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第10話 ユマニチュードの原則 その③ 「触れる」

 「触れる」、今も昔も愛情表現というものはぬくもりのある手で優しく触れることではないのでしょうか?


 聖書に出てくるイエス・キリストも、らい病(ハンセン病の旧名、外見的変化として皮膚がぐずぐずに崩れてしまう)の人を奇跡で癒すときには実際に手で触れられました。

 当時の慣習では、らい病患者は触るなんてもってのほか、人々から忌み嫌われ場合によっては石を投げつけて追い払われていました。

 

 そのような扱いをされていた人が、キリストから実際に手で触れられた時の気持ちはどんなものだったのでありましょうか?


 さて、話をもとに戻しますが具体的にどう認知症の方に「触れる」のでしょうか。


 これも①、②が無関係ではいれません。



 「まず初めに言葉をかけながら、優しく静かに触れるとよ!!」



 無言でいきなり触るのはNG!!

 相手を驚かせてしまいます。

 まずは声掛けしてからのソフトタッチでいきましょう。

 

 触り方にもコツがあります。

 背中や手、肘などを優しく包み込むように手のひらを使って触れましょう。

 がし!!、っと犯人を連行するように相手の腕を握ってはいけません。


 これ、認知症の方だけでなく年配の方にも評判がいいみたいです。

 この方法に気をつけることで「あんたは優しかねえ」って言ってくださることが多くなりました。


 もちろん認知症ではない方で、触れられるのを嫌がられる方もいます。

 セクハラになってはいけないので注意しましょう。  


 ちなみに私の中での最近の流行りは、「握手」を足掛かりにしてコミュニケーションを取ることです。

 エセ外国人になって「ナイスチューミーチュー!!」って言いながら握手すると、相手の方も笑顔で握手しかえしてくれたりします(笑)


 これもユマニチュードの賜物でしょうか?


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