の力も必要ですが〜?」
この発光色男の一言で空気が静まり返った。
キャラ紹介
狭間墜人:主人公。とりあえず眠いしこの空気から逃げたい。
発光色男:元捜査一科所属。守屋と知り合い。なぜ捜査本部に乱入したのか?
守屋武:捜査一課長。発光色男と知り合い。




