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第8話

いきなり過ぎる設定がありますのでご注意下さい。


それでは、どうぞ!

〜カイside〜


生物部か〜、どんな生き物いるんだろう。楽しみだなぁ〜


「はい、ここが生物室だy……」


「いたーーーーーー!! 」


そんな叫び声が聞こえるとともに、俺の体が抱きかかえられた。


「た、タイガ!? 」


「カイ……てめぇ、よくも置いてってくれたなぁ〜〜」


やばい、顔は笑ってるけど目が笑ってない!!


「いや……その……」


「くすぐりの刑だ!! 」


そう言って、くすぐってきた。


「あ、ちょ……あ、あはははは!! あは、お、お願い!! 止めて!! 」


「止めるか、コノヤローー! おらおらーー! 」


「あはははははははは!! ご、ごめんなさい!! 」


「ずっと、抱きつかせてくれたら許してやる。」


「あはははは!! わ、分かった。分かったから!! だから止めて!! 」


「よぉ〜し、それなら許してやる。」


タイガは、そう言うとくすぐる手を止めて俺に抱きついた。


「うお〜〜♪ カイの毛って意外と柔らかいなぁ〜〜♪ ここもフサフサしてるし♪ 」


「ひゃいん!? 尻尾を掴むな!! 」


「カイ…お疲れ様。」


「トモヒコ…た、助けて……」


「カイ…私にも……」


「ソーマ、諦めて……そして助けて……」


「カイ君、目的忘れないでね? 」


「忘れてないです。でもこうしなきゃ俺が笑い死にそうだったので仕方なくです……」


いや、あのくすぐりは本当に死にそうだった。


「ところで、今からどこに行くつもりだったんだ? 」


「生物室だけど……」


「え…マジか? 」


タイガの顔が少しこわばったな……どうしてだ?


「どうしたんだ? 」


「え、いや……大丈夫か、お前? 」


「え、あぁ、多分大丈夫だと思うが……」


「まぁ、とにかく入るよ。」


ハクさんが生物室のドアを開けた。


「……なにこれ…」


中には、変な生き物ばかりだった。なんか、スライムみたいな奴もいれば、毛むくじゃらのボンボンもいる…うん、こっちは可愛いと思う。


「……まぁ、さっきも言ったとおり、ここは生物室だよ。まぁ、いるのは魔物だけど……」


「魔物って……」


なんかいきなりファンタジー……?

いやいや……いくらなんでも急展開すぎじゃね……?


「実際、この周りの森には本当に魔物が沢山いるよ。だから、よくここら辺にも出てくるんだよね〜〜……」


平然と答えるハクさん


「いやいや、大丈夫なんですか、それ……」


「ん〜…まぁちゃんと防衛隊もいるし…高2になれば、武器の使い方とか学校でもちゃんと教えてくれるから大丈夫だよ。それに、魔法学もあるはず何だけど……まだやってない? 」


「あぁ、そういえばそういうのが明日ありましたね……」


本当は知りません、そんなのあったんだな……いや、ちゃんと時間割見てないだけか……


「一階の図書館にも、本あるからカイ君、借りといたら? 魔法は向こうの世界には、無かったんでしょ? 他科目はカイ君の世界にもあったみたいだから大丈夫そうだけど、魔法学は結構重要だから、ちゃんと勉強しといた方が良いよ。」


マジですか……ていうか、皆が魔法使ってるところ、一度も見てないんだが……


「はい、そうします…」


「わからないところがあったら、俺がちゃんと教えてあげるからさ。」


今のハクさん…正直かっこいいと思った自分がいる……


「あ、ありがとう…ございます……」


何故赤くなる、俺!?

しかもつい俯いちまった!!

おい、俺!こんなことしたら……


「可愛いなぁ、カイ君は……」


やっぱり…頭撫でられた……

だけど、気持ちいいから良いや…


「 ♪ 」


「……カイって、ハク先輩の事好きなのか? 」


「……ふぁい!? な、何急に変な事言ってんだ、タイガ!! 」


「いや、だってさ……俺には見せてくれないような笑顔とかハク先輩には見せてんじゃん。」


「……それは、お前が無駄に抱きかかえたり、抱きついたりするからじゃないか? 今そうしているように……」


因みにまだタイガに抱きつかれたままだ。

正直暑苦しい……しかもさっき変な質問されたから余計暑い……


「う〜〜ん、それもそうか……よし、もう十分カイの温もり感じたしもういいか。」


タイガがそう言って、俺を解放した。

俺は、されたと同時に直ぐにハクさんに抱きつく……涙目で。


「ハクさ〜ん、恐かった……」


いや本当に恐かった。

もう、死ぬんじゃないかと思うくらい…


「よしよし、恐かったんだな…もう大丈夫だ。俺がいるから……」


ハクさんは、そう言うと俺を抱きしめて、頭を撫でる。


「カイ〜、俺にも抱きついt…」


「誰が抱きつくか、この変態馬鹿虎! 」


「ソーマ〜、カイが冷たい……」


「……知るか、自業自得だ……」


「トモヒコ〜……ソーマも冷たい……」


「僕も、タイガの自業自得だと思うよ。」


「……うぅ……」


タイガが、周りの冷たさにとうとう何も言わなくなった。


「……ところで、カイって頭を撫でられるの好き? 」


トモヒコのいきなりの質問に少しキョトンとする。


「え…な、何で? 」


「いや…だってさ、皆がカイを撫でると、顔は恥ずかしそうにしてても、尻尾をもうそれは嬉しそうに振ってるから…犬獣人でも、そんなに振らないよ? 」


「え……ま、マジで? 」


「うん、マジ。」


「て、そんな事はいいよ! ほら、次行きましょう、次! 」


「あ、うん、そうだね。えっと、次は技術室かな? 」


〜〜〜〜


「はい、ここが技術室。理工学部もここを使用しているんだ。入るよ。」


中では、部活動中だった。


「お、ハクじゃねぇか!どうした? 」


近くの虎獣人がハクさんに気付いて声をかけた。


「ちょっと、この子に学校内の案内をしようとね。」


ハクさんは、俺の頭を撫でながらそう言う。


「そいつが、お前の言ってた奴か。まぁ、ここはみてのとおり、技術室だ。たまに先生が、機械を発明したりして、その発明品が置いてあるが……まぁ、気にするな。あとは、特に無いかな? 」


……特に無いんですね……

まあ、仕方ないか。他に別の学校と違うようなところ無いしな……


「わざわざ、ご説明ありがとうございました! 」


俺が頭を下げると


「ハク、この子はイイ子だな。俺がもらっt……」


「殺すぞ? カイ君は渡さないよ。」


ハクさんが物凄い殺気を放っている……怖い、怖いです……


「じ、冗談だって……わ、悪かったな。」


「そう……ならいいよ。カイ君、次に行こうか? 」


「あ、はい…… (ハクさんが滅茶苦茶怖ぇ……) 」


「 (……ハク先輩、すごく怖かったね……) 」


「 (ハク先輩って、滅多に怒らないけど、怒ると超怖ぇって噂、本当だったんだな。) 」



「 (……あれは、絶対に逆らってはいけない獣人(ひと)だな……) 」


「? どうしたのみんな? 」


『何でもありません!! 』


「……綺麗にハモっちゃって…まぁ、良いや。次はゲームボード部の部室だったね。こっちだよ。」


〜〜〜〜


「ここだよ。」


「ここだよって……隣ですね。」


……区切った意味あるのか……?


「カイ君….それはここでは思ったらいけない事だよ? 」


「ココロ読まれた!? ていうか、そういうハクさんもそれ言ったらアウトですから!! 」


「まぁまぁ、細かい事は気にしない♪ 中入るよ。」


「ぐぐぐ……そうですね、気にしちゃ駄目ですよね……」


もう、余計な事を気にするのはやめようかな……


中に入ると、部屋の名前通り、沢山のボードゲームがそれぞれの机に置いてあった。


「すっご……」


「ここがボードゲーム部室。部活動でも使われるけど、ここは休み時間とか放課後には、部員じゃない生徒もボードゲームで遊んで良いんだ。」


「え、良いんですか!? 」


「うん、何でも皆にも遊んでもらいたいとの事で、部長が許可したんだよ。」


凄いなぁ…普通だったら許可しない……よな? 多分…少なくとも俺のいた世界の学校では、それは無かったな。


「まあ、今ここで遊ぶのも良いけど……さっさと一階の案内も済ませて帰りたいんだよね〜…」


「じゃあ、早く一階に行って帰りましょうか。」


「よし、で、一階は、図書館とか、教員室とかだけだからな……図書館行くか。」


「分かりました。……魔法学の本借りないとな……」


「取り敢えず、基礎の奴を借りれば良いだろ、探すの手伝うよ。」


「僕も手伝うよ。」


「……私も……」


「ありがとう、みんな。」


……一獣人(ひとり)言ってない奴がいるが……


とにかく、魔法学は何とかなりそうなので安心した…


第八話、終わりました。


いきなり過ぎる設定、すみません!


感想お待ちしております。

批判はソフトでお願いします……


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