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□登場人物紹介
【カレシン】
物語の主人公。かつては「剣妖」と呼ばれるほどの剣の遣い手であったが、わけあって罪をつぐなうための旅に出ている。
【アナベル・リィ】
西のクレスト帝国で、〈水の乙女〉とよばれる司祭の女。ある使命を帯びてアルカディアの地をおとずれているが、祖国から追われている身でもある。
【ルクレツィア】
カレシンのもと恋人。故人。
【ナザール】
旅の吟遊詩人。若々しく威勢のよいしゃべりを見せる。北方の荒野の出身らしい。
【ルヴィア・ロンバルディア】
エレッセアの都市貴族に仕える侍従。隷民出身で、自由を夢見ながら、夜な夜なぬすみを働いている。
【教主】
クレスト帝国の新興宗教〈イザークトの子ら〉の教主。その素性は謎につつまれており、「現代に蘇った魔法使い」とも影でうわさされている。