勇者パーティとの別れ
懲りずに新シリーズいっきまーす!
「お前、今日でクビな。」
「……はい?」
「だーかーらー!クビだっつってんだろ!」
「勇者サリュースティン。落ち着いてください。」
「いい加減愛称で呼んでくれよ聖女リアン。」
「私は愛称で呼ぶ許可を出していません〜」
「わーかったよリリアンヌ。」
「え、えとなんで僕クビに……」
「はぁ?そんなん決まってんだろ!邪魔なんだよ!」
「邪魔?」
「そうだ!俺のハーレムにはお前が邪魔だ!」
「……それだけ?」
「あぁん?やけに反抗的だな」
「サリュースティン。私は反対です。魔法職の彼が
いるからこのパーティは回っているんです。」
「はぁ?そんなことねぇだろ!
こいつは役立たずじゃねぇか!」
「そんなことないわよ。
ユアンは充分すぎるくらい働いてるわ。」
「ス、スティアまで……」
「まぁでもそうねぇ、そこまで言うんだったらいいわ。」
「!おう!やっぱりこいつはむのう……」
「私とリアンも一緒に出ていくことを条件に
ユアンの解雇を認めましょう。」
「……は?」
「あら、さすがティア!頭が回りますね〜」
「これぐらいすぐに思いつくわ。」
「ふふ、ティアはすごいですね〜」
「当然なんだから!よし、2人とも行きましょう!」
「は〜い」
「……え?わ、わかった!」
「お前ら待て!俺のことは…」
「あんた誰ー?さ、行きましょ!」
「教会に連絡入れました〜これで大丈夫です〜」
「どこに行くとか決めてる?」
「それじゃ旅して決めましょ!」
「賛成です〜いっそ国作っちゃいましょ〜」
「せめて領地ぐらいでとどめてね…」
「…っクソ!まぁいい、新たに代わりを
見つければいいしな。」
ちなみに名字に石の名前が入っている人はメインで活躍するメンバーです……多分。