お前を……ツブす
前回は純粋なファンの心がけを自分なりに紹介しましたが、今回は作者様に向けて、読者目線から伝えたいことがあります。自分的に許容できない、作者、作品をツブそうとするいわゆる荒らし行為等への心構えです。
ただ残念なことに自分はそういうものを目にしたことがありません。噂に聞くだけです。自分がやったこともありませんし、作者として被害に遭ったこともありません。まあ当然でしょう。荒らしが見られるのは上位ランキング作品、高ポイント作品、絶賛ランキング駆け上がり中の作品に限るようです。考えてみれば当然です。そういうことをやりたがる人は目立ってナンボですから。感想ゼロの作品荒らしたって作者以外誰も見てくれません。当たり前です。
なろうのエッセイを読んでみるとだいたい1000ポイント前後、そして感想欄が賑わってる人気作から被害に遭うようです。自分のように50ポイントもいけば大ヒットの底辺はまず荒らしの心配はないでしょう。
底辺でも何かのきっかけで1000ポイントまでいってヨッシャーとか思ってたら荒らしに遭うってとこでしょうか。そのへんが目安と考えてよさそうです。800ポイントゲットしたあたりから荒らしへの心構えをしておいた方がよさそうです。
多くの上位ランカーは感想シャットアウトして執筆に専念してらっしゃるそうです。賢明な判断だと思います。しかし読者の声が聞けないというのも寂しい話です。それでもネガ意見を目にしたくなければそれくらいしか方法はないでしょう。また、気になる人はとことん気になるのかもしれません。見ちゃいけないと分かってても見てしまう、気にしてはいけないと分かってても気にしてしまう。クリエイターとはそういうものなのでしょう。結果、気にしすぎて活動自体をやめてしまう。つまり、荒らしの勝利です。これに味をしめた荒らしはますます図に乗る構図が容易に想像できます。ただの想像ですけど。では、その荒らしをプロファイルしてみましょう。
大半は愉快犯の域を出てないと思います。面白そうだからやってみた、くらいの動機でやってるだけなので気に留める必要は多分ありません。が、中には相当な執念でツブしにかかる手合もいるようです。その人は一体何が目的なのか。まあだいたい想像つきますけどね。
例えばですが、自分が軽い気持ちで投稿した作品がなんかの間違いでバズって順調にランキングを駆け上がったとする。そうなるとこっちも本気モードになります。真面目に書いて投稿して、なんとかランクインを目指すことでしょう。自分はそういうやつです。しかし、あとちょっとでランクインできそうなのにそこから上になかなか行けない。そうなると自分はどういう行動に出るか? 頑張ってもっと面白いもの書く? ノンノンノン! なんの才能もないやつはそんな正攻法など採りませんよ。自分だったらまず間違いなく直近の上位ランカーツブしにいきます。そいつらさえツブせば自分が上がれるんですから。
クリエイターにあるまじき行為? 何を仰るやら。こっちはクリエイターかぶれに過ぎない底辺常連。まともにやって勝てないなら搦手でも寝技でも何でもやります。バレなきゃ反則も高等テクなのは世界の常識です。
まず自分なら上位ランキング作の感想欄回ってメンタル弱そうな作者狙って荒らしを仕掛けます。1度ダメでも2度、3度。それでもダメならターゲット変えます。それで上位数人ツブせれば御の字です。後は自分がしれっと空いたポジションに収まるだけです。
念の為ですがこれは仮定の話です。自分はそんなことやるほどポイント稼いだことは幸いにもありません。でも、奇跡的にランクインしそうになったらそういうこともやりかねないって話です。荒らし被害に遭った人はそういう可能性も考えた方がいいってことです。
荒らしに遭って、嫌な気分になって、そこでフェードアウトして後続に道を譲るか、ファイト燃やしてぶっちぎるかはその作者様次第。ま、自分はそんな偉そう言える立場になったこともないんですけど。
ただ、ツブす側にしてもツブされる側にしても、1000ポイントも稼ぐ人にはそれだけの読者が待ってるって事実も忘れないで欲しいのです。