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Bラヴィエータ 共通シナリオ①話


―――宇宙暦3200年、宇宙の片隅にある星で矮小な者達は生きていた。


「そっちにいったわ!」


チームメイトの一人ビー子が獲物を生い立てる。


「あとはお願いラヴィエッタ!」

「まかせて!!」


向かってきた大蜂モンスターをナタで斬りつけて蜂蜜を吹き出させる。

流れ出た蜜は専用の吸引機で残さず収集した。


「あーつっかれたー」


私の住む惑星グリテアは土地の大半は植物で占められ、緑の星とも呼ばれている。


三つほどある区分けエリアのひとつ“ハニカムランド”で私達は蜂蜜を狩る仕事をして生活している。


「今年はとうとう女王蜂(クインビィ)候補の発表だね」

「ラヴィエッタが選ばれるんじゃない?」

「まさかー」


仲間とはいえ皆は女王になりたいが為、互いに牽制しあう。


女王候補は50年に一度、蜂蜜狩りを唯一許された“ビーズハンター”をしている私達から選ばれる決まりらしい。

ハニカムランドの女王となるには蜂蜜をたくさん狩らなければならない。


「てかなんでみんな女王になりたいんだっけ。お妃ならともかく国を納めるなんて大変よ?」


ビィ菜がたずねてきた。


「あー特にビーレオッテなんか、お嬢様なのに張り切ってるよねー」


私があいずちをうちながら隣のビー子を見る。


「ああ、女王になるとグリテアの有力貴族と結婚できるからみたいよ」

「えー女王様ってお金持ってるじゃん?」

「逆に言うとビーズハンターは女王蜂にならないと一生独身が多いらしいわ」


――そんなジンクスがあったなんて、初耳なんだけど!?


「あー勇ましい女はモテないってこ……」

「ちょっと蜂狩ってくるね」



私は一心不乱に捜索を開始した。


「女王になってイケメン貴族ゲットだぜ!!」


私は道端の石ころを蹴った。


「ってーなあ」

「げっ」


幼馴染で昔からライバル的存在のドゥブロヴィニクだ。


「なんだお前か、どーしたよ久々にお兄サマの顔を拝みにでもきたか?」


彼は男爵家の次男で傲慢で、やたら女にモテる。

相手にするのも面倒で、今後一切関わりたくない。


「貴様、なにをしている!」


青年が私を背に庇い、ドゥブロヴィニクに剣をむけた。


「グリスコルさん!!」


青年ミラド=グリスコルは次代の女王補佐候補と名高い女王護衛騎士の副隊長だ。


「貴様が彼女に仇なす者であればこのばで処断する」

「ドゥブロヴィニク、ここは(ドローン)立ち入り禁止なのになんでいるの」


私は奴に問いかけた。


「そいつはいいのかよ」

「質問に答えてないじゃない。彼は護衛隊だから許されてるの」


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