第1話・リクエストボックス
キーンコーンカーンコーン…
「はぁい!お昼を過ぎました!マジカルビートの時間だよー!」
「相変わらずテンション高いね(笑)」
「そーかなぁ?w」
「そうだよ(笑)少なくとも、私の100倍は(キリッ」
「ちょ、そんなことないから!!
と、言うことで、本日の担当は私!風波遥と!」
「私、篠木知佳がお届けします!」
「さて、今日のリクエストナンバーはこちらっ!」
「えーつまと、ニックネームチェリーブロッサムさん。リクエストありがとうございます!【一年生も入り、部活動も賑やかになってきました。毎日がすごく楽しいです!】それはいいですね!」
「そんなチェリーブロッサムさんのリクエストは、《ハッピートゥモロー》!これ、私も好きなんだよね!!」
「「それでは、どうぞ!」」
♪~♪~♪
「ねぇ。」
「どうしたの?知佳。」
「これ、なにかな…。」
放送の裏でリクエスト箱を見ていると、
「手紙…か?」
四角い便箋にシールで封。これはまさか、あの古典的な…
「「ラブレター!?」」
「え、どうするの?」
「そ、そうだね…えと、んー…」
「持ち主に返すのもちょっと…だしね…」
「返せれば返したいけど、呼び出しだなんてそんなこと、かわいそうだもんね…」
んー、と、二人して頭を抱えていた。