『ブドウの木とヤギ』
ブドウの木にふさふさと実がなって、食べごろになっていましたので、プレスマンを幹にも枝にもたくさんつけて、実を食べられないようにしていたのですが、実以外にも、若芽が出ていたのを、ヤギが目ざとく見つけて、全部食べてしまいました。若芽を全部食べられてしまいますと、来年の実りに悪い影響を及ぼすのですが、実しか守っていなかった失策です。
ブドウの木はヤギに言いました。そろそろ秋になる。収穫の祭りのために、私の実はブドウ酒となるだろう。そこでお前は神様への捧げ物となって、ブドウ酒をかけられるのだ、と。
教訓:因果応報。