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第5話 他人事じゃなかとばい!!

 さて、前回認知症の症状について、私が遭遇してきたものを挙げてみましたがいかがでしたでしょうか?

 読者の方でびっくりされた方も多かったのではないのでしょうか。

 認知症について、聞いてはいたけどここまでなのか……と思われた方も、もしかしたらおられるかもしれません。


 私自身も、医療従事者でなければ認知症が他人事のように聞こえていたことでしょう。


 ですが、認知症というのは知識がある、無いに関わりなく全ての人に身近な存在なのです。

 決して、病院や施設だけの話ではありません。

 

 老いというのは誰しも確実に経験するものであります。

 人間は不完全なので、生から死へと続く一本道を歩いていかなければなりません。


 ふだん病院や施設に行く機会がないとしても。

 例えば読者のみなさんの身近で捜索願が出されているおじいさん、おばあさんがいるとしましょう。

 認知症を発症しているゆえに自分の帰るべき場所も、連絡先もわからなくなったのです。

 

 どこに行けばいいのでしょう?


 お腹も空いてきました。


 知り合いは見当たりません。

 そもそも顔をすぐ忘れてしまうのです。 


 交番に駆け込むなんて発想はそもそも浮かんできません。


 日も暮れてきました。


 お金も僅かしかありません。


 どうしたらいいのでしょう?



 ……これは、近い未来における貴方自身の姿かもしれないのです。

 

 まとめましょう。


 

 「認知症は、他人事じゃなかとばい!!」



 だからこそ今この時に、認知症の方々を理解する必要があるのです。

 その理解がいつか、将来老いた自分自身を助けることにつながるかもしれません。



 ※今は地域で認知症の方々をサポートしようという取り組みがなされています。

 例えば、福岡県 大牟田市では地域での認知症支援体制を作る先駆けとして、2002年よりさまざまな取り組みがなされてきました。

 取り組みの代表的なものとして、「大牟田地区高齢者等SOSネットワーク」があります。


 このネットワークは行方不明となった認知症の方を保護するために、行政や一般市民などが素早く連携できるシステムのことです。

 

 貴方の町ではどのような取り組みがなされていますか?


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