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社畜が送る異世界デスマーチのすすめ  作者: Maskwell
一章 異世界に転生できたよ!
4/40

二話 さて、俺は誰でしょうか?

俺がこの世界に転生してから数日が経った。


分かったこと、分からなかったことをまとめてみようと思う。


分かったこと

・ここは間違いなく異世界で、文明レベルはそこまでは低くない。


・ただ、電気はない。すくなくとも、生活に利用はしていない。


・俺の名前が「オーカ」ということ。


・メイドは以前の三人以外にも複数人いること。


・この世界の基準はわからないがおそらく裕福な家庭だということ。


・俺には二人の姉がいること。


・母乳は意外とおいしいこと。




分からなかったこと

・自分の姿。結局鏡はまだ見つけれてない。


・魔法など前世には無かった技術の存在。


・父親。全く顔を出さない。なんなら有性生殖を行わない種族という可能性まで考慮しだしている。


・言葉。まだまだ理解できない。そもそも、こちらの言葉を聴く機会が思ったより少ない。母はともかくメイドはほとんど俺のいる場所では話さない。姉達はよくなにかしゃべってくるが、まだまだ憶測の域を出ない。


・何故か母親には欲情しない。これが血というものなのか。


・俺の思考がどこで行われているのか。俺の体は間違いなく赤ん坊だ。すぐに腹は減るし首はまだ座ってない。それなのに、思考は前世のような大人の思考ができる。むしろ、前世よりもよりクリアになった気さえする。さすがに生後1週間やそこらの記憶はないのでこんなものなのかもしれないが。



俺は早く外の世界が見たかった。


俺がこれから生きていく世界がどんなものかこの目で見たい。


その為にも俺は今はひたすら睡眠と食事に励むしかなかった。


それ以外今の俺にできること言えば、頭に生えた角を弄るのとこういう答えの見えない思考を繰り返すだけである。


あぁ、どうか顔までヤギみたいでないことを切に祈る。


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