00話 STAGE2
『STAGE2』
それはこの世界のことである。
STAGE2ということはSTAGE1があるということ。
STAGE1は
『地球』
だ。
何故、『STAGE』などと言われているのかと言うと、簡単に言えば神々の遊びである。
ここだけ聞くとちょっとよく分からないが、これが1番正確なのだ。
順を追って説明しよう。
まず、世界の国の都市にマグニチュード8以上の大地震が起きた。1都市1地震なので、大きすぎて国の都市が分かれている国は、都市の数、大地震が起きた。
勿論日本も対象内である。
いわゆる首都直下地震ってやつだ。
これには地震等を研究している人もあらびっくり!
あらびっくりどろこじゃないんだけどね。
これが起きたのは20XX年11/28。
そして次に1億年後に衝突すると予測されていた銀河が、猛スピードでSTAGE1に迫ってきたのだ。
この事を聞いて絶望した。
然し、諦めない人もいたようでごく少人数が火星に行ったと聞いた。
まあ、火星に行ったところで何も変わらないと思うけど。
そんなわけで研究者が可笑しすぎると、地、空、海を調べた。
そんなとき、空が歪んでいることに気づいた。
その歪みは、首都の上に出来ていた。
これは首都直下地震が起こるように誰かしらが弄ったと言うことであろう。
同じく、地球と銀河の間の空は酷く歪んでいた。
それが発覚したはいいものの、人類に為す術もなく、呆気なく1年後に滅んだのであった。
こんなこと、人間業ではない。
神以外、有り得るか?
神々の遊びということが発覚した瞬間、ある男は神が許せなかった。
いつも寄り添ってくれた親。
一緒にいたくなる笑顔が溢れる親しい友。
まじでわかり易い数学の先生。
そんな微笑ましい日常が一瞬で壊れた。
彼は酷く憎んだ。地獄の果まで追いかけて必ず抹殺し、このシュミレーションゲームを終わらせる。そしてまた微笑ましい日常に戻るんだ!
「今日から高校生か…」
なんでも、STAGE2にも小学校、中学校、高校、大学はあるらしい。
STAGE2では高校生から生きるための術を学ぶことが多い。
まあ、STAGE2ではそこら中に魔物がわんさかわんさかいるもんだから高校生より前に術を学ぶ者もいるが…。
しかし俺はこの神に対する怨念のせいか、はたまた神の気まぐれかで何故か前世の記憶が残っている。
このSTAGE2でも死にまくって3回目の挑戦だ。
ちなみに神は合計7体いるようだ。
まだ1匹も殺れていないのだが、いずれかは全員ぶっ殺すつもりである。
ま。そんな彼の神をぶち殺す物語が始まろうとしているわけだ。