カネも払わない奴はクソ
結構長いこと続いたな……このシリーズ。ただでさえ少なかった読者様がさらに減ったかも知んない。でもいいんです。自己満だから。読者様は何が楽しくて読んでくれてるのかは分かんないけど、読者様の意向に沿った物が書けるほど器用じゃありませんし。
そもそもこのシリーズ、なろうでよく見る意見を自分なりに解釈して発散したい意図があったんですね。気になった意見に個別で感想送ろうかと思ったけど、それじゃなんか批判じみたものにしかならないのが容易に想像できて、それでここに書き殴ろうと思ったわけです。自分がスッキリできりゃそれでいいのです。それでこれ読んで、やっぱり同じようなことが引っ掛かってモヤついてる人の一助にでもなれば幸いです。もちろん、自分自身ここに書いてきたことが全て正しいとは思ってません。あくまで個人的な意見です。
というのも自分自身、釈然としないことが多々あるのです。好きで始めた執筆、投稿のはずなのに、何故か悩んでる人は結構多い。それどころか嫌な思いして辞めていく人が跡を絶たない。せっかく同じサイトで知り合って、共通の趣味がある人もたくさんいるのに。なぜか続々と退会され、活動も休止されてしまいました。もちろん、大人の事情で辞めざるを得ない人もいるでしょう。それを説明するのもメンドいので、嫌になったので辞めますと当たり障りのない理由を付ける場合もあるのでしょう。それにしても似たような悩みが多い。でもそんな悩みで辞めてもらっては困るんですよ。ユーザーとしては。
最近自分はスマホを購入しました。これのおかげでフリースポットで気になった作品をまとめて落として、空き時間に楽しませてもらってます。玉石混交、面白いもの、深いものもあれば拙いものやトンガったもの、かなり危険な思想なものも見受けられます。それもフリーの、素人投稿作品の大きな魅力です。
翻って最近は古本屋や図書館にあまりトキメかなくなりました。怖いのでみなまでは言いませんが、普通の出版作は自分のような凡人が読むとみんな似ているような気がするのです。それが作者のやりたかったことか、編集や出版元の意向によるものかは自分ごときには窺い知れません。が、それを悪いというつもりもありません。商業作品はナンボ面白い作品でも売れなきゃ駄作ですから。万人にウケるようにしようと思ったら水で割って飲みやすくする必要があるのでしょう。
でも、ネットの投稿作品は水で薄めてません。作者のナマの創作意欲がストレートで注がれてます。甘さも苦味も渋みもキツくてとても万人にオススメできないものも多々ありますが、自分はもうそういうものでしか酔えなくなってるのです。ま、これは読み物に限った話でもないんですけどね。
商業作品のルールに縛られないのが投稿作品の最大の魅力のはずなのに、書籍化やランキング等々のしがらみに囚われてその最大の武器を自ら放棄しているような作者さんも見受けられます。それを悪いというつもりはありません。それはそれでまた別の魅力がありますから。でも、中にはご自身に向いてないスタイルを無理やり通して、心折れて辞めていく人もおられるようです。
それは自分なんかに言えたことでも全然なくって、商業作品のパターンをそのままパクったような手法で書いてるもんだからどれもフリー作品らしい魅力に欠けます。
でもいいんです。それは結局自分自身、小さなコミュニティで楽しくやれりゃそれでいいような人間ですから。
何人いるかも分かんない大勢の作者さんの中で、必死こいて拙い自作のアピールするのは、つまるところ気の合う仲間が欲しいからです。そこで知り合えた作者さんとワイワイガヤガヤやって作家気取ったり趣味の話に花を咲かせたりするのが楽しいからやってるんです。でも、哀しいことにそんな人はなかなか見つかりません。せっかく知り合えても、どういうわけかすぐにおられなくなる場合が多いのです。ええ、もしかすると自分に問題があるのかもしれません。
それでも、そんな自分の作品を読んでくれたり、評価してくれたり、お義理かもしれないけど感想送ってくれる方が大勢います。ありがたくて申し訳なくて涙が出そうです。でも、それももう長くはないのかもしれませんね。それについては次回に。