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感想なんか書く奴はクソ

 あ〜あ〜、はいはい。また過激なサブタイで読者の気を引くおつもりですね? もうその手には飽きたよ。ぶっちゃけお前運営の回しモンじゃねーの? そんなぼやきが聞こえてきそうです……いや、聞こえるはずがない。だってこのエッセイ読んでる人はそんなにいないはずだから……


 たしかに今まで過激なサブタイだった割には肩透かし気味の消化試合ばかりでストレスたまった人もおられるのではないかと思います。でも今回は正真正銘、心の底からそう思ってるんです。

 あえて言おう! 感想なんか書く奴はクソであると!(自分のマイページは明日には消えてるかも知れない……)


 でもみんな感想書きたいよね? 書いてもらいたいよね? だってそういう機能があるんだもん。


 これもデジタルの強みです。ハガキ職人は同好の士であっても掲載されない限り意見交換や交流できません。ましてやプロとただのユーザーではやりとりなどほとんどできません。でもネットではそれができちゃうのです。夢のような話です。作者と読み手の距離がぐっと近付くのですから。でも、アイドルとファンの垣根を低くすると変な事件が起こるように、ある程度の垣根は必要なのかもしれないと思う今日このごろ……


 好きな作品に出会えたら応援したいよね。感想書きたいよね。作者様のリアクション欲しいよね。当然のことです。でも、それも突き詰めていくと「私、こんなにアナタ(あるいは作品)が大好きなんですよ〜 私を見て〜 私だけを見て見て〜」ということなんですね……いや、それを悪いと言うつもりはないんですよ? 至極当たり前のことです。

 読者の一方的なワガママなんだけど、作者さんにしてもそれは嬉しい訳です。当たり前です。だから返信ももらえます。でもそれが1つ2つなうちはお互い幸せでいられますが、それが百や二百になるともう作者さんのキャパを超えます。返信だけで執筆できなくなっちまいます。

 ランキング上位の作者さんで感想欄閉じてる人が多いってのもこれが主な理由なんでしょうね。荒らし対策もあるんでしょうけど。

 しかしそれも難儀な話です。自分だって自作にひとつ感想もらった程度でお義理と分かっててもドーパミンダダ漏れの嬉しさですもん。興奮して寝付けないですもん。感想くれた人に感謝したいほどです。しかも底辺なので同情されてるのかネガ感想も来ません。底辺バンザイ! でも感想もらいまくりの人気作者さんはそんな感動も味わえないわけです。その中には悪意ある感想や勘違い感想もあるのでしょう。


 かく言う自分にしたって脳内妄想垂れ流しの身勝手感想送りまくって作者様に負担を強いてるって自覚はあります。一方的過ぎて逆に間違って受け止められてしまって自己嫌悪に陥ったことも一度や二度ではありません。そうかと思えばその作者様に自分の投稿した作品まで読んでいただいて、わざわざ感想いただいたことさえあります。ご自身の執筆だけでも大変であろうに、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、やめらんない。元々自分はそういうことが好きだから。そういう楽しみもあるのが小説投稿サイトの魅力でもあるから。感想機能がなければ自分はもしかするとなろうを利用しないかもしれません。これは自分だけでなく、気にしてる作者さん、読者さんもきっと多くおられるでしょう。


「読んだのならできれば感想ください」って人もいるでしょう。「感想送ったのに返信してもらえない」って人もいると思います。「感想欄閉じられると拒絶されてるみたい」というのもよく分かります。「ネガな感想はしないでください」って人ももしかするといるかもです。作者さんの気持ちはそれぞれでしょうから自分にはよく分かりません。ただ読者としての立場から同輩に言わせていただくなら「感想送るのはいい、でも返信は期待してはいけない」ってことです。感想がポジであれネガであれ、作者さんの大事な時間を費やして読んでもらえてるってだけでもありがたく思わなければ。


 アイドルとファンの垣根を低くしたために変な事件が起きるように、なろうでも変な事件が跡を絶たないようなら、いつか大きな垣根ができても文句は言えないでしょうね。

 感想なんか書く奴はクソ、自分は自分にそう言い聞かせつつ、感想書きまくっては大好きな作者様に負担を強いているのです。

追記


 今回このエッセイ校了して、かつて感想送って誤解させてしまい、気まずくなってた作者様に謝罪感想送ろうと決意しました。それがどういう結果を招くかは分かりませんが、自分の中でけじめがつければそれでよしとします。このエッセイ書いててよかった。

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