変わらない
久々の投稿……!
ごちゃごちゃしてるかもしれません………。
「ただいま」
「おかえり~」
家に帰ると妹の希がいた。希の特徴は茶色がかった黒髪の三つ編みだと思う。僕の一つ下で、今は中学三年生だ。ちょっと口が悪いけど、根は真面目だから頼りになる。ただ、いくら家だからってホットパンツにユルいTシャツってどうだろうか。
「希、だらしないよ?」
「いーじゃんべつにー。兄さんに見られてもかまわないよー」
「まったく。家でも身だしなみはしっかりしないと」
「はいはーい」
いつもこんな感じだ。希は僕をなんだと思っているんだろう?家族なら何ともないのか?それとも男以前の問題か。はぁ………。なんにしろ、僕に興味は全く無いということだ。服装だけみればギャルっぽいけど、いま希は勉強をしている。根は真面目なんだけどなぁ……。
「ご飯できたら呼ぶから、ちゃんと来てね?」
「はーい」
集中してるから、多分呼んでも聞こえないかな。希はいつも集中したりすると音楽聞いたりするので、声が届かない。そうなったら呼びに行くだけだけど。
さて、今日何を作ろうかな。うーん今作れるのは………よし、カレーライスを作ろう。ちょうど良いし、食材もある。よし、頑張って作るぞー!
―――――――――――――――――――――――
「希ーご飯出来たよー」
………………やっぱり返事がない。よし、見に行こう。僕はエプロンをたたみ、火を切ってから希のいる居間に向かう。
「……………」
寝ているのかと思ったけど、かなり集中している。もう周りには何も見えていないかのようだ。あまり遅くなるのもいけないので悪い気はするけど、呼ぶことにする。
「希、ご飯出来たよ」
「あ、うん。今いくー」
「今日はカレーライスだよ」
「ほぅ……分かっておるではないか」
「ははっ本当に好きなんだね」
「兄さんのはお母さんのと同じ味付けでマジ美味しいからね~」
カレーライスは母さんがよく作ってくれたからか、僕も好きになっていた。希もそうなんだろう。今は父さんも母さんも仕事が忙しくて、海外赴任してるけど、僕らは2人とも家事ができるからさほど困っていない(母さんたちもそれを知ってるから海外赴任したんたけどね)。
「明日は雨かな」
僕は雲が覆い、暗くなっていく夜空を見て、ふと、僕はそんなことを思った。
次回の投稿は、いつになるだろうか………。