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第35話 万全の反撃

 ◇


 砂塵の残党が全滅した後。全体を把握していない傭ヘドロと黒ガマは敵がくるのを待っている。

 砂塵の残党がいることを知らず、全滅したので味方にやられることはなくなった。


「きたな!」


 敵がきたので傭ヘドロは笑みを浮かべた。トランプの騎士隊のダイヤと雑兵蟻達がきた。クラブをいかせると、ばれてしまうのでダイヤをいかせた。


「お仲間と同じように石にしてやる」


 先行部隊と同じようにただ進んでいるのでバカと思っている。トランプの騎士隊は止まってマシンガンを向け、エネルギー弾を連射した。


「そんなもの、私にはきかない!!」


 女傭兵はバリアをはって防ぎ、機械の体のヘケトにまたがっている黒ガマは移動してかわしている。足手まといがいないので集中して自分を守ることができ、バリアが頑丈だった。

 黒ガマは背中の黒い刀を抜き、先行部隊と同じように敵をけちらす。


「石化多!!」


 敵の陣形が崩れたので傭ヘドロは手の平から水色の光線を発射した。先行部隊と同じようにくらったが、石化しなかった。


「無策でくるほどバカじゃなかった。それにしても、あの人数に補助能力とは」


 石化していない敵達を見て、女傭兵は笑い、冷や汗をかいている。

 康と赤のジョーカーは補助能力で状態異常にならないようにして石化対策をしていた。


「くっ!!」


 石化しないので黒ガマは無駄な戦闘をするしかない。いくら攻撃してもトランプの騎士隊は復活し、雑兵蟻達は卵を産んで減らない。


「補助能力で石化はできないが攻撃はきくだろ!!」


 黒ガマが攻撃をして止めているので傭ヘドロは漏斗から炎を噴射して援護した。


「全員、かかれ!!」


 彼女は隠れている団員達と待機している部隊を動かす。ザコでも彼女なら、うまく動かして戦うことができる。

 しかし、だれも現れなかった。


「どうした!! 早く出てこい!!」


 だれも現れないので女傭兵は焦っている。


「わー!!」


 傷ついた団員達が逃げてきて、追ってきたトランプの騎士隊に攻撃されて死んだ。


「やつら、コンテナから出たのか!?」


 石化してコンテナに入れたトランプの騎士隊のクラブが現れたので傭ヘドロは驚いた。彼女にばれないようにトランプの騎士隊と雑兵蟻達で味方を攻撃していた。

 攻撃を受け混乱して逃げており、死体が飛んできた。

 さすがの傭ヘドロでも全体を把握することができず、勝手に逃げている味方を戻すことはできなかった。


「やってくれたな!!」


 戦えるのが自分と黒ガマだけになってしまったが、面白いので笑っている。


「ここを突破されたら終わりだ」


 敵が増えても黒ガマはなんとか戦っている。そんな彼女の前に黒のジョーカーが現れた。


「こいつは強い」


 強敵なので黒ガマは警戒して斬りかかる。黒のジョーカーは剣を抜き、剣と刀がぶつかる。

 ヘケトで移動しながら攻めているが、黒のジョーカーは余裕があり、持っている剣から無数の剣を出して飛ばした。

 移動しながらかわし、かわせなかった剣は刀で弾いた。


「よく戦ったが、お前は終わりだ」


 強敵に集中していて、突然現れたホールケーキの人喰いクラゲに気づくのが遅かった。


「なっ!?」


 トゲだらけの青い触手を伸ばして黒ガマとヘケトを捕えた。


「くっ! はなせ!」

「ウー、ウー」


 いくら抵抗しても触手のトゲがくいこんで巻きついているので逃げることができない。


「お前は生け捕りにする」


 黒のジョーカーは康の命令で黒ガマを捕えた。


「うっ!?」


 人喰いクラゲは黒ガマの口に触手を巻き、加勢できないように、ここから離れた。

 敵が傭ヘドロだけになった。しかし捕まった黒ガマを見た彼女は絶望していない。黒ガマがいなくなったのでトランプの騎士隊と雑兵蟻達は進む。


「こうなったら私だけでお前達を倒してやる」


 ひとりになっても女傭兵は逃げず、石化能力とは違う切り札能力を使った。


 


 


 

 康の反撃が始まりました。

 「美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者」と「非正規団員の小事件集」も連載中です。

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