僕が自らを殺す時
掲載日:2014/01/28
つまらない。
ぽっかりと空いた穴を埋めるには、どうすればいいのか。
些細な事でもイラつく。
目に映る凡てを、破壊したくなる。
壊したい欲求が高まる。
手当たり次第に、壊して、壊して、壊す。
テレビもステレオも携帯もパソコンも、壊す。
猫も犬も・・・祖父も祖母も父も母も妹も、壊す。
・・・しかし、埋まらない。
ぽっかりと空いた穴は埋まらない。
寧ろ、じわりじわりと広がってゆく。
埋まらない、不満。
壊したい、衝動。
街をふらつく。
どいつもこいつも、笑いやがって。
不満、不満、不満。
壊してやる。
ガシャーン!!
キラキラ、キラキラ、目障りなんだよ。
ガシャーン!!
きゃあきゃあ、騒ぐな!
ガツンッ!
よし、それでいい。
静かにしとけよ。
一人、また一人・・・、壊していく。
それでも、埋まらない。
煩いなぁ。
サイレン鳴らすなよ。
煩い。静かにしてくれ。
ああ、そうか。
僕の耳が聴こえなくなればいい。
僕の目が見えなくなればいい。
僕の心が無くなればいい。
僕を壊せばいいんだ。
なんだ、簡単な事じゃないか。
あははは。
なーんだ、本当に簡単だ。
タンタンタンタン・・。
がチャリ・・キィ・・バタン。
コツンコツンコツン・・・。
ガシャ、ガシャ、ガシャ・・。
あははは。
これで、きっと僕の穴は埋まる。
トンッ。
ヒュォォオオオォォオオ・・・。
―――――――グシャリ。




