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復讐日記  作者: 早川 奏一
立志編
1/3

プロローグ

 俺は、15歳の普通の学生だ。

 いや、普通の学生であったというべきか。

 

 あの男が来るまでは。


 その男は、40歳の、世間でいう{おじさん}と言っていいくらいの人だった。

 身なりは、ジーパンに、コートをまとって、まあ普通な見た目である。

 身長も173とまあ普通である。

 ただ、その男はやけにごつくて、なんか俺殺されるのではないかという恐怖をその時覚えたほどだ。

 

 その男が急に

 「早く俺についてきてくれ、でないとお前は殺される。」

 と言ってきたのだ。


 何を言っている?

 俺には訳が分からない。

 そもそも、あなたと私は初対面であるのに。

 俺は、断ろうとした。

 しかし、彼は俺の意見なんかそっちのけで誘拐したのだ。

 

 そんなわけで、俺は今車の中で監禁されている。


 いやどういう状況。

 俺死ぬのかな。

 いやだ、死にたくないよ。

 俺だって、まだ、お酒も飲んでいないし、海外にも行っていないし、何といっても女子とHなこともしてない。

 どうせだったら、俺の好きな琴葉ちゃんに告りたかったよ~。そうして、あんなことやこんなことしたかった。たぶん断られるだろうけど。


そんな妄想をしていた時、俺を誘拐したくそ野郎が、俺に話しかけた。


 「ごめんな、こうするしかないんだ。大丈夫、光、お前にひどいことはしないから、今はおとなしくしてくれないか。」


 

 「誘拐犯、なんで俺を誘拐した。身代金か、言っとくが俺の家には、お前が望むような大金なんてないんだぞ。てか、なんで俺の名前を知ってるのか、さっさと答えろ。おい聞いているのか。」


 俺は、叫んだ。

 意味ないことくらいわかっていた。

 でも、叫ばずにはいられなかった。

 だって、死ぬかもしれないんだぜ。

 15歳で死ぬなんて、だれが想像するのか

 これからだってのに。


「悪い、説明している暇はないんだ。ひとまず俺のゆうことに従ってくれ、でないとお前は死んでしまう。」


「どういうことだよおい。お前何様だよせめて名前を名乗れよ。」


「俺の名前は、羽田楓だ。これでいいか、頼むよ睡眠薬を使いたくはないんだ。」


 睡眠薬そんなものを持っていたのか。

 まあそうか誘拐するくらいの人だもんな、そんなもの持っていてもおかしくはない。

 そもそも俺、結構誘拐犯に恐ろしい物言いしたのではないか。

 生殺与奪の権を持っているのはあちらなのに。

 俺は、そのことを悟りしゃべるのをやめた。


「いい子だ。待ってろすぐにつくからな。そうしたら、自由にしてやる」


 そう言って俺は、誘拐犯のなすまま、車に乗った。



 

 

 

 






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