第36話 凍結乾燥
彼女の黒いローブが透明になり、全身の肌がモスグリーンになった。黒いブラジャーとティーバックが黒いヘドロになり変身した。
「これが最強の姿だ」
女傭兵は変身した姿を見せて笑った。さまざまな能力を組み合わせて変身能力のように体を強化した。
「攻撃!!」
トランプの騎士隊は変身した敵を見ても恐れずにマシンガンを向けて、エネルギー弾を連射した。凄まじい数のエネルギー弾でかわすことができない。
しかし傭ヘドロには余裕があり、透明なローブがバリアになってエネルギー弾を防いだ。バリア能力を利用して、ローブを頑丈なバリアにした。
さらに吸収能力を使っており、威力をさげ、自分のエネルギーにし、体がヘドロなのでダメージがない。
無駄でもトランプの騎士隊は撃ち続ける。
「エネルギーをありがとう。お礼よ」
彼女は吸収したエネルギーを使い、全身から緑のヘドロを出した。ヘドロが地面に触れると同じヘドロになって広がっていく。
「地面が!?」
地面が緑のヘドロになり、足が沈んだのでトランプの騎士隊は驚き、攻撃をやめた。黒のジョーカーはジャンプをし、背中から悪魔のような羽を出して飛んだので沈まなかった。
「殺さずに動きを止める方法は石化能力だけじゃない」
石化能力と違って補助能力では防げないのでトランプの騎士隊と雑兵蟻達はその場から動けなくなった。
「力が!!」
なんとか出ようとしているが、ヘドロには吸収能力があり、トランプの騎士隊と雑兵蟻達はエネルギーを奪われて出ることができない。吸収したエネルギーは傭ヘドロのものになっており、彼女のエネルギーは減らない。
「それなら!!」
攻撃はできるのでトランプの騎士隊と雑兵蟻達は武器を自分や味方に向けた。死んで復活し、卵を産んで、ヘドロから出ようとしている。
「そうはさせない」
女傭兵は漏斗から緑の液体を噴射した。
「くっ!!」
くらったトランプの騎士隊と雑兵蟻達は緑の液体が固まって動けなくなり、自殺と同士討ちができなくなった。
「なんてやつだ!!」
空中にいる黒のジョーカーは殺さないで無力化した傭ヘドロを睨んだ。彼女だけでトランプの騎士隊と雑兵蟻達は止まってしまった。
「私が殺して助けないと!!」
黒のジョーカーが味方を攻撃しようとした時、康が現れた。緑のヘドロの上にいるが、足は沈んでおらずエネルギーも奪われていない。
「康様!!」
「現れたな、康!!」
黒のジョーカーは攻撃をやめ、女傭兵は喜んだ。
「邪魔な女だ。私が片づける」
ゴスロリ男の娘は怒っており彼女を睨んだ。
「くらえ!!」
傭ヘドロは両手を伸ばし、鞭にして振った。康は攻撃をかわして、スカートをたくしあげ、純白のパンツが見えた。
「恥光線!!」
パンツの股間部分から彼女にダメージを与えた紫の光線を発射した。しかし透明なローブが光線を吸収し、威力をさげて防いだ。
この姿は康の攻撃を防ぐことに特化しており、バリアは壊れなかった。
「あんたもベトベトにしてあげる!!」
女傭兵は漏斗から緑の液体を噴射し、ゴスロリ男の娘に浴びせた。
「くっ!!」
康の能力で液体が固まらなかったので動けるが、服と体が汚れて不快になった。
「厄介だから敵にならないようにしてやる。ブリザードライ!!」
怒ったゴスロリ男の娘の体から冷たい風が出て回転し、竜巻になった。風は緑の液体を凍らせて、水分を飛ばして乾燥させたので粉々になって消えた。
竜巻は広がっていき、緑のヘドロと液体を凍結乾燥させてトランプの騎士隊と雑兵蟻達を解放した。
「なんと!!」
自分が変えたものがなくなったので女傭兵は驚いた。そして竜巻は彼女を襲う。
「バリアで防いでやる!!」
バリアと体に頼り、竜巻に耐えようとした。この竜巻はバリアを破るものではなくバリアごと傭ヘドロを攻撃するものだった。
「か、体が!!」
竜巻に包まれ、バリアが吸収して威力をさげても彼女の体は凍って水分が飛んでいる。
竜巻が消えると傭ヘドロは固まっていた。凍結乾燥しても瑞々しい姿を保っている。
「これで進める。あの女も捕えろ」
「「「はい!!」」」
トランプの騎士隊は康の命令で固まっている傭ヘドロを運んだ。水分を与えなければ彼女は元に戻らない。
「黒ガマと傭ヘドロがいなくなって殿坂家は無防備になった。覚悟しろ」
黒ガマと傭ヘドロを捕えたので康は殿坂家を攻めなかった。
傭ヘドロはインスタント食品のようになりました。
「美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者」と「非正規団員の小事件集」も連載中です。




