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第8話 ユマニチュードの原則 その① 「見る」

 さて、まず「見る」とは、ただ見るのではありません。

 これは、「ユマニチュード」の中でも特に一番大事なことです。

 

 

 「まずは本人の視界に自ら入っていき、こちらの存在を認識してもらう必要があるとよ!!」



 読者の方で、こんなことを経験された方はおられないでしょうか?

 「認知症の方となかなか視線が合わない、こちらを見てもらうために肩や腕に触れたらものすごくびっくりされた」


 認知症とは、そもそも視野が狭くなるものであり、なかなか視線を合わせることが難しい病気なのです。

 重度になると寝たきりになるほど動きが制限される病気ってことを考えれば、ああ、なるほどと思いませんか?


 ましてや認知症の方の身になって考えてみれば、見えていないのは、いないのと同じ。


 見えていないのにいきなり肩や腕を触られるのです。

 ……これって、結構失礼なことだと思いませんか?


 

 まずは相手の目線に自分が入らなければなりません。

 そのためにはまず、同じ目線の高さに自分の顔を持ってきます。

 そして20cmほどの近距離で、親しみをこめた視線を送ります。


 認知症の方を見ているあなたの表情はどんな表情ですか?

 あなたの表情と目は、「私はあなたの味方ですよー、意地悪しませんよー」ということを伝えられていますか?


 追記)

 ケアに携わる方は、もう一つレベルアップして、「見る」だけでなく、「見つづけ」ましょう。

 目線を外さずにケアをする……けっこう難しいことですが、見つづけながらケアをすると認知症の方のケアの受け入れがぐんと良くなりますよ。

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