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この世界を愛し生きていくと決めた記念日  作者: 平和男/タイラカズオ
プロローグ
1/29

"ハジマリ"と"オワリ"と"コレカラ"


主たる創造者は7つの"種族"を創造した。


主たる創造者は7つの種族間の争いを嘆き、ラグナロクを起こした。


主たる創造者は残った各種族の長に、7つの"耳飾り"を創造し、与えた。


主たる創造者はそれぞれの種族の力の差をなくした。


主たる創造者が与えた耳飾りは新たなる争いを生んだ。


主たる創造者は悲嘆の声を上げた。


主たる創造者は自身が想像した世界を見捨て、空の彼方に消えた。


主たる創造者が消えたことによる悲しみ、重圧からの開放によるさらなる争い。


新たなる創造者の降臨。


新たなる創造者は一つの種族を生み出した。


新たなる創造者は新たなる種族に自身の"血"を与えた。


新たなる創造者は消えた。忽然と。



「"黒"く塗られた"嫉妬の耳飾り"を与えられし"魔族"」


「"赤"く焼かれる"憤怒の耳飾り"を与えられし"竜族"」


「"白"く渇望する"怠惰の耳飾り"を与えられし"神族"」


「"金"色に焦がれる"強欲の耳飾り"を与えられし"ドワーフ"」


「"銀"に輝き謳歌する"傲慢の耳飾り"を与えられし"人間"」


「"翠"に浅ましく"暴食の耳飾り"を与えられし"サハギン"」


「"躑躅"に卑しく"色欲の耳飾り"を与えられし"エルフ"」


そして新たなる創造主の血液をあたえられし"巨人"



世界は栄華を極め、栄華に溺れ、栄華に散った。


7つの種族と1つの種族は争い、絶え間なく血が流れた。


"神族"・"巨人"・"人間"を除く5つの種族は、その皮肉な耳飾りとともに歴史の彼方に消えた。


やがて3つの種族は争いをやめ、ともに生きるものが現れた。


しかし、芯にあるのは争いの性。




主たる創造主、及び新たなる創造主は  "戻らなかった"

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